FFベースの四輪駆動やFRベースの四輪駆動と書いてあるインプレがありますが、前輪駆動ベース、後輪駆動ベースって、真性の四輪駆動に劣るんですか？

Question

例えば前者はCLAの4マチック 後者は3シリーズ のxドライブのことです。

Answer 1

FFベースの車は駆動輪のフロントタイヤに荷重をかけてトラクションを得るためにフロントの車軸の前にエンジンを置いています。
こうすることで加速時に後ろに荷重がかかっても前輪のトラクションが得られます。
FRは加速時に駆動輪の後輪にトラクションがかかるのでエンジンは後ろよりに置きます。
アウディはFFでしたがオフロードでは無く、アウトバーンを安定してぶっ飛ばすことを念頭に四駆を開発しました。
こうすることで安定性が増えたんですね。
最近ではFFベースもFRベースもハイパワー化に対応したものが多いです。

クロスカントリー車ではエンジンがフロントよりにせり出すFFベースはフロントのアプローチアングルに不利になるのでFRベースが有利なんだと思います。

Answer 2

真正の4輪駆動が何を意味されるのか不明ですが、FFベースとFRベースは
大きな意味ではエンジン横置きか、縦置きかと読み替えたらわかりやすいです。

横置きエンジンで後輪用の駆動軸を出すにはクランクシャフトに対して90度曲げるDFが必要です。 一方縦置きエンジンで前輪用の駆動軸を出すためには、かなりエンジンの後方から出ます。

これらの”欠点”を補うために、軽量化を図ると、どうしても元になった駆動軸周りの方が丈夫で、あとで追加された方の駆動軸周りは軽く仕上げる、つまり元になった駆動軸により大きなトルクを配分することが多くなります。

コストを無視して35GTRのような4駆にすると、2駆モデルとすべて異なる（構造も値段も）モデルになってしまい誰も買ってくれません。

AUDI Quattroも先代迄はきっちりした4駆（FRベース）でしたがCAFE規制、CO2規制のために軽量化、燃費削減が必須であり、現行は縦置きながらFF基本、トルセン＋カップリングのようなクラッチでナンチャッテ4駆に成り下がっています。

4駆がおまけのMBやBMWではやはり同様の傾向と思われます。

Answer 3

4輪駆動車といってもいろいろです。
FFベースとFRベース、
それにそれぞれフルタイムとパートタイムがあります。
真性の4輪駆動というものはないです。
あえていうなら直結できるものが真性といえるかもです。