乗り心地以外は及第点
LS460を待ちきれず、購入当時はレクサス店で一番高い車だった。
ハイブリッドに燃費性能以外の能力を求めた形のこの車は高速道路で
2007.11.29
- 総評
- 乗り心地以外は及第点
LS460を待ちきれず、購入当時はレクサス店で一番高い車だった。
ハイブリッドに燃費性能以外の能力を求めた形のこの車は高速道路でも一般道でも350のエンジンにスーパーチャージャーがついたかのような加速を見せる。ほんの少し乗るだけでも溢れるパワー感が伝わるはず。
実際の馬力表示345PSは同程度のパワーを持つ車と加速競争をしても低速域の分厚いパワーで負ける気がしない。と言いたい所だが、如何せん重量が2tクラスなのでゼロ発進は苦手ではなかろうか。進みだしてからのパワーは一級品なだけに勿体無い。
内装なLSとは使っているレザーが違い本皮の良さがあまり感じられないが、デザインだけで勝負といったところか。大柄な人間だと後ろにはレッグスペースを確保しにくいところから見てもドライバーズカーであることが伺える。ダッシュボードの素材を見直して欲しいと思っているオーナーも多いとは思うが、及第点といったところか。
エクステリアは好みの問題なのであまり追求はしないが、面の張りを強調したスタイルはセダンとしてはまずまず。アリスト時代に比べプレミアム感が増したと思う。
全般的に考えて、価格ほどの満足感は無かった(納車時メンテナンスパッケージやオプションを合わせてコミコミ950万前後)。過去形にしているのは今年一杯でE550に乗り換えるから。メルセデスやBMWも乗っていたが、同価格帯ならレクサスのほうが良く感じる。が、輸入車のデザインには負けてるかな。突出したものがなく、存在感を主張せず、レクサスであることはパッと見ても気が付かない人が多い。トヨタからの派生メーカーであることが、殻を突き破れずにいるようだ。デザイン力や商品力を高めて、もうワンランク上のステイタスを得られたときにもう一度レクサスの購入を考えてみようと思う。乗ってから1年半、もしLSを買っていたらこんなに早く買い替えしなかったかも。
- 満足している点
- 溢れるパワーと、街乗りメインでリッター9km程度の燃費はこのクラスでは◎だと思う。高速では13km以上伸びる。エコ+パワーの両立が出来ているというところか。
周囲のイメージは良し悪しだが、全般的にレクサス→スマート・インテリといったところか。
レクサス店に持っていくと綺麗に洗車してくれるとこや、接客マナーが過剰なくらい丁寧なこと。
- 不満な点
- ハイブリッド車のトランクは強烈に狭い。ゴルフバッグを積みにくく、2個が限度か。
ブレーキの効きは強力な反面、欧州車と同じくホイールが汚れやすい。また専用ホイールはデザインが複雑な為、その汚れが落としにくい。ホイールコートをしていれば多少落ちは違うが。18インチというプロファイルがランフラットタイヤを必然とし、結果的に乗り心地が非常に悪い。スポーツモードにしたときの安定感は抜群だが、高速道路かワインディングでしか不要。コンフォートモードがあればよかった。また245幅なのでわだちにタイヤを取られやすい。重量のせいかタイヤが異常に減りが早い。エンジン音は静かなのにロードノイズが大きい。
2tという重量は立体駐車場で引っ掛かることも。
ハイブリッド作動時の大きな振動や、低速走行時や停止時のウィーンという不気味なモーター音。サウンドチューンしてもらいたいくらい。
LS460は出てすぐに試乗、600hもこないだ試乗したが、もう少し待てば良かったと思うこと。乗り心地や室内の広さ、先進の装備やステイタス性、完全に負けているがパーソナルカーとして買うのであれば1500万までの金額が必要かどうかは悩むところ。
下取り金額が異常に低い。レクサス乗換えではないので多少は仕方がないとは思うが、輸入車と代わらない値落ちに驚きと怒りが。
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