莫迦どもに任せよ、カタログ評論コンテスト
2月上旬に納車され、約3,000km走行しました。
これから、オーナー・ユーザーになろうかと考えている方への
2009.5.30
- 総評
- 莫迦どもに任せよ、カタログ評論コンテスト
2月上旬に納車され、約3,000km走行しました。
これから、オーナー・ユーザーになろうかと考えている方へのアドバイスです。
1.ツアラーとセダンでは走りが違います。
同じグレードを比べると「走り・曲がり・止まる」に関してはセダンに軍配が上がります。ただし、それは高水準での差に過ぎません。その分ツアラーにはパーソナルカーとしての「華」があります。
2.「大きすぎる」は無視してください。
道を選ぶのは貴方です。実際、そんな狭い道ばかり走りますか?この車を選ぼうとする方は狭い抜け道ばかりを探す人ではないでしょう?相手に道を譲る余裕を持てる人にこそふさわしい車です。逆に、こちらの横幅のゆえ対向車も併走車も無理をしません。取り回しについても、多少狭い駐車場でもにっこりスマートに駐車できるように自分の腕を磨けば済む話です。
3.ライバル車はありません。
思いつかないのです。同じような価格帯、排気量の新型のレガシィも、ツアラーのデビュー時と同じような批判を受けていますが、醸し出す世界が全く違います。
4.走行性能はスポーティーです。
低速トルクは十分なうえ、50km~100kmまでの加速はアクセルをベタ踏みしなくても、ちょっと強め踏めばレッドゾーン手前の7,000まで掛け値なしに回ってシフトアップします。バドルシフトを使えばアップダウンの多い道もかなり楽しく走れます。
■この車を一言で言えば乗り手に、自分なりの「ダンディズム」を要求する車です。
おそらく今後も数多く出回ることもないでしょう。
しかし、かつてのアコードエアロデッキのように、販売台数に関係なく何年経っても心に残るモデルとなることは間違いありません。
- 満足している点
- ○驚くほどのエンジン・・オデッセイと同じ型式ですが専用エンジンのようです。
○タフな足回り・・・・ファミリーユースには固めですが、運転者には操る喜びがあります。
○内装のセンス・・・・破綻がありません。車における上質の意味がわかります。
○エクステリア・・・・パール系塗装車は朝夕と日中では、光の加減で別の車のようにイメージが変わります。
○「巌(いわお)」感・・ファッションとしてのエコから遠いところに厳として存在しています。
○予想外の燃費・・・実際の燃費はカタログとそう隔たりがありません。
- 不満な点
- ○生産中止リスク・・・元々が米国向けプレミアムモデルのため、米国の景気が回復しないとセダンとともにモデル廃止の可能性があること。
○愚かなモデルチェンジ・・V6/SOHCモデルの追加に合わせることで、直4DOHCエンジンとの絶妙なバランスで成り立っている今の持ち味が損なわれること。
○携帯電話でのインターナビの通信料・・たまたま手持ちの携帯が「Bluetooth」対応だったので接続させて使っていましたが、パケ放題の対象外で予想以上の金額が請求されました。本当に便利なんですが。
○車体の共振・・・私の車だけかもしれませんが、納車当初に時速30km~40kmでコンクリート舗装の道路を走ると、助手席側から細かなビビリ音がしていました。走行距離が1,000kmを超えた位から気にならない程度に小さくなりましたが、オーディオを消していると今も少し耳につきます。
○カタログ評論家、試乗マニアの批判・・・実際に乗ってみればユーザーになりえたであろう仲間を失うこと。
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