☆販売実績が物語る3シリーズの魅力とは
先期の輸入車販売実績No1だったそうですね<3シリーズ総て纏めて>、おめでとう御座います。国産ではミニバン
2007.7.23
- 総評
- ☆販売実績が物語る3シリーズの魅力とは
先期の輸入車販売実績No1だったそうですね<3シリーズ総て纏めて>、おめでとう御座います。国産ではミニバンの販売至上の感がありますが、BMWの場合、(2L・直4エンジンで馬力も普通の150PS)320i、しかも日本車では不振のセダンが最も売れているのです。父が現行E90型325iセダン(2.5L 直6エンジン)に乗っていますので、何故、3シリーズが輸入実績No1の車に成れたのか理由を検証してみたいと思います。
- 満足している点
- 旧型のE46セダンも非常に人気の高い車でしたが、後部座席の居住性にやや窮屈さがありました。現行型E90になり、170cmの大人が前席に適正ポジションをとっても、後部座席(170cmクラスの人)足元におよそ、拳2個分のスペースがとれ、おまけに屋根とのクリアランスもリアガラスが干渉することもなく、圧迫感もあまりありません。また3シリーズは、エントリーモデルの320もフラッグシップの335も、外観上の大きな違いがあまりありません(厳密には、キドニーグリルのフィンの色が2Lのみ黒色、その他はメッキ。またマフラーの本数やグレードによる細かいマフラーカッターエンドの処理、出し方の違いが有りますが、一般的に余り気にならない部分なのです)販売に大きく貢献したと思われるのがやはり320iセダンの価格体系。兄弟車の一回り小さい120iとの価格差はあまり大きくなく、また323i<2.5L>との価格差を考えれば320iのお買い得感が高く感じられます。勿論、同じBODYにパワーの有るエンジンが載っているほうが性能面では有利なのですが、この価格差と320iの基本性能の高さ、バランスのよさで多くの方が、このモデルを選択しているのでしょう。新設計の2000cc4気筒エンジンは6速ATとの相性も良いと思います。BMW=6気筒(ストレート6)が定番、だった時代から既に一歩進んでいるのです。(個人的には高くてもやはりストレート6は良いと思いますが・・)実際、このベースモデルでも、一般的に必要な装備は、国産高級車ではop扱いのもの含めて、ほぼ総て標準でついています。テレビCMのカラスが置いた種を回避するストーリーは大げさではなく、本当にピュアでクイックなハンドリングの味付けです。この味付けがBMWの強みです。特に4気筒の320はノーズの軽さからハンドリングはこのシリーズ中でもピカ1なのです。
- 不満な点
- BMWもベンツもそうなのですが、同等クラスの欧州他社に比べてやはり割高感は否めません。特にこの度フルモデルチェンジの新型Cクラスは各グレードでBMWの価格帯を下回る設定になってきています。勿論、造りこみや、メーカーポリシーが違うんだとのご意見もありでしょうが、例えばVWなどと比較すると内装の質感は余り変わらないのに、<最近のVWはポルシェカイエンのベース車(トワレグ)の作成等、非常に質感向上が目覚ましくなっている>価格体系が大きく違います。特にBMWはハイエンドに近付くほど、この傾向が強く思えます。一部の富豪層にのみ評価して貰えれば良いの?との感じさえ受けてしまいます。とはいえ、コレだけ高価な2Lセダンが新車で非常に売れている事は事実であり、日本という国はたいしたものだと本当に思います。2Lにターボモデルでも追加して 値ごろなものがあれば、今以上にかなりのセールスに成ると思うのですが・・・。今回発表の新型のベンツCが、各グレードでパワーを凌ぐ製品構成をとり、BMWターゲットの価格政策にも出てきた今、BMWも一石投じる時期がきたのではないでしょうか。
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