ヒョンデ ネッソ 専門家レビュー・評価一覧

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ヒョンデ ネッソ 新型・現行モデル
2 件中 1~2件を表示

※掲載内容は執筆日時点の情報です。

  • 工藤 貴宏
    工藤 貴宏(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    4

    デザイン
    3
    走行性能
    3
    乗り心地
    4
    積載性
    4
    燃費
    4
    価格
    1

    この珍しさがいいのかも

    2022.11.22

    年式
    2022年2月〜モデル
    総評
    「このクルマじゃないといけない」という決め手がなかなか見つからないのが正直なところですね。「燃料電池車が欲しいけれどトヨタとかメルセデス・ベンツのクルマは買いたくない」とか「ヒョンデのクルマが大好き」という理由があれば選択肢に入ってくるでしょうか。いずれにせよ、ヒョンデは燃料電池車を実際に市販した世界でも数少ないメーカーであり、その実力はさすが。また、このクルマを日本に導入してきたことも驚きの決断であり、選択肢を増やしてくれたという意味では感謝です。
    満足している点
    燃料電池車として選べる数少ない選択肢のひとつであること。日本で燃料電池車といえばトヨタ「MIRAI」ですが、それよりも車体サイズがひとまわり以上小さくて日本の駐車場でも取り回しがいいことや、セダンのMIRAIとちがってSUVであることもポイントといえます。あと、国産車では当然のことですが、右ハンドルなのはもちろんウインカーレバーも右だったりと、日本仕様を作るにあたり細かく現地化してきたことは高く評価したいですね。
    不満な点
    776万8300円という価格は手が届きやすいとは言い難いですね。実質的には補助金を受け取れてもっと安く購入できたとしても、考えてしまいます。あと燃料は水素ですが、水素を充填できる場所はそう多くないので、家の近所になければわずらわしいです。そこは覚悟が必要です。
    デザイン
    顔つきは誰がどう見たって個性的ですよね。全体的なプロポーションは整っているので、あとはこの顔つきが受け入れられるかどうかではないでしょうか。ちなみにどこがヘッドライトかというと、バンパーの左右にある三角のレンズなんです。そういう意味では三菱のダイナミックシールドに近いかもですね。

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  • 西川 昇吾
    西川 昇吾(著者の記事一覧
    自動車ジャーナリスト
    評価

    3

    デザイン
    1
    走行性能
    3
    乗り心地
    2
    積載性
    3
    燃費
    4
    価格
    2

    全体としてのまとまりは悪くないが静寂性に難あり

    2022.8.19

    年式
    2022年2月〜モデル
    総評
    韓国車と聞くと日本ではまだまだ否定的な意見も多くみられる気がする。しかし、電気自動車ならばともかく、世界的にも少ない燃料電池車をプロダクトとして提供しているということは、それだけ技術力をヒョンデが身に着けているということだろう。静寂性の難点など、まだまだ荒削りな部分もあるが、走る、曲がる、止まるに関して言えば比較的しっかりと出来ていて、先入観が裏切られるという人もいると思う。このネッソ含め、電動車はプレミアム路線になりがちなので、その価格を出す意味がある性能を身に着けていくのが今後の課題だろう。
    満足している点
    まず燃料電池車という時点で希少性があり、選択する理由の一つとなる。その中でもSUVというボディ形状を採用しているのは世界的に見てもネッソくらいだろう。そういったこれから来そうな要素があって、他にはないパッケージングというのはそれだけで一つの武器になる。また、各種インターフェースの操作性も良好なのが好印象だし、ウインカーを出した方向の斜め後方のカメラ映像がメーターの一部に映し出されるのも、今まで他にはあまりなかった便利なギミックだ。
    不満な点
    静寂性が最も気になるポイント。乗り心地は確かに固めではあるものの、許容範囲と言えるレベルでスポーツモデルほどガチガチという訳ではない。また重たい車重を考えれば致し方ない部分もあると思う。しかし、静寂性に関しては700万強の価値はハッキリ言ってない。ロードノイズもそうだが風切り音が特にひどい。純エンジン車でより値段が安くて車内が静かなクルマはもっと他にもある。この点は今後改善をしてほしいと思うポイントだ。
    デザイン
    同時期に登場した同ブランドのアイコニック5と比べると見劣りしてしまう印象。アイコニック5が直線基調でシャープになっており、SUVとしては低く構えたシルエットで灯火類のデザイン処理で未来感を出していて電動車的なカッコよさを感じるのに対し、ネッソは旧来のヒュンダイの微妙なデザインから抜けきっていない。全体的に直線を使うのか曲線を使うのかどっちつかず、というメリハリの無さが中途半端な印象を抱かせてしまう。

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