ポルシェに使われている車種の名称で ”SC” の語源を正確にご存知の方はおられませんでしょうか？ 確か最初に ”SC” が使われたのは356SCで、次に911SCがあったように思います。

Question

SUPER CARRERAという説もありますが、当時のCARRERAを性能的に遥かに上回る
車でもありませんでした。

補足

”SC”という名称が初めて使われたのは、1964年に356Cの上級バージョンとして356SCが登場した時であった ように思います。それ以前には、356スーパー９０というモデルが存在していたので、”SC”はスーパーC か、もしくは356SCにはゼニスに替えてソレックスのキャブレターが付いていたので、ソレックスの頭文字の ”S”のようにも考えられます。 その時代には356にはDOHCエンジンを搭載したカレラは既に存在していました。 これは飽くまで356に通じることであって911SCとは無縁であります。 1977年に3.0カレラがなくなり、性能的にもグレードダウンしたため、356時代の”SC”という名称を特に 根拠もなく911にも付けたということは考えられませんでしょうか？

Answer 1

92年のターボに乗っています。
SCの意味については、ポール・フレール氏の911のすべて、別冊CGポルシェ911 31年のすべてなどの本を読み返してみましたが、SCの意味のコメントが記載されていなかったので、想像になってしますのですがこんな感じではないかと思います。67年に911Sが発表された時にはSはスポーツのSの意味であると記載あったので、Sはスポーツでいいのではないかと思います。Cについての記載は全くないのですが、Cは多分、クーペの意味のCではないかと思います。よって、SCはスポーツ・クーペの略ではないでしょうか？でも、後に、SCガブリオレが出ているのでそれを考えると違う気もしますが、もしかするとSCは特別な意味のないただの呼称なのでしょうか？
カレラの頭文字Cは別にカレラシリーズがあり、性能的にはカレラを下回っているので、あえて使用はしないと思いますが・・・。
追記
すいません。ポール・フレール氏の911ストーリー（題名まで間違えてました）の中に少しだけ記述がありました。78年から924および928といった水冷FRポルシェの生産に移行していったため、911の生産ラインは縮小され、自然吸気系は77年までの2.7ℓ911＋3.0カレラから、カレラボディを使って（リアのフェンダーにフレアがある）、カレラ3.0の200psから180psにデチューンしたSCとなった。（正確に記述を写してはいませんが）これを見ると2種類あった自然吸気モデルを１種類とするため、SとカレラCの中間モデルという意味でSCとなったのではないでしょうか？その後、SCはEUモデルのみポルシェ社の911におけるカレラの基準である200psを超えていましたが、１モデルということもありEUモデルのみのカレラの名称を使用せず、3.2ℓに排気量upしすべての国向けが200psを超えた84年モデルよりカレラの名称を復活したようです。3.2カレラの発表時にポルシェ社のコメントとして自然吸気エンジンの性能が73年のカレラRSを超えるに至り自然吸気エンジンの車のすべてにカレラの名称を与えるとあります。また、日本仕様にあったSCSというモデルの解釈もSCのS（スポーツ）版（足回りが１ランクupされたモデル）として意味が通じますし、SCガブリオレもSCのガブリオレとして意味が通じると思います。だけど、これも正確には記載ないので推測なんですが・・・・。

Answer 2

複数のポルシェ関連の本にもSCの語源は見当たりませんでした。ポルシェの系譜ではtタイプ名、他の本では形式名になっています。３５６C／１６００Cは、７５PSで９５PS仕様は３５６C／１６００SCになります。１９７８年に９１１の排気量２.７Lを３.０Lに拡大、リアフェンダーが膨らんだカレラボディを用いて９１１SCになっています。同時期に全部かは？ですが、オプション(スポーツサスペンション、１６インチホイール、フロントアンダーカバー、ラバー製のリアスポイラー)内装も違う？と思いますが、日本専用モデルが、９１１SCSです。個人的には９１１の場合、カレラ、ＲＳ、ＲＳR、記念モデルのLTD等は、意味？語源があるようですが、SCは９１１の仕様、形式名？ではないかと思います。語源が分かれば知りたいですね。