アルファロメオ 159 (セダン) 「納車後約２年時点での感想」のユーザーレビュー

納車後約２年時点での感想

2015.7.27

総評

とてもよくできたクルマ。トータルで見れば悪いところはほとんどないか、あっても大抵のものは何かとトレードオフ。

このボディにGTAシリーズの3.2lV6が載せられていたら…。

満足している点

・どう考えてもかっこいいスタイリング
・回し切れるエンジンとそれを生かせるハンドリング
・高いボディ剛性と静粛性
・ちゃんと効くエアコン

不満な点

・見た目に釣り合うほどには速くないエンジン
・車重の重さ
・燃費の悪さ
・ブレードを交換してもうるさいワイパー

デザイン

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走行性能

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2.2JTSはパワーが足りない。だが必要なトルクはしっかり出ている。
しっかりエンジンを回して走るのが好きな人にはこれで丁度いい。（以下あえて選択するギヤは書かないが）
最低3000回転以上回さないと満足な加速が得られないが、一般道ではそれで法定速度一杯になってしまう。
同様に高速では4000回転以上をキープしないと気持ちよく走れない。

ということを考えると、十分なのかもしれない。これ以上パワーがあったらあっという間にとんでもない速度になってしまう。
マフラーがジラソーレに替えてあるため、回すと結構な音がする。

ハンドリングはかなり良い。
高速でのコーナーリング性能には驚かされる。安定しており、速度が上がっても恐怖感がない。
ダブルレーンチェンジはさすがに苦手だが、この手のクルマにこれ以上を望むのも酷か。
山道でも思いの外気持ちよく走れる。車重があるためブレーキングに注意が必要（かなり踏んでやる必要がある）だが、効かないというものではない。

おとなしく走っている分にはおそらくなんの不満もない。
ただし、速く走らせるためには車重を考慮したエンジンとギヤの使い方など慣れが必要だし、普通の人は「疲れる」あるいは「忙しい」と感じると思われる。

乗り心地

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まず、ボディ剛性が恐ろしく高い。そのため、サスペンションが良くも悪くも働いている感覚がある。
乗り心地はビルシュタインの車高調が入っており、ノーマルを知らないのでなんとも言えないが、車高が落ちている割に硬さはない。
タイヤをネクセン(CP672)にしたところ、より柔らかくなった。
人を乗せて「硬い」と言われたことはない。

静粛性もそれまで乗っていた147とは比べ物にならないほど高い。

振動は年数も経ってきているのであちこちガタピシしてきている感じはあるが、基本的には少ない。

積載性

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前席は全く問題ないが、後部座席はクルマのサイズからすると狭い。156と同程度。
トランクは幅が足りないという意見もあるが、容量としては十分。

燃費

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燃費は街中を走っていると6km/lを切る。渋滞混じりで走っていると5km/lまで落ちる。
高速でも回転を高く保って走ると10km/l程度。
トータルで7km/lくらい。

よくはないので満足かと言われれば満足ではないが、「ガソリンを燃やしている感」があるので仕方ないかと。

価格

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故障経験

・セレオイルの圧力センサー異常によるオイルリーク＞パーツ交換&ミッション全バラ洗浄
・エアフロメーター不良による燃料カット＞パーツ交換

そのほか細かいものはあまり気にしない。気にしていたら乗れないクルマ。
ただ、一般に思われているほど壊れないとは思う。