ナマズの皮をかぶったカモシカ
E46M3は無理でもせめて318クーペが欲しかったが、経済事情でプアマンズM3の318ti。雑誌でこれに限る、と書かれて
2012.1.5
- 総評
- ナマズの皮をかぶったカモシカ
E46M3は無理でもせめて318クーペが欲しかったが、経済事情でプアマンズM3の318ti。雑誌でこれに限る、と書かれていたのでタイヤの太いMスポーツを選ばずノーマルタイア、マニュアル、スポーツサスを選択したいがモデルチェンジでなくなった。よってRX8を購入予定であとは印鑑、というところで新古車を見つけ出し、どんでん返しの選択。しかしRX8も抜群のコーナーリングであったし、今でもどちらが良かったのかな、との思いは残る。ロータリーが消える今となってはなおさらのこと。
エンジンはボトムエンドのトルクがないし、上も回らない、レスポンスもパンチ不足なれど、回せばシャーシに助けられて、コーナーはそこそこ速い。いや、変な癖もないし、トリッキーな動きもしないので、安心して踏んでいけるし、かなり速い。ワインディングでは名ばかりのスポーツカーを(古いフレーズ)追い回せる。ちょっと無抜けなフロントマスクとチョロQのように切られたテールは、かっこいいとは言いがたいが、ナマズの皮をかぶったカモシカと言ったところ。
すぐに1シリーズが出たこともあり、短命のモデルであった。またマニュアルを買う人はミニを選ぶということらしく、マニュアルはほとんど売れていないようで、それ以後のマニュアル導入がなくなることになったらしい。雑誌ではコンパクトFRでマニュアルは抜群と絶賛であったが、専門家がほめる物と大衆が選ぶ物は全く違うという典型、市場では全く受け入れられず。うれしいような悲しいような。
希望を言えば、ホンダのタイプRのエンジンを積むというか、数十馬力パワフルで100kg軽量、10cmドラポジが低いとベスト。で、これってまさにトヨタ86やスバルBRZ、そのまんまじゃないですか。しかし、もう少しトルクとパンチが欲しいので、噂されるスーパーチャージャーが出るのを待つかな。時期RX9にもはやく登場してほしいし。
と言いながらもパワフルなエンジンのMにあこがれ、Mロードスターを手に入れる。パワーはそちらで堪能、もう318では物足りないと思ったが、やはりステアフィールはこっちだよね、と捨てがたい。
- 満足している点
- ○実に乗りやすい。さわやかなステアリングフィール。軽快な操縦性。
○後部座席をたためば、そこそこ荷物も詰める。横になって眠ることも可能。
○良くできた実用車の見本、あるときはセダンのごとく、あるときはスポーツカーのごとく。
○この当時の車としては燃費が良い。高速14km、市街10km。
○オートマは時々見るが、マニュアルは県下に登録は私のみということで、何となく優越感。
- 不満な点
- ●パンチ不足のエンジン。雑誌では十分な低速トルクとレスポンスとレポートされたが、そうは思えず。高いギア低回転で巡航できるだけに、加速したくてもギアダウンしないと無反応。もう1台のプジョー106はその辺りは実に軽快に加速する。車重も軽いしローギアードだし、常にあと1000回転余分に回して走る感じ。
●BMW120に試乗したが4気筒は実際はすぐさまキックダウンするオートマに適したエンジンであると感じた。3シリーズはマニュアルでは軽快な4気筒を選ぶか、スムーズでパワフルな6気筒を選ぶか悩ましい。
●シートが前にいかないのでクラッチが踏み込めず、シートリフトすることになり低い位置で座れない。
●個人的にはもう少しサスが固いとロールが少なくてベスト。120やRX8はそんな感じであった。
- デザイン
-
-
- 走行性能
-
-
- 乗り心地
-
-
- 積載性
-
-
- 燃費
-
-
- 価格
-
-
- 故障経験