BMW 3シリーズ セダン 「『駆け抜ける歓び』を体感できます。」のユーザーレビュー

『駆け抜ける歓び』を体感できます。

2021.11.1

総評

　直６ NA 3,000CCは、私の使用範囲においては、小気味よく反応してくれて非力と感じることもなく気持ち良く発進・加速してくれて、申し分ありません。サスもノーマルで硬過ぎず柔らか過ぎず良い感じです。ステアリングもニュートラルに感じられ、思い描いたラインを走ってくれて良い感じです。車としての基本性能を高い次元で調和させているという印象です。
　私にとっては、文字通り、『駆け抜ける歓び』を体験できる車です。

満足している点

　一番のお気に入りは、Silky6(直６ NA 3,000CC)エンジンを積んでいること。前車AM25(E46)もSilky6ではありましたが2,500CCで少々非力と感じていました。

不満な点

　取説や車検証の収納スペースに困っています。日本車なら助手席にあるグローブボックスに 当たり前のように収納できると思うのですが…。前車AM25(E46)は、車検証を二つ折りにすれば取説と一緒にグローブボックスに収納できてました。

デザイン

5

　外観について：
　フロントの面構えは男前だと思っています。サイドビューは流麗と言えるでしょう。リアビューは、そつなく纏められているという印象です。
　内装について：
　黒のレザーで落ち着いた感じでいいです。木目調の部分もレザーと調和がとれているとは思うのですが、自分の趣味ではないので、費用を掛けずにチェンジできる機会が来たらメタルっぽくチェンジしたいと思います。
　

走行性能

5

　既に、総評に記載した通りです。直線もカーブも坂も私の思い通りに走ってくれてとっても気持ち良いです。

乗り心地

5

　これは、私の感触が間違っていなければの話しになるのですが、前々車E30に国産の某スポーティカーから乗り換えた時(1995年頃)に感じたことです。その国産車はワインディングを責めるとコーナー外側のフロントサスが良く踏ん張ってくれてスタビライザーのお蔭もあり、あまりロールを感じずに曲がってくれていました。それが気に入っては居たのですが、前々車E30に乗って判ったことは、その日本車はコーナー外側のＦサスが踏ん張っている分　車体フロアが斜めに撓んでいたのだと。乗り換えたＥ30では、ロールが国産の某スポーティカーより少し大きくなるものの、車体フロアの撓みは感じられませんでした。その時、ＢＭＷは車体剛性が高いのだと思いました。それ以来、現車で３台目のＢＭＷ３シリーズになるのですが、車体剛性は相変わらず高い(前出の日本車のような車体フロアの撓みは感じ取ることができないレベル)と感じています。車体剛性の高い車の方が安心感が感じられます。他は、既に総評に記載した通りです。

積載性

4

　前車AM25(E46)に乗っていた時の話ですが、トランクスルーを利用して27インチの自転車(いわゆるママチャリ)を運んでことがあります。トランクスルーは現車E90にも継承されているので、結構な積載性を備えていると思います。
　実を言うと、現車を探すとき当初はツーリングで考えていました。一人息子が小学生になり、今後何かと外出の荷物が増えると予想したからなのですが、当の息子からノッチバックでなければ乗らないなどと猛烈な反対に合い、探すのをセダンに変更した経緯があります。

燃費

5

前車AM25(E46)より車両重量が100kg増加、エンジン排気量が500CCアップしたので、当然のように燃費は悪化するのだろうと想像していました。しかし、正確な計算をしてはいないので確かなことは言えないのですが、燃費は変わらないか むしろ良くなっている気がしています。エンジン(バルブトロニック)やトランスミッション(5AT⇒6AT)の改良が効いているのではないでしょうか。

価格

5

　ワンオーナーで低走行距離を考えると、納得の価格でした。

故障経験

　中古で購入後３カ月弱でABSの警告灯が点灯。購入店で右前ABSセンサーの交換となりました。現車購入後、最初の入庫だったのと、まだE90のメンテナンス事情が分かっていなかったので、言われるがままのセンサー交換となりました。修理後に調べたら、ノーブランドの部品にしていれば、部品代が1/3くらいに抑えられたみたいです。やはり、維持費を抑制するにはＤＩＹする必要がありそうですね。診断アプリ(Car Scanner)及びこれと相性の良さそうなOBD bluetoothアダプター(Vgate iCar Pro)を導入することに決めました。