ニックネーム非公開さん
マセラティ クアトロポルテ
グレード:標準車_LHD(AT_2.8)
1995年式
乗車形式:マイカー
最期のデトマソマセラティと確信して購入して、早3年近く4万キロ走破しましたが、手は掛かるしそれなりにパーツ代も掛かりますが、乗ってて背筋が伸びる車は初
2009.12.14
- 総評
- 最期のデトマソマセラティと確信して購入して、早3年近く4万キロ走破しましたが、手は掛かるしそれなりにパーツ代も掛かりますが、乗ってて背筋が伸びる車は初めてですし、内装の手入れ、機関の音にここまで神経遣ったのも初めてです。車のるのになんでこんなに神経遣う必要があるのかと思いましたが、今は次の車を考えること無く乗っています。もし、パーツ代、トラブルに躊躇されて思い切れない方は、取り敢えず買われては如何でしょうか?あと5年、10年後には確実に程度の良い個体が減ってるのは想像に難くないですし、今は手の掛かる車が敬遠されていますので、安く購入出来るかと思われます。まあ、デルタやテーマ、75、164をそれなりに所有された方なら、クリアー出来るかと思いますね。ハードに乗りたい方はギブリ(カップ、MT)、シャマルがお勧めですし、私も最後迄、この2台は悩みました。買った時は口も聞いてくれなかった家族ですが、今ではどこに行くのにもマセラティになってしまいました。壊れたらもう一回前期型を探して買いたいと思ってます。
- 満足している点
- この車は、世俗からかけ離れた独特の世界観が全てです。これを享受出来るなら比較するものが無いほどオンリーワンであると思います。外観は見ての通り最近のハリボテのイタリア車に無い、凛としたスクエアーなデザインをしていますが、これで大人4人が楽に乗れて、それなりの荷物も積めて、それなりのハイペースドライブもこなしてくれます。内装は新車時の状態をキープするのは至難の業ですが、努力すれば乗る度に満足出来る空間になるでしょう。ほんとはエボになる前の最終型と言われる個体が欲しかったのですが、中々程度の良いのが無く、それならエボよりも内装の伝統工芸を尽くした初期ロットが良いですよ。と知り合いに勧められてこの初期V6にしました。エボと比べると足廻り、ブレーキ関係、建付け等の粗が明らかに感じますが、内装の作り込みはエボの比ではありません。ただ、極力トラブルを避けたい方はエボの最終のほうがよいでしょうね。私のはV6ですが、音や吹け上がりパワー等は圧倒的にV8に分がありますね。シャマルの荒々しい吹け上がりとは違うジェントルなV8ですね。ATは前期の物より後期のほうがシフトショックも少なく不快にならないかと思います。ランチアやアルファのFR等でそれなりに辛苦を共にされて来た方は初期~前期のほうが最期のデトマソを味わえるかと思いますが、壊れて欲しくないけど、新しいクーペやクアトロ、スパイダーはちょっと、、と言う方にはエボ後期がお勧めです。
- 不満な点
- 当然ですが、電装系トラブルは蚊に刺される位あります。けれど、デルタと違って一度トラブルシューティングされると次は中々おきません(アースや、ケーブル、カプラー等をちゃんと処理しての話ですが)けれど、消耗品は早いです。ベルトは3万キロ~軽く持ちますが、ブッシュ類とホース類、ワイヤー等は結構早いです。ただ、異音、臭い、メーター類に五感を研ぎ澄ませれば、結構初期に対処出来て安くで済むことが多いのも特徴です。又、大事に置いておくと、動かしたときに壊れるのが多いのも特徴です。毎日足で乗ってからのほうが圧倒的にトラブルは減りました。朝の暖気と、ATの走りながら慣らし、ブレーキのソフトタッチ、アフターアイドリング、パワステを労われる事を厭わない方は毎日乗られる事をお勧めします。あと燃費ですが、通常ですと7kmはいくのですが、少しその気になると平気で5kmになります。あの加速感は病み付きになるので、右足にリミッターを付けておく事を覚えておいて下さい。V8は更に濃いですので、いかに心を制御出来るかがポイントですね。オイル関係ですが、結構汚れます。走り方によりますが3000kmを目安にケチらずに硬めのそこそこのを入れたほうが良いかと思います。神経遣わなくても乗れる車ですが確実に車の寿命は縮んでいきますね。832や164、デルタ等もそこそこ神経遣いますが、ドアを開けて座るのにも神経遣って、ボンネットを閉めるのにも、ウインカーレバー出すのにも気を遣うのは初めてですね。その分か確実に効果は出てますけどね。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験