ホンダ ビート 「これだけ魅力的な『ライトウェイトスポーツ...」のユーザーレビュー

これだけ魅力的な『ライトウェイトスポーツ...

2003.8.13

総評

これだけ魅力的な『ライトウェイトスポーツ』は他に類を見ません。スタイリングも白眉であり、MGFはビートを参考にデザインされたと言います。さらに一旦ハンドルを握れば、元来車と言う存在が持っていたダイレクトに操る楽しみに溢れています。『人の五感に訴える車』とも言えましょう。内装はバイクを思わせる程簡素でいて、遊び心を忘れない秀逸なデザインです。ただし、個々の作り付けが少しヤワなので気をつけましょう。有名な弱点も
多々あります。ヤワなのは内装以外にも機能部分にも多いのは周知ですが、生産中止から7年を経ても今のところメーカーサポートに不安はありません。弱点を含めた消耗部分に十分気を使ってあげれば、これからまだまだ現役で楽しめる車でしょう。ただし経験上ファースト・カーとして使うとネガが目立ちます。保管も屋外ならば簡素でもカバーをかけるべきです。すると毎日ふとした時に乗るのが大変だったり、雨の日に乗りにくかったりしますから、やはりビートの魅力が最大限に発揮されるのはセカンド・カーとしての存在でしょうね。そんな素敵なカーライフをみなさんが送られる事を祈っています。みなさん、一緒にビートで楽しみましょう！

満足している点

走らせて楽しい車とは、決して馬力やトルクが大きい車ではないということが分ります。安全性確保を錦の御旗にどんどん重くなる現代の車たち、しかし元来車と言うものは危険な毒と快楽が隣り合わせのものではなかったでしょうか？僕は安全性と引き換えに鈍重でつまらなくなった車より、ヒラヒラと舞うような、自分の手足として完全に扱える真の『ライトウェイトスポーツ』を選びます。ターボに頼って数字を得るよりも、あくまでも人の感覚に訴えかける車・・・そんなビートが大好きです。

不満な点

好きになったら『あばたもえくぼ』、しかし冷静に判断すれば荷物が積めない事はネガです。以前数泊の旅行に出た時に、トランクの上に積んだ荷物が
降雨とともに惨澹たる状況に・・・若い頃はこれも楽しい思い出、だけど一般的には嫌な事でしょう。装備はエアコンとカーステレオ、パワーウインドーまで備えていればこれで十分。これ以上を求めれば、ビートの持つ軽快さを失うと知るべきでしょう。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験