シトロエン C4 カクタス 「トランスミッションを除けば最高の車」のユーザーレビュー

トランスミッションを除けば最高の車

2020.12.7

総評

水面上は優雅に泳ぎつつも水面下ではバタバタと泳がざるを得ない、白鳥のような車である。

10数年後、珍車として好きものから愛される名車であると考える

満足している点

現在のシトロエンのデザインにおける始祖であること。
限定車であるがゆえに街にあふれない特別感

不満な点

壱にも二にもトランスミッションである。
繊細なアクセルワークを必要とするが、繊細なアクセルワークを行ってもスムーズに走れないこと。

デザイン

5

街中を走っていても注目度が高い。マニアックな車に乗るおじさんから、自動車の知らなさそうなご夫婦まで、好意的に見ていただける。

走行性能

2

直列3気筒1200ccであるが、車重の軽さもありキビキビと走る。不満はなかった。
ただし、シングルクラッチATの独特の癖は最後まで慣れることがなかった。特に雨の日、スタッドレスタイヤで発進するともれなく空転してしまう。DからRに変えるときは一呼吸おいてから発進しないとストールしてしまい、エンジンをOFFにしないとトランスミッションがフリーズしてしまいます。

乗り心地

5

柔らかめのシートが大変よろしい。
タイヤは純正が大変固い印象でした。私は試しておりませんが、乗り心地優先のタイヤにすると最高になるのではないでしょうか

積載性

4

車格を考えれば、可もなく不可もなくといったところでしょうか。

燃費

5

15km/L前後でした。

価格

5

新車価格250万円で優越感が得られる車はありません。10年、20年後も愛される予感のする名車であります

故障経験