2005年1月
■2005年1月
マイバッハは2002年9月に登場したダイムラー・クライスラー社の最上級高級車。同社がメルセデス・ベンツで培った高級車造りの技術や豊富な経験を余すところなく投入して開発されたクルマである。ボディサイズも最大で6メートル超と圧倒的な大きさ。室内空間もしかりで乗員に最大限のくつろぎを与えるそれはまさにショーファードリブン。その大きく重い車体を引っ張るパワートレインは、12気筒5.5リッター・ツインターボエンジン。そのパワー、トルクは乗用車としては世界最高レベル。かつてのグローサーメルセデスやベンツ600を彷彿とさせるような超ド級、超高級なリムジーネである。2005年11月にはオーナー自らがハンドルを握ることを想定したハイパフォーマンスカーの「57S」が追加された。これはショートボディの「57」をベースに排気量を6.0リッターにまで拡大したV型12気筒のツインターボエンジンを搭載し、450kW(612ps)/1000Nm(102.0kg-m)の圧倒的な動力性能を誇るモデル。専用の特別塗装色を採用した外観やナッパレザーのシートやカーボンを使ったトリムによる内装など、超豪華な仕様が施されている。2007年2月には、AMG社のチューンにより450kW/1000Nmのパワー&トルクを発生するV型12気筒6.0リッターツインターボエンジンを搭載した「62S」を追加した。専用のボディカラーや専用デザインの20インチアルミホイールによる外観や超高級素材を使った内装など、マイバッハの中でも特別な仕様が施された。