アルファロメオ 159 (セダン) 「いい車なんですが」のユーザーレビュー

いい車なんですが

2016.3.22

総評

もっと流行ってもいい車でしたが、大型化したボディや、全世界的にダウンサイジングが主流となった時期に発売されていたので、今一つの評価しかされなかったように思います。セカンドオーナー、サードオーナーは得ですよ、そういう意味では。あ、そうそう、次の候補は見つからないと書きましたが、セカンドカーに１５９のワゴン、欲しいですね。色違いで。

満足している点

全般的に気に入っており、次の候補がなかなか出てこないのはいいことでしょうね。

不満な点

１５６のＶ６はいまだに忘れられません。官能度ではあちらがはるかに上でした。ただ、車は工業製品ですから、後から出たほうが機械としてはいいのでしょうね。

デザイン

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走行性能

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ツインスパーク、ツインスパークセレ、Ｖ６と３台乗り継いでお気に入りだった１５６から、絶版になると聞いて思い切って買い換えたのがおよそ６年前。それ以来、今のところ壊れたりおかしくなったりすることなく走っています。エンジンパワーでの数値的比較はアテになりませんが、参考までにいうと、直前に乗っていた１５６Ｖ６が２．５Ｌで１９２ｐｓ、２２．２㎏/ｍ（だったかな）なのに対し、２．２Ｌ、１８５ｐｓ、２３．４㎏/ｍとスペック的にはあまり変わらないものの、大型化したボディのため、ウェイトが１３６０ｋｇから１５７０ｋｇと格段に重いため、２．２Ｌでは加速自体はマイルドです。ただ、大型化したものの、ハンドルの切れ角が取れやすかったのか、取り回し自体は１５６より楽ちんです。しかし、全幅がＬクラスセダン並みなうえに、ＴＩは最低地上高が低いため、機械式立体駐車場のパレットには乗らないほうが賢明です。１５６では壊れやすいと評判だったセレスピードは、１４７を第２世代とすれば当モデルは第３世代といってもよく、自動変速モードがエンジンオフでマニュアルモードに戻ったりしない機能が引き継がれていたり、暫定シフトチェンジができたりと、信頼性、使い勝手とも大幅に向上しています。ただし、ヒルホールド機能が信用できず、急坂での発進はサイドブレーキ併用が基本です。癖はあるものの操作性全般において、１５９はもはや他国の同クラスの車にはひけはとりません。

乗り心地

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乗り心地は標準タイプであれば良いほうでしょう。ただし、ＴＩは別物で純正ローダウン＋１９インチ４０タイヤのため、新車時１５００ｋｍまでは段差越えは息を止めるほど硬かったですが、馴染んだ後は絶品です。疑似ＬＳＤともいえるＱ２システムなる装置のおかげで、回答性は抜群です。１５６のようにリアのグリップを弱めにしてＦＦのネガを消すようなことはせずとも、剛性の高いボディとそれに合わせたセッティングの脚周り、ほどほどのエンジンパワーで、ワインディングロードではボディの大きさを感じさせません。静粛性は良すぎです。アルファロメオでしょ、もっと賑やかでも許してもらえます。ただ、国産車に比べれば立派に賑やかですが。

積載性

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人は定員までそれなりに乗れます。荷物も１５６に比べればたくさん積めます。定員分の２～３日分の旅行（各自が手でもてる程度）であれば余裕でしょう。もとよりワゴンやミニバンじゃないんです。そんなのと比べてはいけない。買ってしまった大型荷物は配送してもらえばよいのです。ゴルフはしないのでわかりませんが、ゴルフバッグは２つぐらいは積めそう。

燃費

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街乗り７～８ｋｍ/Ｌ、高速道路（燃費走行）１３ｋｍ/Ｌ、がんばったら１１ｋｍ/Ｌと個人的には十分です。セレはマニュアルちゃうんかとか、ハイブリッドだったもっと・・・とかは言うまい。

価格

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故障経験

急な坂道（しかも砂利＋砂）での渋滞で這いずっていたらクラッチに負担がかかりました。左足コントロールができない弊害です。その後、クラッチ締結タイミングがおかしくなりましたが、キャリブレーション処理で改善できます。距離を重ねクラッチフィーリングがどうも新車時と違うと思うようになった方にはお勧めの対処法です。