内外価格差について
まあ確かに「ボッタクリ価格」と良く言われるのは必然かもしれません。私もそう思っていました。 「ボッタクリ」という言葉には賛成はしま
2012.3.14
- 総評
- 内外価格差について
まあ確かに「ボッタクリ価格」と良く言われるのは必然かもしれません。私もそう思っていました。 「ボッタクリ」という言葉には賛成はしませんが、背景を踏まえるとそう感じる事情には共感するところではあります。
私は経済の専門家ではありませんが、支払い額に見合う満足度があるので購入者がおり、その価格が市場で成立しています。そんな「ぼったくり価格」でも事実、日本で売れているのは何故なのでしょうか。
これは単なる個人的な意見ではありますが、決して購入者は損をしていないように思います。
円高の影響もありますが、確かに多くの投稿者さんのおっしゃるとおり、内外価格差は相当にあります。私は現在、米国に住んでおりますが、328セダンは多少のオプションの違いはあれど、ここでは希望小売価格はたったの35000ドルですよ・・。実用性(走る性能、質感)だけで評価すれば、この内外価格差は到底納得できないでしょう。
ただ、ひとつお伝えしたいのは、どなたかも言っておられましたが、外車とは嗜好品という点で決して実用性だけで「市場での取引価格」が決まるものでは無いと言う事です。
ではなぜその「ぼったくりに思われる価格」にお金を払う購入者がいるかというと、一つには希少性からくるステータスに対する満足感があることは一つの大きな理由ではないでしょうか。
ステータス感の点では、日本の方が米国より圧倒的に満足感が得られますよ。328セダンなんて、私の周りの米国人からするとスバルよりちょっといい車、くらいの感覚ですから。35000ドルという現地価格が客観的に示すとおりです。 私はこちらではVolvoのXC70(日本では670万円の高級車、こっちでは300万円ちょっと)に乗っていますが、同僚からは「スバルよりはいい車。ラグジュアリーカーというほどでもないな」くらいの評価で、優越感はほとんど無しです。
あと、そもそもコストという点では、米国では人口も日本より多いですし、車がないと生活できない地域が大半ですから、市場規模が圧倒的に違います。私の周りは平均的家庭でも車を2,3台は持っています。規模が大きくなれば、ディーラー等の抱える固定コストも車一台に転嫁する額が低くなりますので、販売価格を日本より下げられる、という事情もあるのだと思います。
- 満足している点
- 従いまして、実用性重視の評価軸であれば、外車の多くは価格と価値は釣り合わないように思います。その価格がどうしてもおかしいというのであれば、ブランド価値を感じて購入し、結果的にその価格を市場で成立させている購入者に対して、「あなたはどうしてそんなにブランド価値を感じるのか?」といい続けるよりありません。実用性という点では、親戚が昔かったベンツのAクラス(初期型)なんて、私がシートの調整しようとした瞬間に、チープなプラスチックのレバーがポロッととれたくらいですから。あわててはめ直しましたが・・・。
ボッタクリと言う方の一部には、BMW本来の見栄以外の実用価値や個性に魅力を感じて、それなりの価格で買いたいと思う方もいらっしゃると思います。そうした方々に対しては、私のように見栄で購入して結果的に高い価格を成立させている者としては、「ミーハーのせいで価格を高騰させてすみません」と申し訳ない気持ちにはなります。確かに私はBMWのステータスにあこがれているところがありますので。
まあ、見栄っぱりなユーザが価格を押し上げているのは事実あるでしょうね。。
- 不満な点
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- デザイン
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- 燃費
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- 価格
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