BMW 3シリーズ セダン 「所有満足度の高い1台」のユーザーレビュー

所有満足度の高い1台

2023.12.11

総評

購入段階から所有満足度の高い車でしたが、3.11で福島第一原発が爆発した直後、家族を九州の実家へ避難させた際、昼夜を問わず走り続けた時の居住性とドライビングフィールの高さはこれまで所有して来たどの車より優れていると感じました。
あの時、所有していた車が320iで良かったと今でも思っています。

満足している点

ドライビングフィールも内装のクオリティーも申し分のない1台。

前車318iも個人的には好きな車でしたが、この車に乗り換えた直後には、取り回しが明らかに向上しているのが判るほどドライビングフィールが良くなっていました。
内装の質感も高く。
東京から九州、東北への高速での長距離ドライブもまったく苦にならない運転のしやすさは流石のドイツ車と言った所です。

不満な点

不満点はほぼ皆無でしたが、今となってはもう少し燃費が良ければと思ってしまう所は有ります。
E90型もこの時期、欧州ではディーゼルターボ車が既に発売されていました。
しかし、日本ではディーゼルエンジン車が不人気だった事もあり、2012年のF30型発売までラインナップされていなかったのは残念でなりません。

デザイン

5

内外装共に、今でもE90型を見かけると良い車だと思います。
プラチナブロンズの外装色も、アイボリーホワイトの内装色も、とにかく上品で知的なイメージで、この車のデザインにとてもマッチしていると感じます。

走行性能

5

E46型で感じていたステアリングの重さや足回りの硬さが軽減され、それでいてコーナーリングでのロール感が少なく、足回りのセッティングは適度に腰があり、路面の継ぎ目等の衝撃も心地よくいなしてくれます。
ボディー剛性の高さも運転のしやすさや疲労感の少なさに繋がっているのだと思います。

乗り心地

5

BMWはマツダ車同様 全般的に足回りが硬めで、ステアリングは重めな傾向があります。
しかし、その事が高速安定性に優れ、長距離ドライブでのフィーリングの良さに繋がっているのでしょう。
片道1200kmを超える長距離ドライブを経験し、その疲労感の少なさを体験すると、この車の質の高さを実感します。　

積載性

3

3ナンバーセダンの標準的な積載量だと思います。
そもそも、荷物を大量に運ぶための車ではないので必要十分です。

燃費

3

実燃費7～9km/L。
長距離高速走行13km/L

価格

3

新車価格で400万円超えでしたので、相応の価格だと思います。

故障経験

2年目に左側ブレーキランプの点灯不良によりリアパーツを無償交換。
2013年にリコールによるイグニッションコイルとバッテリーケーブルの交換。