BMW 3シリーズ セダン 「満足している点で書いた加速性能に関しては...」のユーザーレビュー

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BMW 3シリーズ セダン

グレード:323i_LHD(AT_2.5) 2005年式

乗車形式:その他

評価

3

走行性能
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乗り心地
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燃費
-
デザイン
-
積載性
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価格
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満足している点で書いた加速性能に関しては...

2006.11.28

総評
満足している点で書いた加速性能に関しては、苦い思い出がある。13年前東京から佐世保までバイクで行ったときの、中国自動車道でのことだ。
  同自動車道上の何度目かの速度取締りのレーダーを過ぎたところで、先行していた一台の車が加速し始めた。私も当然そうした。そして当然軽く抜かすつもりだった。だが、・・・。
  思い出すのも、不快だが、その車はあっという間に(本当に文字通り、あっと言う間に)視界から消え去ったのだ。加速し始め直後にあった右カーブに猛スピードで突っ込んで行くそいつ。それを追っかけたのだが、どのくらいのアールかわからない不安から私はアクセル全開にできなかった。直線になったときはもうその車はどこに行ったんだ状態。完全に視界から消えていた。
  私のバイクは当時世界最速のカワサキZZR1100。いくら左腕にみやげ物入りのビニール袋をぶら下げての走行だったとは言え、悔しかった。いや、今でも書きながら屈辱の念が湧いてきている。そのにっくき車こそBMWの2002もしくはそこら辺あたりの(当時でも)古い奴だった。
  この323といい、昔の思い出といい、BMWにはスポーツとかスポーティという言葉がつきまとう。
  ただ、そのようなスポーツ性とは一見矛盾するところもある。
  BMWは、運転するどころか、展示場でリアシートにさえ座ったことがないと思っていたのだが、323を転がしているうちに思い出した。待てよ、この運転感覚は覚えがあるぞ、と。
  平成5年かそこらあたりの時期に、首都高を含めて1時間ばかり知人のV12・750を運転したことがあったのだ。323のハンドルやブレーキで感じる重さというか重厚感というか、そういった運転感覚が、完全に忘却の彼方にあった750の記憶を蘇らせてくれたというわけだ。この重さはBMWに共通するものなのか。アメ車の軽さとはまったく違う。
  なお、燃費は満タン法で計測。ルートと時間は以下の通り。
  土曜午前8:30首都高永福 → 中央道伊那 → 開田高原 → 伊那市内(一泊後、翌朝8:00発) → 杖突峠 → 甲州街道上り → 中央道大月 → 中央道高井戸 → 中野区南台
  空いていたせいもあったのか、望外の高燃費だった。
満足している点
女房が新車で買ったものを信州まで転がしてみた。
  まずは室内の皮の香りに酔う。
  次にシルキーシックス。私の愛車はシボレー・タホ。323にV8のような脈動感はないし、音も静か。だがアクセルを軽く踏むだけではっきりと力強いGが味える。エンジンの脈動を楽しめるアメ車とは違い、スムースな回転の上昇を楽しむエンジンということか。
 今回最も印象に残ったのもその加速感だ。
 かつて7リッターのマスタングの所有経験もあるが、323は自分の知るどのアメ車とも異なる加速の仕方をする。軽快というのではない。速度の伸び方が違うというのが正しいのかも知れない。 
  ちょっと飛躍かとも思うが、80年代の911ターボの加速と似ている感覚だ。もちろん、ポルシェの力強さはないが、低速からの速度の伸び方が似ている気がする。ともかく、ヘソ及びその下あたりがくすぐったくなるような加速感が味わえる。ただ、さすがに排気量が小さいために、150くらいを過ぎると大人しくなってしまうのは愛嬌。
  この6気筒エンジン、またあのGの快感を味わいたいと思わせるような中毒性がある。これで325のエンジンのデチューン版なのだから上はもっと凄いのだろう。
   鋼性・ブレーキも文句なし。よく通る峠道も今までにない速さで越えられた。特に下りが速かった。安心してカーブを曲がることができ、楽だった。ゴーカート感覚。BMWの謳う「駆け抜ける喜び」とはこういうものかと実感した。
   なお、減速時にギアダウンするATは初体験。まあ、あっても不快ではないという程度の装備。
不満な点
500万近くするのにクルコンがない。オーディオの設定モードもない。アメ車にはクラシックモード、ポップモードなど数種類あるが。
  発進時のもたつき。発進時アクセルを開けると、暖気の終わっていないアメ車のV8エンジンでアクセルを大きく開けたときのような息継ぎ現象が発生する。一瞬ではなく1秒くらい続く。この出鼻を挫かれる感覚はなじめない。
  高速で路面がザラザラの所では、タイヤ音が神経に障る。このノイズはセルシオ並みにひどい。
  パワステの重さに驚き。その重さゆえ、右腕をドアにかけて左手のみでハンドル操作というのが難しい。
  走行中の減速性能は凄いが、停止用にはブレーキは敏感すぎ。みっともないカックンブレーキをしないように止めたくても一度もできなかった。
  無施錠で走り出すと、まもなくカシャッという音とともにオートでドアロック。今乗っているのはクラウンかいなと思った。余計なお世話だ。ロックしたいのは停車時に強盗・押し売りなどに勝手にドアを開けられるのではと不安があるときだけ。日本専用の装備らしい。
   運転席のサイズは日本人にもちょうどよい。ただし、後席は中央に向かって下がっている。つまり、後席右に座ると左太もも+上体が左へ傾く。アームレストがあるが、それで上体を支えれば済むという問題ではなかろう。後席の天地を高く取る為に、特に後席中央部分でそうする為に、中央部分を低くしているような印象。
   運転席の座り心地が優れているかと言えば、極く普通である。良くも悪くもなし。セルシオ並みでしかない。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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