ダイハツ ミラアヴィ 「ある意味レアなミラ」のユーザーレビュー

ある意味レアなミラ

2023.10.11

総評

ミライースもジーノも普通のも嫌だという変態向けの車
乗るなら外装パーツを揃えておく覚悟が必要
リアゲートにハンドルが無く、他車から移植された車体の場合鍵が合わず、開く方法がサイドブレーキ横のレバーしか使えないことになるので購入時は必ず確認すること（普通のL250ミラもだけど）
買うならABSやモモステ、快適装備が標準なX、またはRSグレードを買うこと
ヘッドライトの価格を少しでもケチりたいならオートレベライザーが義務化されていないH18年1月以前のもの（要は前期型）を買うこと
ただしルーフに防音材があったり快適装備が充実しているのは後期型なのでそこはトレードオフ

結論:よほどの理由がない限りL275系ミラにしておくべき（辛辣）

満足している点

・軽量ボディのおかげでキビキビ動く、燃費もML21Sルークスと変わらないくらいいい
・ターボ無しとはいえ4駆なので下道はかなり楽しく走れる、高速も追い越しを仕掛けたり甲府あたりの登り坂区間でなければ不満を感じないくらいのパワー
・プラモデル感覚で内装を外せるのでDIYがしやすい
・ダイハツ皆兄弟のDNAを引き継いでいるので流用が楽
・長野-神奈川間を走って燃料が満タンからちょうど半分まで減るので計算がしやすい
・ルークスと比較してもエアコンの効きがとてもよい
・頑張れば27インチの自転車が載る（前輪とカゴ外すの前提）

不満な点

・助手席を前に倒してもロックされないので自転車を無理やり積むとサイドミラーが見えにくくなる
・劣化しているのかよく内装の爪が割れる
・運転席下にはトレイがあるのに助手席にはない
・鍵穴に蓄光塗料がないので暗所だとエンジンをかけるのに苦労する
・リアゲートの鍵が合わないので開閉方法がサイドブレーキ横のレバーしかない
・Lグレードなのでメーターがタコメータ無しのダサいやつだったりシートリフターがなかったりとちと不便
・ABSもついていないので長野では不安
・ブレーキが貧弱すぎる
・中央道を120km/hも出すと流石にﾀﾋを覚悟しなければならない程の不安を感じる
・パワーウインドウのオート開閉の押し加減がかなりシビア
・（ルークスと比べて）フロントウインドウが寝ているので窮屈さを感じる
・外装パーツが社外はおろか純正すら少ない、特に後期型のオートレベライザー搭載ヘッドライトが全く見つからず非常に焦りを感じている

デザイン

4

顔面が普通のミラとは全く違うのがいい
テールランプもスタイリッシュな形状
車高を少し落とすと更にカッコよくなりそう
個人的には外装はL275系ミラより好み

走行性能

3

ノーマルだとフニャチンなのか宮ケ瀬あたりの峠道だと不安定な感覚
元々アヴィは女性向けグレードなので町乗りでも快適に乗ることを重視してるんだと思う
それにしてもブレーキが小さすぎるのは問題だけど

乗り心地

3

上記と同じ
町乗りなら快適だけど山道や中央道のようなある程度スピードを出しながら曲がるシーンでは貧弱さが目立つ

積載性

3

条件付きとはいえ頑張れば27インチのチャリが載るのは流石商用車ベース
ノーマルミラより小物入れが充実しているのもgood
家具を載せたりしない限りはまず困らない積載性でコンパクトなボディと上手く両立できていると思う
あまり注目されないけど後部座席ドアが90°まで開くのは田舎の広い駐車場だと非常に使いやすい

燃費

4

まだあまり走ってないので分からないけど
中央道だけなら単純計算でリッター18はいけてることになるのでいい方だと思う

価格

2

中古市場だと不人気なのでかなり安く買える
ただこれ買うくらいならあと数万足してカスタム豊富なムーヴや後継のL275ミラのが新しくて壊れなくていいよねっていう…

故障経験