ホンダ アコードワゴン 「初代ＵＳ・アコードワゴンとして発表された...」のユーザーレビュー

初代ＵＳ・アコードワゴンとして発表された...

2004.8.21

総評

初代ＵＳ・アコードワゴンとして発表された月に新車で購入して早13年以上。走行
距離は17万km弱。タイヤは既に６セットめ。ＡＴミッションのオーバーホールや、
タイミングベルト＆ショックの交換等、消耗するべきところは当然あったが基本的
にはとても頑丈なクルマだ。オリジナルの塗装の質も良く、今でも艶が充分ある。
新車時から初回を除き3,000km毎のオイル交換を欠かさず行ってきたが、エンジン
も往年の９割方のパワーを維持できていると実感できる。高速を100km/hちょっと
で走った燃費も今だに12km/L以上をキープする。(夏場の街乗りは7.5km/L程度)

ホンダの匂いが嫌いで、６年前にファブリックのシートとドアトリムを全て標準色
に近いアイボリーカラーのレザーに張り替えたが、これは大正解だった。子供たち
の車酔いも、ホンダの匂いとともに無くなった。天然皮革の消臭能力はなかなかに
侮りがたい。愛車の匂いがどうしても気に入らない方には、最後の手段として充分
検討に値すると思う。

お気に入りのエクステリアを始め、シートの表皮以外は全くのノーマル。やや大き
めのホイールアーチも、全く気にはならない。と言うかここまでホイールアーチの
上部が薄いフロントフェンダーも珍しいと思うし、スレンダーなノーズが強調され
ていて良いと思う。

実際のところ、E-CB9は他に目移りするクルマが見当たらないほど素晴らしい。
しかし最近では、ちょっと長く乗り過ぎたな、と思う気持ちも強くなってきた。
ある程度のお金を掛ければ、一台のクルマに長い間乗り続けることもできるだろう
が、絶対的な信頼性が徐々に失われてくるのも事実。そして、ドライバーのこちら
も年を取る。結婚相手じゃないのだから、一生添い遂げるって言うのも、ある意味
殺伐としたカーライフと言えなくもない。
そろそろ、ちょっと変わったクルマとのカーライフもありかな。

満足している点

今見ても全く色褪せないエクステリア。美しく、低く、シンプルで飽きない。
Ａピラーが細く、ダッシュ上端が極端に低く、さらにショルダーラインも低いので
見切りが良い。175cmの平均的な身長だがボンネットの前端までしっかり見える。
グラスエリアも最近のクルマとは比べようがないほど広く開放的。とにかく明るい
室内。これほど視界の良いステーションワゴンは、十数年を経た今もE-CB9だけ。

インテリアも良い。最初期ロットの、コバルトブルーパールだけに設定されていた
アイボリーカラーの内装だが、漆黒のダッシュボードとのコンビネーションが最高
に洒落ている。美しさを維持する為には、１～２年ごとにプロのクリーニングをお
願いする必要があるが、十数年前にこのコンビネーションを実現できたのはアメ車
ならではのセンス。ブルーのメーター照明もお気に入りだ。

走向性能、装備とも標準で備わったもの以外に必要と思ったものがないほど実用面
で充実している。スモークガラスサンルーフとオートクルーズは特に重宝。
４輪ダブルウィッシュボーンの足回りも、そこそこに限界が高く、コーナリングも
苦にならない。４速フルロックアップＡＴはエンジンブレーキも良く効き快適。

不満な点

安全装備の古さは如何ともしがたい。シートベルトと運転席エアバッグ、サイドの
インパクトビームだけしかない。
慣れ親しんでいるし、修羅場も何度かは経験しているので、限界でのコントロール
には自信があるが、年月を重ねる間に周囲のクルマの性能の方が飛躍的に向上した
が故に、E-CB9の安全性能が相対的に低くなっていることを痛感している。

特に助手席エアバッグとＡＢＳが無いことは、今の時代では致命的なマイナス点。
滅多と他人にハンドルを委ねることはないが、たまに友人がハンドルを握って高速
をそこそこの速度で走ったりすると、助手席はかなりスリリングだ。
運転席では、比類無い運転のし易さをもたらす視界の良さも、高速道路の助手席で
は、目前の路面と周囲が見えすぎて逆に怖い。オーナーのこちらはと言うとＡＢＳ
も助手席エアバッグも無いことを熟知しているので尚更だ。

デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験