ホンダ シビックフェリオ 「シビック Type C !! (笑)」のユーザーレビュー

シビック Type C !! (笑)

2017.1.6

総評

既に13年乗り続けて走行距離も39万キロ弱まで到達しましたが、まだまだ廃車にするのにはもったいないと思わせてくれる名車です。ただ流石に塗装が艶消しになってしまったので、なんとかしたいところです。
尚、「Type C」というのは冗談ではなく、正式名称でエンジンプレートに記されています。

満足している点

値段は安かったですが、やはりフィットクラスと違って高級車に近い車体構成であり、満足感が高いです。
インパネのシボやメーター周りも最近のホンダ車と違って、高級車と同じ文法で仕上げられており好感が持てます。何よりもプラスチックの成形が精度が高くて繊細であり、思わず見とれてしまう箇所がいくつもあります。

不満な点

廉価版とはいえ、窓ガラスの紫外線カットとキーレスエントリーぐらい標準装備して欲しかったですね。
それとなぜか当初の4年ぐらいまでですが、右ヘッドライトのバルブが良く切れました。(最近は無し)

デザイン

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走行性能

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往年のホンダ車らしく低速トルクは薄めながらも、リミッターが効く7000回転まで一気に吹けあがるエンジン特性は最高です。面白いというか最初びっくりしたのは、1速から2速へ入れた際に「ガクン」というシフトショックがよく発生することです。恐らく特別な機構(VTEC等)を用いず高燃費を達成する為にフライホイールが極限まで軽量化されているのでは…と推測されます。その証拠に250cc4発レーサーレプリカ用2輪エンジンより体感レスポンスは当初優れていましたから。
それとパワーの盛り上がり方が独特で、3500回転まで大人しいのですが、それを過ぎると一気に吹け上がるという2ストエンジンような特性も持ち合わせています。こんな車、今じゃコアなスポーツカー以外考えられませんね。

全体の印象としては、廉価仕様のビジネスタイプというよりも、ラリー競技車ベース車みたいな仕様になっており、自分の想像を遥かに超えるスパルタンな車でした当初は…(サスも固いしハンドルも重たい)。走りが面白くてよく群馬のワインディングに行ってたのを思い出します。

車重が1tちょいしか無い軽量車なので、馬力はたったの105PSしかありませんが、加速は1.8l並みに優れています。ただ悲しいかな、小排気量の為、峠の登りはギア比が合わないこともありますが結構辛いですね。

乗り心地

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カローラがライバルである割には固めです。前席はともかく後席はゴツゴツと誉められたものではありませんでしたが、走行距離30万キロを過ぎてから異音が出始めたので前後サスをアッシーで交換し、タイヤもダンロップのエコタイヤに交換(チッソガス封入)したところ、乗り心地が激変しました。まるでレジェンド並みとは言いませんが、アコード並みに良くなりました。現在、走行距離39万キロ弱ですが、まだまだ同クラスの新車にも走りは当然として、乗り心地でも負けません。

またエンジン振動も赤信号で停止時、「あれっ、この車ってアイドリングストップ機構が付いていたっけ？」と勘違いしてしまうぐらい振動が微小であり、エンジンとマウント等にコストが掛かっていることが肌見に感じさせてくれます。振動に関しては掛け値無しにレジェンド並みでしよう…色々オイル添加剤ぶち込みましたけど。

積載性

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小型セダンとしては及第点です。そこそこ広いと思います。但し廉価版の為、トランクスルーが省かれたのが少し残念でした。

燃費

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満タン計測でエコ運転に徹すると最高トータル19km/lぐらいまで。記録しました。(10.15モードは17.8km/l)
通常は平均17km/lぐらいです。但し、エアコンをガンガン効かせる真夏は15～16km/lぐらいまで落ちます。平坦路で1.8l並みの性能があることを考えると悪く無い数字だと思います。MTというところも工夫次第では燃費に有利に働きますからね。

価格

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故障経験

燃費向上を謳った小さなボール状の石みたいなオカルトグッズを10個ぐらい燃料タンクに入れてしまったのは大失敗でした。燃費も向上しないし、結局しばらくしたらタンクの中の燃料吸い込み口に詰まってしまってエンジン始動不可となり、修理に大枚を払う羽目に…。あんな酷いものは販売したらアカンでしょう。