ホンダ N-VAN+スタイル 「ターボも選べるカジュアル仕様」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
5
燃費
4
価格
4

ターボも選べるカジュアル仕様

2023.6.23

年式
2018年7月〜モデル
総評
FFベースのN-VANはセンタータンクレイアウトに加え、ダイブダウン機構を備えた助手席を採用することで最大2635mmの荷室長を実現。アトレーやエブリイにも助手席の前倒し機構は備わるが、完全フラットになるのはN-VANのみ。荷物の積載能力にすぐれ、長身の人でもフロアにまっすぐ寝ることが可能。さらに大開口のピラーレスドアを採用するなど、ライバルにはない魅力が詰まったモデルだ。
満足している点
運転席へのアクセスが容易で乗り降りがしやすく、ドライビングポジションが乗用車的だ。2021年の一部改良でホンダセンシングが全グレードに標準装備されたことも見逃せない。
不満な点
運転席の座り心地は良好だが、助手席はスライド&リクライニングが出来ない。後席もクッションが薄く、足元が狭いので短い距離の送迎用といったところか。+スタイル ファンにはリヤヘッドレストが装着される。
デザイン

3

N-VANにはプロの道具としてデザインを追求した「G」、「L」、仕事とレジャーの両面で使える「+スタイルファン」、「+スタイルファンターボ」を設定。デビュー当初に設定されていたロールーフの「+スタイルクール」はすでにラインアップから外れている。内装も+スタイルシリーズはカジュアルな仕上がりだ。
走行性能

4

プラススタイルにはNAの「ファン」とターボの「ファン・ターボ」2タイプのエンジンを設定。ターボエンジンはさすがに力強く、上り勾配でも余裕のある走りが確かめられる。NAはVTECが省かれ、5馬力ダウンした仕様でも日常使いにはこれで十分。NAに設定された6速MTはシフトフィールが心地よく、限られたパワーをうまく引き出して走らせるのが楽しい。K7
乗り心地

3

N-BOXと比べると明らかに硬質だが、ライバルのキャブオーバータイプよりも乗り心地は良好。エンジンからのノイズはさほど気にならないが、おかげで風切り音やロードノイズが大きめに感じられた。
積載性

5

キャブオーバーのライバルよりもフロアが100mm以上も低く、荷室高ではライバルをリードしている。さらに助手席もフロアにキッチリと収納出来るので積載性では対等以上の能力を見せる。
燃費

4

N-BOXをベースとするN-VANはWLTCモード19.2km/Lの経済性を実現。これはハイゼットカーゴ(15.6km/L)、エブリイ(13.8km/L)を大きくリードし、まるで追いつけないほどの開きがある。ちなみに車両重量はN-VANがもっとも重い。
価格

4

ベーシックなGは127.6万円、Lが140.58万円。CVTと6速MTは同価格だ。カジュアルに乗りこなせる+スタイルファンは162.91万円、ターボ付きのプラススタイルファンターボが173.91万円。キャブオーバーのライバルよりも高価だが、アダプティブクルーズコントロールをはじめとする先進安全運転支援システムを標準装備し、軽バンとしては唯一無二の存在でもあることから、指名買いが多いのではないか。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
ホンダ N-VAN+スタイル 新型・現行モデル

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