車の直噴エンジンとそうじゃないエンジンの違いはなんですか？ 運転していて違いが分かりますか？

Answer 1

直噴・・・圧縮中の燃焼室内に直接ガソリンを噴射します。先鞭をつけたのは三菱GDI、その後、トヨタD4。もっとも、自動車用として世界初の筒内噴射はメルセデスベンツですが、これは圧縮中ではなく吸気工程中に噴射するものでした。

それ以外のエンジンは、空気と一緒にガソリンを吸い込みます。燃焼室手前の空気中（通常、吸気バルブ裏付近）にガソリンを噴射しますが、噴射したガソリンが全て燃焼室内に到達するとは限らず（いずれ到達しますが）、特に始動直後の低温時など、吸気管内側の壁に付着したりして始動性が低下します。よって、直噴と比較したら、やや濃い目に噴射せざるを得ない。低燃費性能上もやや不利。

旧来のキャブレターは、「霧吹き」とほぼ同じ理屈で、吸入空気中にガソリンを霧状に噴霧します。電子制御でもなく、吸入空気の流量（圧力）の変化によって噴霧量が変化します。原始的な構造である為、「燃費向上のためにガソリン量を細かく制御」など望めません。

要は、直噴のほうが、より細かくガソリン噴射量を制御しやすく、格段に燃費を向上させられるってこと。

運転していて違いは実感できません。キャブレターと電子制御は明らかに始動性や、低温時のフィーリングの違いが実感できましたが、同じ電子制御で、直噴とそうでないものは（実際、私も両方運転しましたが）はっきりとした違いは判りません。

質問者からのお礼コメント

詳しい解説ありがとうございます。
運転してもわからないんですね！

Answer 2

最新の車だとかなり分かりづらいですが、アイドリングで小さな音でチッチッチッという音が聞こえますね。

体感はできません。