ホンダ アコードツアラー 「今年２月に納車され３ヵ月足らずで５千㌔超...」のユーザーレビュー

今年２月に納車され３ヵ月足らずで５千㌔超...

2009.5.12

総評

今年２月に納車され３ヵ月足らずで５千㌔超を走行。グランドツアラーとしての性能を余すところなく堪能しています。納車以降、同じクルマに一度も遭遇していないのは驚きです。
このクルマに対する世間の評価は、クルマ自体の完成度は高いものの、「日本で使うには大きすぎる」「アコードらしくない価格設定」など、どちらかというとネガティブなコメントが多い気がしますが、興味のある人はとにかく一度乗ってみてほしいと思います。
試乗経験者で迷っておられる方、オーナーとなって長時間このクルマで過ごしてみて欲しいと思います。
とにかく外観が最高で、一目でアコードと認識できるアイデンティティを持ちながら、今までの国産車になかった個性もあり、最新のデザイントレンドを採り入れた外観はそれだけで所有欲を満たします。問題視される全幅はドアミラーまで含めた実用全幅とでもいいましょうか、実用上あまり問題には感じていません。唯一機械式駐車場にはトレッドが広いぶん気を遣いますが。
ホンダも言っているコナサーズチョイスというか、良さのわかる大人には強く勧めたいクルマです。ですが、単純なスペックや装備、価格や世間体を気にする人や、あるいはすぐドレスアップに走るような趣味の人、テイストを理解できない方にはあまり乗って欲しくないですね。
このクルマが経済危機のタイミングで市場に放たれたのはホンダ、そして我々ユーザーにとって不幸でした。エコなクルマではありませんが、ホンダ渾身の力作と思いますがいかがでしょうか。

満足している点

・際立つ内外装デザイン。エッジの立った外観、質実剛健な印象。木目調を安易に用いていないところ。直感で操作できるインパネ。国産高級腕時計（クロノグラフ）のイメージ。ＬＥＤでなくコンベンショナルな電球でカッコいい光り方をするリアコンビランプ。
・剛性の高さ。走り始めてすぐに実感できる。後輪のグリップ感はＦＦとは思えない。
・コーナーリング性能。オンザレール感覚。
・充分なパワー、動力性能。５ＡＴとスペックは物足りないが抜群の制御のＡＴ。コーナーリングＧシフト制御がいい。
・意外な好燃費。街乗り中心なら１０未満も高速主体なら１３以上、普通でもカタログ値１１．４キロ／Ｌは可能。最大巡航距離８５０キロ超。
・前席シートの造り。大柄な私の体も快適にサポート。
・最新のインターナビの進化。ＲＢ１オデッセイに乗っていたが一番の驚きがナビの操作性の向上。
・見た目以上に使いやすいカーゴルーム。アンダーボックスが重宝。
・大人二人に充分な後席（評判ほど狭くはない。中央席はダメだが）。
・ある意味「貴重車」。納車から３か月５千キロ以上走行しているのに１台も同型車に遭遇しない。街中での存在感の高さ。
・速度を上げるほど良くなる乗り心地。この辺は自動車雑誌等における評論家のコメント通り。

不満な点

・電動パワステ（ＥＰＳ）のトルクステアに似たフィーリング。状況により違和感と感じるドライバーもいるかもしれない。
・不満、ではないがＡＣＣとＬＫＡＳは高価だが予算が許すならあったほうが良い。私はスポーツスタイルでこれらの装備を見送ったが、高速道路を走行中欲しくなった。少し後悔。
・充分静かで私には不満ではないが、一般的に言ってトヨタ的無音を良しとする人にとっては運転実感のあるサウンドも煩く感じるはず。
・デザイン的によく品質も高いインパネだが、ＲＢ１オデ乗りだった私には新鮮味に欠けるインパネ。
・これだけ良く出来たクルマなのに世間の評価が低いこと。全幅も、ドアミラーのはみ出しまで含めた実効全幅では３ナンバー車としては普通なはず。ＭＣ毎に上級移行するクルマはアコードだけではない。なのにアコードだけが叩かれている。
・そうはいうものの、次期レガシイの登場と同時に人々の記憶から消え去りそうな不安。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験