ストーミーブルーマイカさん
BMW 3シリーズ セダン
グレード:320i_RHD(AT_2.0)
2008年式
乗車形式:マイカー
しっとりと滑らかなBMWのDNAは生きていますが、この車をスポーツセダンと言うのには抵抗があります。
かといって運転を作業や労働と思わせるような退屈
2011.4.19
- 総評
- しっとりと滑らかなBMWのDNAは生きていますが、この車をスポーツセダンと言うのには抵抗があります。
かといって運転を作業や労働と思わせるような退屈さもありません。
日本のライバル車のようなスポーティーでもなく欧州のライバル車のようなコンフォートでもない、全体の中では中立な立ち位置を感じます。
恐らくスポーティーというイメージは、例えば日本のワインディングロードを爽快に駆けぬける、といったものではなく、直線道路を直線的に駆けぬけるもの、しかも320ではなく335とかであろうと感じます。
残念ながらこの分野ではファーストカーであるロードスターと比べられるものではないと思います。
操作系の滑らかさはBMW独特のもので、大変気に入っています。
ISやCクラス、スカイライン、A4、アテンザetcなどいろいろ検討しましたが、最終的にBMWに決めたのは油圧パワステの感触を筆頭としたこの滑らかさでした。
上記の車種はどれも独自の世界を持っており、どれが優れているとか劣るとかでなく、どの車の世界観が自分に合っているか、マスコミや他人の意見に左右されず、自分で試乗をしてみないと分からないものだと感じます。
(上記の印象もスポーティーな車やサーキット等のスポーツドライブをこよなく愛する人間の印象です)
みんカラブログ
「BMW320インプレ、320に駆けぬける歓びはあるのか?」
http://minkara.carview.co.jp/userid/372786/blog/21261416/
「BMW320ドライブ&インプレ」
http://minkara.carview.co.jp/userid/372786/blog/17085600/
にもう少し詳しく印象を載せています。
※2009モデルの印象です。モデルイヤーが違うと全く違う印象になるかもしれません。2011モデルは末期モデルらしいスポーツセダン的な進歩を感じました。
※3年約20,000km走行でタイヤを純正RFTからミシュランPS3に交換したところ、動きが激変、スポーツセダンと呼べるようになりました。
詳細は以下ブログにまとめています。
http://minkara.carview.co.jp/userid/372786/blog/27625420/
- 満足している点
- ・エンジンだけではない、車全体に通うシルキーな滑らかさ。
・アクセル、ステアリング、サスペンション、全て精度の高い工作がなされていると実感できる。
・高精度の油圧シリンダーを操作するかのような、ねっとりと重くスムーズに回るステアリング
・ダイレクト感こそないが、ふわりと滑らかなブレーキフィール
・全てがしっとりと滑らか
・油圧パワステの質感(これが購入の最終的な決め手)
- 不満な点
- ・スポーティーなイメージとの乖離が大きい。駆けぬける歓びとは違うと感じる。
・動きが重い。出足が少しのろい。ある程度のスピードに乗るまで鈍重。ブレーキも止まらない。
・6ATギア比がワイドすぎ
・重すぎるホイール、言い訳が多いランフラットタイヤ。
・使いづらいIドライブとナビ
・ブレーキダスト多すぎ。もう「ブレーキに対する考え方が違う」という詭弁は止めよう。
・車両感覚が掴みにくい。僕は10年以上、親父は何十年も車をぶつけたことはなかったが、この車で立て続けにコツンとやった。
・意外に高速安定性や直進安定性は良くはない。
・長距離では疲れるものは疲れる。高速道路では僕のロードスターの方が遥かに高速・直進安定性やエンジンの余裕などを含めた走行性能に優れる分、ずっと楽。
・例えばディーラー以外でEGオイル交換しづらいとか、ところどころメーカーからの「素人は黙ってプロに任せろ」というスノッブな暗のメッセージを感じる。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験