BMW 2シリーズ クーペ 「さりげなく、滑らかに加速できるクーペ」のユーザーレビュー

さりげなく、滑らかに加速できるクーペ

2017.11.20

総評

MTで、FRで、最高のエンジン。それでいて、さりげない。
こういうクルマを探していて、出会いました。

満足している点

・心地よいエンジン音を聞きながら、MTを操作できること
　
河口まなぶ氏がYoutubeで、M235iを幸せそうに走らせていますが、そのまま同感で、MTのM235iがあれば幸せになれます（笑）。　
M235iに、オートブリッピング機構が加わり、エンジンがN55からB58に変更されたのが、M240i。
どちらも良いクルマです。

不満な点

ジャッキが付属していないこと、ぐらい。

このクルマはランフラットでないし、スタッドレス交換もあるので。

デザイン

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走行性能

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直６ターボエンジンをコンパクトなボディに積んだ、いわゆる「羊の皮を被った狼」系のクーペです。

エンジン
わずか1500回転から最大トルク51Kgmを出せるので、踏むと加速は別次元で、「これ以上いらない」レベルです。試乗の際はぜひSPORTモードで。

サスペンション
可変ダンパーは、SPORTを選択すると、スタビリティーが良くなります。車高が高いのでスポーツカーとは違いますが、私はスプリングを変更して車高を少し下げ、好みの乗り味にしています。

ミッション
このクルマのMTはよくできています。
オートブリッピング機能があり、シフトダウン時にギアを入れた瞬間に（クラッチをつなぐ前に）エンジン回転数が自動で上昇し、まるでヒール＆トゥをしている感じです。「シフトストローク大きめ問題」は、純正オプションのシフトノブ交換で改善されます。ショートストローク化し、バネの反動が適度に強くなり、ダイレクト感やしっかり感が改善します。これは唯一、必須の交換アイテムだと思います。
余談ですが、このクルマはまずエンストしません。トルクが強大で、１速でクラッチをつなぐとアクセルを踏まなくても走り出します。またヒルスタートアシストがあるので、上り坂でもサイドブレーキは不要です。現代のMTは、扱いやすいです。

乗り心地

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アダプティブMサスペンション
街中では、COMFORTモードを選択し、普通のセダンのような乗り心地。高速道路や郊外の道路では、SPORTに切り替えると安定感が出ます。ステアリングも重くなり、別のクルマに乗り換えた感じがします。
常時SPORTでもいいのですが、連動して加速もよくなりすぎるので、あえて普段はCOMFORTに。SPORTへの切り替えが、映画で「NITROボタンを押す」イメージと重なり、気分を楽しめます。
FR車なので、前輪の舵角が大きくとれ、駐車がラクなことも、毎日感じる良さの一つ。

室内は、コンパクトなコクピット感があって、割と気に入っています。
ナビの操作性は良好で使いやすいと思いました。幸い、今のところ、室内で異音なし。
ダコタレザーシートは、腰のあたりを締め付ける調整ができ、純正シートとしてはよくできています。シートヒーターは室温を上げるより早く、快適な装備です。

積載性

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トランク容量は、案外広く、クーペとしては充分です。後部座席をトランク側からワンタッチで倒せるのも便利です。

燃費

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COMFORT、SPORTを切り替えながら、主に通勤に使い、8-9Km/L。

このクルマは、速度に応じて何速がオススメか、メーターに小さく表示して教えてくれます。従えば燃費が良くなります。

価格

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故障経験

まだありません。