oga-kenさん
アウディ S4 アバント (ワゴン)
グレード:アバント_RHD_4WD(AT_3.0)
2009年式
乗車形式:マイカー
とても良い車だと思う。
「スポーツドライブは自分の操作によるもの。MTに限る。」とのポリシーがある方には不向きかも知れない。MTトランスミッションは
2011.4.23
- 総評
- とても良い車だと思う。
「スポーツドライブは自分の操作によるもの。MTに限る。」とのポリシーがある方には不向きかも知れない。MTトランスミッションは用意されていないから。
私程度のスキルだと運転がうまくなったような錯覚を覚えるほど運転しやすい。
Sトロニックの操作性は良好だし、シフトミスは皆無だし。ハンドリングもB7と比較して、クイックかつ正確といえる。フロントサスペンションの変更によるところ、電子デバイス他、さまざまな要因でこの乗り味になっているのだと思う。
個人的には従来のどっしりした操作感も捨てがたいと思う。
高速の長距離移動時のハンドル操作はB7の方が手放しの安定感があったような気がする。
決してB8が安定感が無いと言っているのではなく、高速域の安定感はあいも変わらず、天候にも左右されない、絶大な安心感だ。
二つの乗り味を天秤にかけるのは難しい。どちらも好きな車だし。
なんというか、昔からのアウディの乗り味とでもいうのか、クワトロの味とでもいうか。
アウディを乗り継いでいる方はおわかりになるかと思う。
新しいアウディのドライバびりティに対する考え方なんだろうと思うし、それは歓迎できるものだとも思う。
長く付き合っていきたいと思う。
- 満足している点
- ■エクステリア
2世代目となるシングルフレームグリルはバランスがとれ、こなれてきたと感じる。
LEDを多用したヘッドライトも精悍なイメージ、同様にテールランプもLED化されデザイン性、視認性も高いと思う。
フロントデフの位置変更によりフロントのオーバーハングが小さくなったことで、サイドビューも引き締まった。
定評のあるアウディのアバントデザインも、先代B7よりルーフラインがよりなだらかになって、洗練度が高まったように思う。
先代よりセダンを見かけるケースが多く購入に際しては実は迷った。使い勝手と室内空間の広さでアバントに。
■インテリア
定評のあるインテリアデザインもMMIの標準装備に伴いひとクラス上の品質を思わせる。
S4の専用シートはシルクナッパで質感も高い。
スイッチ類の操作感も良好。シート下の小物入れも小さいながら便利、ルームミラー部のメガネ入れは思いのほか役立っている。
■装備
標準のナビはHDDとなりBluetoothも標準で利用できるほか別売りの接続コードによりiPodも接続できる他、メディアとしてSDカードが2枚挿入できるので、音楽ソースには事欠かない。
オーディオはB&Oが標準装備で必要十分の性能といえる。
MMIはブラインドタッチは容易というほどではないが慣れればよく使う機能を呼び出すのに手間はかからない。
アウディドライブセレクトはメリハリがあり好印象。
アダプティブクルーズコントロールは、センサーの反応が良すぎるのか、隣の車線を走行する車両の影響を受け、意図しないブレーキ操作をすることがあるが、おおむね良好で、長距離の高速走行時には重宝する。
■走行性能
パワー、もさることながら、トルクの出方がよく、常用域から高速走行まで運転しやすい。7速Sトロニックの変則マナーも良好でトルコンと比較してもショックなどは遜色なく、シフトダウン時のスピードも私レベルならMTよりミッションに負担をかけずに出来るかも知れない。
クワトロのスタビリティは相変わらず絶大な安心感がある。その上リアのスポーツデフとダイナミックステアリングとESPの相乗効果でB7ではESPが作動したようなシチュエーションでも難なくクリアできる印象だ。
■お勧め度
お勧めです。
- 不満な点
- 大きな不満は無い。
愛車ですから、かなりひいき目な分を除いても満足度は高い。
しいてあげるなら、ドライブセレクトの設定項目をもう少し増やしてもらえれば、よりいろいろなシーンに対応できるのではと感じている。
また、オートクルーズのセンサー感度、範囲については見直しが必要かも知れないと思う。
首都高のような交通量で隣の車線の車両に直線部分でいちいち反応されてはすこしつらい。もっとも、首都高でオートクルーズは使わないケースが圧倒的なことを考えると、問題ないともいえる。
もうひとつ、ナビの音声案内と地図の表示がまれにだが、くい違い、知らない道の場合車線を無駄に変更してジャンクションに備えるようなことも起こっている。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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- 価格
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- 故障経験