ホンダ S660 「実質1人乗りのパーソナルカー」のユーザーレビュー

実質1人乗りのパーソナルカー

2022.1.19

総評

基本的にアンダーパワーでタコメーターをしっかり見ながらパワーバンドを維持する(といっても2000rpm超えればトルクが立ち上がるので、2300～4500rpmを維持するシフト操作をすれば難しくありませんが)一昔前の運転が必要です。それでも昔乗っていたビートとは比較にならないほど運転が楽です。
ハンドリングは日常域では簡単に曲げることが出来るので、大半の運転者が楽しめるものだと思います。ただステアリングセンターの感触が曖昧なのと、もう少しハンドル操作やブレーキ操作で車両が動くしなやかな脚でもいいと思います。
(乗ったことはありませんが、日常でもスポーツ走行でも走りと快適性を両立した回答がModulo-Xなのかもしれません。もしくは過去数回運転したマツダロードスターNDのSパッケージあたりも走りと快適性を両立したものかもしれません)
細かい不満は有りますが、速度域が高くなくても軽快なスポーツ性が楽しめる良いクルマだと感じました。
不満な点は必要に応じてカスタムすれば良いので。

満足している点

(1).デザイン
⇒カッコいいの一言
(2).ハンドリング
⇒日常域ではステアリング操作で曲がるイメージで、ブレーキ操作による荷重移動をさほど意識せず曲がれ運転しやすい。トラコンOFF状態は慣らし終了後確認。

不満な点

(1).ドライビングポジション
①.シート座面が高い(カワイ製作所 S660純正シート用ローポジションアダプター導入で解消するか?!)
→導入後、ほぼ解消しました。
②.ステアリングがもう少し手元にあると尚よし(テレスコピックが欲しい)
(2).電動パワステ
⇒万人受けのセッティングだと感じましたが、個人的な希望として操舵力をもう少し重くステアリングセンターを締め上げて、切り始めのレスポンスを上げてほしいです。直進状態からのステアリング切り始めの感触に手応えが薄いのも気になります。
→ステアリングギヤボックスの締結点の問題があるようですので、この感触に我慢出来なくなったらSPOONのステアリングスティッフプレートの装着を思案中。
(3).純正オプションナビ
①.操作性
⇒タッチパネル、ステアリングスイッチ、エアコンパネル下のスイッチ類と操作部が分散しており使いづらい。
②音質
⇒フロント2スピーカーのみで音源が圧縮音源(aac,wma,mp3等)のせいもあるかもしれませんが、低音が聞こえず中高音のシャリシャリ音しか聞こえません。スカイサウンドスピーカーシステムを導入すればマシになるのでしょうかね(すでにフロント側のメーカー在庫は無いようですが)。対策として2/13にホンダアクセスの17cmネオジウム2WAYスピーカーを導入します。効果は薄いかもしれませんが。
(4).ルームミラーに防眩機能なし
⇒純正用品のオートデイナイトミラーを導入します。
2/5初回点検時に取付しました。あとはドアミラーにブルーフィルムを貼るか検討しています。

デザイン

5

これは文句なしでいいと思います。

走行性能

4

トルクバンドが2300rpm付近から立ち上がるので、この回転から外れないように運転すれば結構イージーに運転できます。ピークパワーは軽自動車なので期待してはいけません。ただエンジン回転上昇、クラッチを切った時の回転下がりはシャープさが無く、スポーツエンジンらしさが薄いです。
ハンドリングはステアリング切り始めのレスポンスは若干ダルですが、中高速コーナーは舵角に応じて素直に曲がってくれます。峠道やタイトコーナーは慣らしが終わったら試してみます。

乗り心地

2

軽自動車の割にはロングホイールベースかもしれませんが、絶対的な寸法が短いためピッチング対策含め姿勢変化を抑えているセッティングをしているようです。その結果でしょうが基本脚の動きが良くないので、日常域の乗り心地はよくないです。跳ねるし突き上げます。ハンドリングとの兼ね合いを考えれば仕方ないのかも。不満を感じるようになったらサスペンション交換を検討します。

積載性

1

評価外。
ビートのような小容量でもトランクが欲しかった。

燃費

5

様子見ですが、現時点で15km/l以上走ってくれているので基本満足です。

価格

2

総額300万近くになってしましました。オプションカタログの誘惑に負けると一気に価格が上昇します。

故障経験

現在無し