マセラティ ギブリ 「最高のアナログ」のユーザーレビュー

最高のアナログ

2020.1.26

総評

スーパーカーブームの頃からマセラティには注目してきて、トライデントのエンブレムをずっと試したかったのよね。
近くにディーラーもあっていつか行きたいと思いつつ、敷居が高くてなかなか行けなかったけど、先日にはAMGにまで行く図々しさを身につけたこともあって、やっとその機会を作ることができて嬉しかった～ｗ。
（モデルみたいなお姉ちゃんがレバンテ乗って来てて、さすがだと思ったわーｗ）

そんでギブリの方だけど、やっぱりイタ車特有のセクシーなエクステリアと、まさに官能的と言えるフェラーリエンジンは格別で、これだけで満点以上と思わせるほど素晴らしかった。
もちろん、やや頼りない足回りは気になったけど、こうしたネガはこのクルマが最新の電子制御が未導入であり、まだアナログの分野が大きいからなんだろうね。
今後のモデルでデジタル技術が導入されてきたら、乗り味はまったく変わるかも知れない。

いずれにせよマセラティの、唯一無二な存在感を十分味わえた、幸福なドライブでした。
次回のチャンスがあれば、グランツーリズモに挑戦したいなぁ～

満足している点

イタ車のエクステリアデザインの色気は、他ではなかなかマネできないよなぁ。
両サイドの流麗で艶かしいフォルムには以前から注目してたし、その反面、マスクは精悍で非常にカッコいい。
もう発表から7年目になるけど、このデザインはまったく古さを感じさせないもんね。
またメタリック塗料のラメが重層的で、角度を変えると星のように動くのがオシャレだわ～
メタリックはいろんなクルマで見てきたけど、ここまで厚みを感じたことはなかった。

また絶対的なパワーはないものの、フェラーリエンジンの官能的なフィーリングも噂通りで、前述のデザイン面とこのエンジンだけで、元は取れる気がするｗ
すんごいね。

不満な点

最近のスーポティカーに慣れてると、ちょっと足回りの頼りなさは気になるかな。
少なくともコーナリングを楽しむクルマじゃないね。

またEセグとしては、ベースグレードだと樹脂っぽさ丸出しのインテリアだとは、シートがソファーのような豪華さだけにギャップが大き過ぎるような。
上位グレードは(フェイク?)レザーでカバーされてるようなんで、求められるレベルはクリアしてるけど…。

デザイン

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走行性能

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フェラーリ製V6ターボのフィーリングは、最近のダウンサイジングターボのような低回転からの大きなトルクはないけど、二千回転あたりから急にトルクがグワッと来て、気づくとスピードが上がってる感覚で、その回転にはまったく雑味がなく、感動的なほどスムーズこのうえなし。
ドーン！と来る迫力はないけど、本当にストレスなく回って、「しっとり」と言うか、よく巷で官能的と言われてるのは、こういうことなのか！
サウンドはもっと派手な方が好みだけど、こちらもまったく雑味のないクリアな"コーン"という音も気持ち良くて、フィーリングの点では今までで間違いなく最高だった。
エンジンを回すことが、こんなに気持ちがいいなんて凄いわ！
（残念なことに？フェラーリ製エンジンは各モデル現行型までで、次期型からはすべて内製化されるとのこと）

ブレーキの方は、ドイツ車的なガシッと効く感じではなく、ディスクに吸い付くような効くしっとり感で、非常に繊細で上品なタッチ。
一方でハンドリング、アクセルとも反応はリニアだが、思いのほかコーナリングでは舵角が必要であり、タイトコーナーへの対応はどうだろうか？
それほど距離がなくて試せてないけど、おそらく高速のストレートをビュッと走るクルマじゃないかと感じた。

乗り心地

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Eセグとしての乗り心地の面では、足回りが路面をうまくいなし切れなず、やや凹凸をゴトゴトと伝えて来たのは残念ポイントかなぁ。
基本設計が古いからだろうけど、静粛性もクラス平均以下に感じられた。

一方で大柄なボディもあって、室内空間はリアシートの膝下はそこそこだが、ドライバーズシートへの乗車時に頭を擦ったように、ドアの開口部が小さくて頭上の余裕もあまりない。
クラスを考えると、スムーズな乗降ができないようでは問題だろうな。

またベースグレードだったため、インテリアはダッシュボードが樹脂でやや安っぽかったものの、出色なのがレザーシートで、ドイツ車より柔らかくフカフカなソファーのような快適さ。
高級車をイメージすると、それに応えてくれるところ、そうでないところのギャップが大きいね。

積載性

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間口が狭いのが残念だが、奥行きがあるためクラス平均くらいはある。

燃費

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価格

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故障経験