ボッシュ、デンソー、ZF、マグナ、コンチネンタル等の自動車部品メーカーは、それぞれこの分野が得意な技術を持っている等の特徴はございますか？

Question

デンソーはトヨタと仲が良いという事は分かりますが、特に他の外資系自動車部品メーカーの技術的な特徴や日系自動車会社との関係、品質が高い、設計を国内で行っている等の特徴がございましたら、教えて下さい。よろしくお願いいたします。

Answer 1

詳細はすでに詳しく回答されている方がいるので省略します。

外資系自動車部品メーカーの大きな違いは、中国やインドに既に設計拠点を移していて、日本での設計を行っていない会社が多いということです。あと客先は系列を持っているトヨタ以外すべての自動車OEMとなります。日系企業と違い、最重要事項は各プロジェクトで利益を出すことです。PM(Project Manager)を中心として、各役割を果たす完全分業となります。日本に設計拠点を置かないのも高い人件費を削減するためです。

設計等の技術的な実務をしたいのであれば外資系はやめた方がいいです。語学に堪能で、その分野で既に経験があり、自動車OEMと海外設計をスケジュール通りにまとめて、目標品質の設計を海外設計者にさせるのがメインの仕事となります(Application Engineerと呼ばれる人達)。

Answer 2

ボッシュは、モーターの制御技術、世界初の電子燃料噴射装置、電子制御ブレーキシステム、レーダー式クルーズコントロール、ESP（電子安定化プログラム）
電動モーター、パワーエレクトロニクス、一体型のドライブユニットなどの電動化のコアコンポーネントを世界中の自動車メーカーに納入
ボッシュは、燃料電池技術開発など、早くから水素事業に取り組んでいる

デンソーは、自動車の熱管理技術、カーエアコンの世界シェアNo1、自動運転、走行環境・認識、HMI（ヒューマン・マシン・インターフェイス）、情報通信、車両運動制御を保有
バーコードリーダは、読み取り技術が特徴です。モノづくりの現場では、バーコードの印字面が汚れても使用に耐える製品

ZF
モーターによる減速機能とディファレンシャル機能を備え、音響的に最適化されたギア設計により高い静粛性
電気モーターとその駆動コンポーネントを連携させる新しいインテリジェント・サスペンション・システム
乗用車の高度な自動化に向けた必須条件であるステア・バイ・ワイヤ技術
新しい冷却システムのコンセプトと巻き線技術により、出力密度を向上させた電気モーター
パフォーマンスパスとセーフティパスの2つの主要部分で構成されているVirtual Driverソフトウェアスタック

マグナ
外装・構造部品、パワートレーンシステム、電子システム、シートシステム、シャシー、ADAS、クロージャーシステム、ミラー、ライト、ルーフ等を製造

コンチネンタル
高性能タイヤ：乗用車、バン、SUV向けで、最大限のスピードと正確なブレーキ性能を実現
高度な熱管理：電気自動車やハイブリッド車の航続距離を向上
セーフティ&モーション・ハイパフォーマンスコンピュータ（S&M HPC）：車両の動作を集中的に管理するための統合プラットフォーム
インテリアカメラ：赤外線照明を利用して暗闇でも操作可能