ジャガー Sタイプ 「中古車価格だけが価値ではないと気付かせる車」のユーザーレビュー

中古車価格だけが価値ではないと気付かせる車

2021.2.8

総評

ATなのに飽きない車です。年々良い味を出してきています。

満足している点

昔は不人気だったが、珍しい車になってきて良い味を出し始めている。実際結構人に見られますし、良く話かけらたりします。自分では見慣れてますが、世間は目を惹くものがあるようです。中古価格だけが価値ではないですね。
実際ただみたいな値段で買ってますが、それを言っても誰も信じません。ちなみに新車価格は700万らしい。

手放す理由も特に無く、不満が無いことが満足している点というかんじです。

カスタムして不満のない状態に持っていったというのが本当の所で、フルノーマルの状態には不満が有りました。

不満な点

ひとつだけ有ります。
前期型は内装が少々質素な所。
中期からのXJのようなウッドパネルとコンソール、インパネの方が高級感があり、出来ればそちらが欲しかった。
2002、2003年モデルがボディーが前期のまま、インテリアが変更されているので理想的です。
以前にXJに乗っていたのもあり、余計に雰囲気が足りないと思ってしまいます。
しかし、それも個性として受け入れています。

デザイン

4

クラシックな雰囲気を出す為にわざとそうしたのだと思いますが、実は純正の車高とホイールだと正直乗りたいと思えませんでした。
当時不人気だったのはそのスタイリングにも原因があったんじゃないだろうか？
車高をツライチまで落としてみると、印象がガラッと変わり、文句無しでかっこいいと思えるようになりました。
やはり、ジャガーはのっぺりとした感じがかっこいいです。

ヘッドライトに沿ったボンネットの波打ちも気に入っています。特に走っていると光の反射で凄くキレイに見えます。丸目時代のジャガーは置いてあるより走る姿が魅力的だと思っています。

XJは結構何色でも受け入れられますが、S-Typeは色によって印象がかなり違い、自分は白か黒しか興味が持てませんでした。私がセダンには威圧感を求める方だからだと思います。
S-Typeは色により可愛くもなり、レトロにもなるので、見た目で感じるパワー感がかなり変わって来ます。

走行性能

4

純正の頃にちゃんとアライメント調整して乗って無かったのと、純正の期間が短く、純正の印象を忘れてしまいました。。
現在厚めのスペーサーも入ってかなり車高も落ちていますが、割と曲がりますし、普通+αに使う分にはブレーキも特に不満無しです。見た目的にはR純正キャリパーを入れたいですけどね。
見た目重視でスペーサーが入ってるので仕方ない面もありますが、足回りのセッティングやタイヤでもう少し曲がり易くなると思います。
トルクもあり、パワーも285馬力で国産で言うと30後期セルシオ等と同じくらいあり十分です。
私はS-typeについてはV8しか興味がありませんでした。
足回りはブッシュ、ブーツ、ジョイント部をしっかりメンテすることが必要。
その辺をリフレッシュすればかなり走ってくれます。

乗り心地

5

純正でも、車高調で下げても乗り心地はあまり変わらずとても良いです。
重量バランス等が良いんでしょうか。
フロントは重いですが、いろいろいじっていたら重さも感じなくなりました。
ボディーの機密性が高く、X308までのXJより静かになっているらしいです。

積載性

5

リアシートが倒せてトランクと繋がるのでかなり積めます。
同車のセンターパイプも載せられました。

燃費

4

吸排気純正時は、燃費を意識した都内街乗りで7前後、いじってしまったので6キロ台になりました。
高速は時速80〜100キロの巡航で最大13キロ。
それ以上だと多少落ちて10〜11キロ。
メンテ次第で個体差はあると思います。

価格

5

安すぎますよね。
でも、最近はもっとお買い得な数十万円の外車も増えてきていて、そんな中わざわざS-Typeに乗ってるのはかなりの物好きと思われると思います。

故障経験

だいたい消耗品なので大したことはないですが、ヒーターバルブの故障でエアコンの温度操作が出来なくなったこと、シフトケーブルが伸びてしまい、ドライブとニュートラルの入りが曖昧になったことが印象に残っていることですね。
普通なメンテをしていれば、大金がかかる壊れ方はしないと思います。