レクサス GSハイブリッド 「ハイブリッドのもうひとつの使い方 初のFRハイブリッド、しかもレクサスブランドでの登場ということで かなり興味があり、発表とほぼ同時に試乗に行きました」のユーザーレビュー

ハイブリッドのもうひとつの使い方 初のFRハイブリッド、しかもレクサスブランドでの登場ということで かなり興味があり、発表とほぼ同時に試乗に行きました

2007.8.28

総評

ハイブリッドのもうひとつの使い方
初のFRハイブリッド、しかもレクサスブランドでの登場ということで
かなり興味があり、発表とほぼ同時に試乗に行きました。
ハイブリッド車というと、一般にはプリウスのイメージが強いので
「エコカー」扱いされますが、ハリアー、クルーガーVのハイブリッドは
決してそれだけではない、モーターアシスト故のトルクの豊かさを走りに
振ってきたという点で「おっ」と思わされました。
この2台に乗ったことはありませんが、たまたま信号待ちで隣に並んだ時、
スタートダッシュが恐ろしいほど速いのに驚いたことを覚えています。
何かに引っ張られるように加速していく姿はある意味衝撃でした。
GSハイブリッドはプレミアムブランドのセダンとしての登場ですから、当然
エコのみならず、のキャラクターですね。
事実、この車のハイブリッドシステムは自然吸気ガソリンエンジンの
補完的な役割で働いています。
GSそのものの評価はGS350の時にほぼ書いてしまいましたので、ハイブリッドの部分を
中心に評価してみます。

満足している点

・350のエンジンも相当パワーがあると思ったが、こちらは別格。この加速は今までのどんな車でも味わえなかった感覚で、例えるなら「ジェット旅客機が離陸する時のフル加速」に非常に近い。過給機付きエンジンのようなトルクが、最初から最後まで全く段付き感なく湧いてくる。この車のスロットルをスピードリミッターが効くまで踏み続ける、という課題を出されたとしたら、おそらく大多数のドライバーはこのトルクの出方に驚いて、途中でスロットルを抜いてしまうと思う。プリウスは床まで踏んでもこういう感覚はなかった。駆動方式の違いもこの感覚に影響していると思う。この加速に惚れて買うという人がいても、決して間違ってはいない。
・350に比べて車重が250kg重くなったのが作用しているのか、350の乗り心地で感じた嫌な軽さは消えている。少なくとも、ステアリングがフワフワ遊んでいるような印象はない。
・無段変速の制御を低速、高速で切り替えているとのことだが、全然わからなかった。低速での力強さ、高速の伸び、どちらも文句なし。

不満な点

・長所で褒めた加速性能の良さだが、これは人によっては単なる過剰性能と取る向きもあるかもしれない。もっと燃費向きに振る制御を、とか要望が出てそう。
・回生ブレーキの癖はさすがにプリウスとは比べ物にならないほど抑えられているが、まだちょっとカクッ、と効く部分が残っている。ブレーキそのものの効きも少し物足りない。
・ボディの細かい振動をいなし切れていないのはハイブリッドでも相変わらず。
・車重が増えた分当然といえば当然だが、350に比べてステアリングの反応がやや鈍くなった。「落ち着きがある」とか「どっしりしている」ではなく、「鈍い」と感じる。
・意外に燃費が良くない。市街地走行で条件にもよるが9～10km/Lと聞いて、思わず「えっ、そんなもんですか？」と聞き返してしまった。高速なら伸びるとはいうがそれはガソリン車でも同じこと。カタログやCMでエコをあまり前面に出してない理由が何となくわかった。
・ベース車に欲しいオプションをつけて、税込みで見積もりを取ったら800万円オーバー。ガソリン車と走行コストに大差がないとなると、ちょっと考えてしまう。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験