BMW 3シリーズ セダン 「非常によくできた最新のMT車 ・非常にストレスなく運転できるMT車という意味では、やはり最新のMTセダンなのであろう。操作系はどれも軽く、面倒なことは」のユーザーレビュー

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BMW 3シリーズ セダン

グレード:-

乗車形式:マイカー

評価

4

走行性能
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乗り心地
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燃費
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デザイン
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積載性
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価格
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非常によくできた最新のMT車 ・非常にストレスなく運転できるMT車という意味では、やはり最新のMTセダンなのであろう。操作系はどれも軽く、面倒なことは

2013.3.12

総評
非常によくできた最新のMT車
・非常にストレスなく運転できるMT車という意味では、やはり最新のMTセダンなのであろう。操作系はどれも軽く、面倒なことはなにもない。むしろATより無意識に操作することができる。それくらいMT車としては非常に洗練され、進化しているということだろう。
・冷間時のエンジンの音が気になるという人もいるが、これはBMW独特のものではないだろうか?つまりピストンとシリンダーの間隙が、熱膨張を考えて大きめに作っているのだろう。温まれば静かになるあたりは昔のM3もそうであった。
・加速時のトルクは十分以上にある。流れをリードすることくらいは余裕。しかし2,500~3,500回転あたりで少々もっさりしているあたりが、328iとの違いだろう。そういう意味ではもう少しトルクを出し気味の設定にしてもらいたかった。変速後にそのあたりの回転数まで落ちると、そこからの加速が若干だが鈍る。ただし320dのディーゼルと比べると明らかに軽やかな回転感で、上までスッキリと回るあたりはさすがガソリンエンジンだと感心させられる。
・19インチに、Mスポーツサス、オプションのアクティブサスの組み合わせだが、これが本当にMスポのサスか?と疑うほど乗り心地が良い。それでいてそのまま高速や峠道にハイペースで入っても十分使える。設定はコンフォートのままでなので驚きだ。乗り味はひょこひょこして小型セダンの典型のようなE90と比べると、明らかにひとまわり以上大きな車に乗っている感じがする。それで挙動も落ち着いているのだが、ハンドリングはしっかりと3シリーズのそれを継承している。すばらしいシャーシ設計だと思う。E90までのMスポとは全く違う。
・ボディ全体で静粛性が非常に高いのには驚く。これはメルセデスのようでもあるかもしれない。非常に高級感があって好ましい。オプションのハーマンカードンは、この静粛性あって生かされる。
・ボディデザインは好みの問題だが、ちょっと薄っぺらな感じがしてあまり好きではない。だがMスポーツのエアロがボリュームがあるので、薄っぺらさと釣り合ってちょうど良いイメージになっていると思う。
・折りたたむと明後日の方向を向いてしまう3シリーズのドアミラーは、E90で少し薄れたが、F30ではいよいよほかの車と同じ、単純に水平に後ろに折り畳まれるだけになってしまった。どうでもいいことだが、ちょっと淋しい。
満足している点
・とにかく320i 6MTが、驚異的に運転しやすいということは最大の長所だ。もちろん速く走るには8ATだろう。高級感がある走りも8ATだろう。でもエンジンの回転感が左手ではっきり分かり、それを感じながらシフトタイミングを感覚で決めて操作していくあたりは、FFのMTでは味わえないので、昔はよくあったが、最近では320i独特のものとなってしまった。やはりエンジンの鼓動や車体の動きを体で感じながら、無意識にサクサクと操作できるあたりは、非常に出来のいいMT車なのだと思う。
・とにかく静粛性が高いので、高速で後席の人と小さな声で会話ができるあたりは、運転していても疲労が少ないことになる。それは時にスポーティさに欠けるとも思えるのだが、基本的な静粛性能の高さは基本設計上のことなので、あとから求めることは不可能だから、はじめから静かなことは大変重要なことだ。スポーティな音が欲しければ、まふらーこうかんすればいいだけである。これだけ静かだと、オプションのハーマンカードンが非常に生きてくる。ここまでいい音がするとは思ってもいなかった。高いオプションだが選ぶ価値は十分にある。
・オプションのMスポーツブレーキは、ブレーキ鳴きがするが非常によいタッチで効きもすばらしい。ノーマルブレーキも不満はないと思っていたが、これを味わってしまうと戻れない。ただしダストはすごい。ノーマルもすごいが、それ以上だ。
・オプションのアクティブサスはすばらしい出来である。あえてスポーツを選ぶ必要もない。コンフォートのままでサーキット以外は事足りてしまう。ランフラットを履いているということをすっかり忘れてしまう。そういう意味ではポルシェのPASMにも通じるものがある。これもおすすめオプションである。
・本革シートは表面処理のおかげで滑らないし、通気性もあるしで、高級感もプラスされ、絶対に選びたいオプション。色も選べて、ダッシュボードトリムも選べるので、自分好みに仕上げることができるのは嬉しい。木目もクラウンのように印刷ではなく本物だ。Mパフォーマンスの、カーボンとアルカンターラの組み合わせも、趣があって非常によい。
・イカリングが真っ白になったのは、その筋のマニアには嬉しいことだろう。わざわざイカリングの色だけを変える人がいるくらいだったから。
不満な点
・欲をいえばあともう少し低速トルクが厚ければ、より乗りやすいと思う。2速の守備範囲が若干狭いので、2速のまま超低速になったときに、1速まで落とさなければならないことがたまにある。それも、400馬力級の高トルク車と比べての話しなので、184馬力としては上出来だと思う。
・どうやら個体によってはたまにあるようだが、風切り音が発生する。気になり出すととまらないので、対策部品を期待したい。
・iPod等の音楽機器と接続できたり、それをiDriveで操作できたり、その音楽をHDDに取り込んだりできるようだが、機器によって愛称の問題があるようだ。
・ステアリングが、比較的すべすべした革製で、中にクッション材が多めに入っているような感触なので、握りやすいが滑りやすい。Mパフォーマンスのアルカンターラ巻きのステアリングに交換したくなる。シフトノブも同様である。
・エアコンの風量調整の段階が国産車なみに荒く、一番風量を弱いものにしてもちょっと強く感じる。メルセデスやアウディ、ポルシェなどはもっと微風にすることができる。
・排気音が静かすぎる。歴代の320、318系の中でもトップクラスの静粛性は、時に淋しくもある。マフラー交換を考えたくなる。
・ドリンクホルダーが品がなさすぎる。ドリンクホルダーが必須という方もいるが、自分は運転中に飲み物を飲むことはあまりないため、E90のようにどこかに隠しておいて欲しい。コンソールに穴ぼこが空いたままのドリンクホルダーは、ホコリがたまるため好きではない。その上にフタが用意されているが、ドリンクホルダーを使うときにはそのフタをはずして、グローブボックスのなかのへんなところにしまわなければならないのは、気持ちがよくない。
・パワーウィンドウスイッチの位置がE90と比べるとずいぶん手前に来すぎている。運転中に手探りで探す場所がかならずドアミラーの操作系スイッチのあたりになってしまう。どう考えても手前すぎである。
・トランクを何も触れないで開けることができるコンフォートアクセス(スマートオープナー機能付)は、本当に機能する装置なのか?一度も開けられたことがない。人を見るのだろうか?
・17インチ、18インチ装着車は、微妙にタイヤがはみ出すのか?フェンダーに無機質なプラ板が貼り付けられている。非常に格好が悪い。幸い19インチ装着車にはない。
デザイン

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走行性能

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乗り心地

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積載性

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燃費

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価格

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故障経験

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