ホンダ インスパイア 「このクルマは過小評価されていると思います...」のユーザーレビュー

このクルマは過小評価されていると思います...

2002.10.26

総評

このクルマは過小評価されていると思います。たしかに、現在の時流からみれば、古い価値観のスタイリングアプローチですが、車としての出来は素晴らしいものがあり、なにより独特の雰囲気があります（アメリカ製だからか？）。室内も見た目よりは広いし（もっとも、このサイズのFFとしては狭いと評価されるのでしょうが）、これ以上セダンでパッケージングをきりつめて広い室内を求める必要はないでしょう。そういう考えであれば、いいミニバンがたくさんあります。静粛性も十分以上のものがあります。走行性能は、日常的な使用では圧倒的なものがあり、この値段でこの走行性能と装備（本皮内装とシート、DVD NAVI、BOSE システム、17インチアルミ、VSA、サイドエアバッグが標準装備）を考えると、コストパフォーマンスは極めて高いと思います。米国ではacura TL-S として毎月何千台も売れている人気車で、いわゆるエントリーレベルラグジュアリーセダンの中では、非常に高い評価を得ています。日本の風土にはあまりマッチしていないのでしょう。さらにはホンダにもあまり日本で売る気がないのか、日本では全然売れていません。オーナーとしてはそこがまたいいような気もしますが・・・。なにしろ、この3.2L VTECエンジンには、なにものにも代えがたい気持ちよさがあります。持つ喜びがあります。

満足している点

とにかくエンジンに惚れて購入しました。したがって、満足している点はエンジンにつきます。あふれる低・中速トルク、官能的な吹き上がり。これまで、ホンダの４気筒エンジンはいろいろ経験して、それはそれで楽しんできましたが、大排気量エンジンの気持ちよさは、また別格のものがあります。他社（T社、N社、S社）の６気筒と乗り比べてみましたが、ダントツでした。SOHCであるにも関わらず、NSXをのぞけば、この 3.2L VTEC エンジンは国産 NA６気筒エンジンの中では随一であると考えています。さらに、標準装備のBOSEサウンドは予想していたよりずっと出来がよいものでした。

不満な点

相対的にやや弱いブレーキ。当然、一応のレベルはクリアしていますが、タッチを含め要改善。足回りに関しては、このようなハイパワー FF におけるサスセッティングのアプローチとしては、今では古典的なもので、これはこれで悪くはないと（古い人間は）思いますが、来年の次期モデル？では、もうすこししなやかなものになるのではないかと思います。 純正ナビが最初からついていますが、機能的には相当貧弱。もっとも、私には十分ですが。最後に、このサイズのFFでタイヤもそこそこのサイズですので、狭いところでは取り回しに苦労することになります。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験