BMW 5シリーズ ツーリング 「高ポテンシャル、高ＣＰ、運転して得られる悦びと癒し」のユーザーレビュー

高ポテンシャル、高ＣＰ、運転して得られる悦びと癒し

2022.6.16

総評

国産車、仏車、BMW-E92-335i、ベンツS212前期-E350BlueTECの後、御三家制覇のため2-3年落ちＡ６アバントを中心に検討していましたが、どう考えても5シリの方が100万以上リーズナブル。近年評価の高いＡ社も基本的に歓びの追求より欠点を無くす方向で性能ＵＰしてきたのでは？（=乗ってもそんなに楽しくないのでは？）という偏見を勝手に作って未練を断ち切り、また、ベンツディーゼルで味わった鈍重さ（あるいは重厚感・高級感）から解放されたくBMWに決め、予算の制約から540iを諦め、サンルーフ＆ハーマン付きの530iを選択しました。
総合的にこれまでの車歴の中で満足度はダントツで、いろいろ書いた不満点も、イニシャルで浮いたお金の何割かをかけることにより、独日を中心とする豊富なアフターパーツメーカーのお陰様でほぼ解決できそうな気がしています。これから時間をかけて少しずつより深い満足を追求したいと思うクルマです。

満足している点

Ｅセグメントとしてのクラス感とＢＭＷという社名を背負うスポーツ感を併せて満足する外装デザイン。
独プレミアの他２社に対するビハインドを頑張って縮めてきたインテリア。素材の質感ではトップに立ったかも
遮音性の高さとハーマンカードンの音質（前後中央のフェーダー設定時）。
S212と比べ、容量不足を実感させないトランクや室内スペース。
中古車購入時のＣＰの高さ。
各種のアクティブセーフティー・運転支援機能が満載。
４ＷＳ等による小回りが利いてリニアなハンドリングと高速安定性の両立。
静かだが必要十分なパワー。
操作に関する余計なノイズの少なさ、運転者の意思への同調性。
所有する満足感 ＜ 運転時に得られる悦びや癒し効果
であること…

不満な点

車歴（特に前車）によるバイアスやクルマ自体の個体差があると思いますが、私が感じる私のクルマについては下記の通りとなります。
デザインは骨格は良いのですが、Mスポーツにしてもおとなし過ぎて、フロント下端位置が高すぎる、リアが丸々としすぎてインパクト不足など、ディテールにおいて純正状態のままでは満足度は高くないと感じました。
乗り心地・ハンドリングはフロントが軽い＆接地感が希薄に感じ、その軽さに関連するのかフロントサスで減衰されない生の振動がそのまま車体に伝わる印象。
エンジンフィールでは、低速域でのシフトアップ直後(1,100〜1,400rpm）のノッキング手前のような粒の荒さとトルクの細さを感じるし、ベタ踏しても何のドラマも起きません。そういう時は、『まぁ直４だから…』と自分に言い聞かせてます。
ハーマンカードンの音は、フェーダーで前のみにした場合、途端に貧弱に感じてしまう。

※以上全て許容範囲内であって、不満というより自分の思う完璧から若干の隔たりのある部分です

デザイン

4

5-6点手を入れましたが、まだ、自分なりの正解に辿り着けず深みにハマるばかり…です。たかが純正、されど純正ですかね〜
シンプルにダウンサスで車高少し落とすだけ、というのが正解だったのかな？

走行性能

4

Eセグでこの軽快さはなかなかないのでは？
一緒に付いてくる腰高感・ヒョコヒョコ感は低減させたいところ…。
官能性を含めたエンジンフィールは、BMW車に対して当然期待してしまうレベルには達してないように思える

乗り心地

4

CPM(下)とリジカラ(前)､タイヤの細幅化により、一般道常用域ではほぼパーフェクトと思える乗り心地と走行フィーリングを得られてます

積載性

5

トランク両サイドの凹みにより、ゴルフバッグ一個横積み可能なのは◎
トランクのヒンジが前方に付いているため、トランクを開けるときに必要な後方クリアランスが少ないのも◎

燃費

4

価格

5

故障経験