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西村 直人

西村 直人

交通コメンテーター
WRカーやF1、MotoGPマシンのサーキット走行をこなし、4&2輪のアマチュアレースにも参戦。物流や環境に関する取材を多数。大型商用車の開発業務も担当。国土交通省「スマートウェイ検討委員会」、警察庁「UTMS懇談会」に出席。自動運転技術の研修会(公的/教育/民間)における講師を継続。警視庁の安全運転管理者法定講習における講師。近著は「2020年、人工知能は車を運転するのか」(インプレス刊)。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
  • 専門家レビュー
    VWが注力するコンパクトSUV
    フォルクスワーゲン Tクロス
    2019年に本国ドイツをはじめ欧州に導入されたT-Cross。2020年からは日本でも販売された。2024年7月、大幅なマイナーチェンジを発表し、10月から販売を開始した。大きな変更点は外観と内装、そして運転支援技術の数々だ。グレードは3構成。搭載エンジンは直列3気筒1.0Lターボ。全車FFモデルで7速のDCT(デュアルトランスクラッチミッション)が組み合わされる。
    2024.11.26
  • 専門家レビュー
    SUBARUのAWDにTHSの組み合わせ
    スバル クロストレック
    コンパクトハッチバック「インプレッサ」をベースにしたSUVモデルが「クロストレック」だ。2022年の発表(発売は2023年)から2年が経過したタイミングで初の一部改良を行った。最大のニュースはトヨタ印のTHSをベースにしたフルハイブリッドモデルの追加だ。SUBARUではこれを「ストロングハイブリッド」と呼んでいる。ここに定評あるSUBARUのAWD技術を組み合わせた。また、市場からのニーズに応えインフォテイメントシステムの拡充も図った。
    2024.11.26
  • 専門家レビュー
    1.5Lに待望のスポーツモデル追加
    ホンダ シビック (ハッチバック)
    2021年8月に登場した現行シビック(11代目)がマイナーチェンジを行った。1.5Lターボ、2.0e:HEV、そしてタイプRの布陣は変わらないが、ターボとe:HEVが変更を受け、ターボには新グレードとして「RS」を導入。RSはHondaの初代「シビックRS」(1974年)が原点。以降、各モデルに用意されるグレード名でロードセーリングの意味がある。
    2024.11.26
  • 専門家レビュー
    質の高さで攻める3列シートSUV
    マツダ CX-80
    新世代のFRプラットフォームを用いたマツダ渾身の大型SUV。CX-60に3列目を加えたことで全長は5m級(4990mm)と大きくなったが、車幅は日本の道路事情に合わせて1890mmに抑えた。最小回転半径も5.8mと、このサイズにしては小さめだ。直列6気筒3.3Lディーゼルターボ、同マイルドハイブリッド、直列4気筒2.5LのPHEVを揃える。徹底して高い質感にこだわり、デザインもマツダ流で上質だ。
    2024.11.26
  • 専門家レビュー
    ランドクルーザーの中核にして量販モデル
    トヨタ ランドクルーザー250
    2024年8月、新たに発売されたランドクルーザーの中核モデル。300シリーズと基本骨格を共通としながらも、「生活実用」としての位置付けであるとトヨタは公言。70シリーズと合わせて現代のランドクルーザーは3モデルで構成される。GA-Fプラットフォーム、電動パワーステアリング、SDMを搭載して操作性能も向上させた。
    2024.10.27
  • 専門家レビュー
    「FC+PHEV」独創のパワートレーン
    ホンダ CR-V
    2024年7月に誕生した「CR-V e:FCEV」。特徴は燃料電池車でありプラグインハイブリッド車(二次電池容量17.7kWh/AER61km/6.4kWhのAC対応)である点だ。他社の燃料電池車も小容量の二次バッテリーを搭載するがプラグイン方式は量産車初。日本でもリース販売(初年度の割り当て台数は70台)が行われている。
    2024.10.27
  • 専門家レビュー
    3列シート完備のSUVでPHEV
    三菱 アウトランダーPHEV
    2021年12月に登場したアウトランダーPHEV。三菱が培ってきた4輪制御技術「S-AWC」を搭載した前後ツインモーター方式の4WDだ。3列シートモデルを備える点も市場から支持された。2024年10月、大幅なマイナーチェンジを実施。内外装は最小限の変更だが、二次バッテリーをPHEV専用型に一新。EV走行可能距離を一気に100km以上へと伸ばした。
    2024.10.27
  • 専門家レビュー
    通称D型へと進化したFRスポーツモデル
    トヨタ GR86
    300万円台で立派な後輪駆動スポーツカーが購入できる。これはすばらしいことだ。SUBARUとの協業により実現したスポーツカープロジェクトは今回が2代目。初代はトヨタ86を名乗りシャープな乗り味を特徴としていた。GR86となってもそのスポーツ性能はそのままに、年次改良でのD型となり、柔軟性をも手に入れた。
    2024.9.24
  • 専門家レビュー
    しっとり系へと進化したD型こそ本命か
    スバル BRZ
    先進安全技術群である「アイサイト」を手に入れたピュアスポーツカー。2代目となった今作もトヨタとの協業で誕生した。SUBARUが開発した水平対向4気筒2.4Lエンジンはサーキットで扱いきれるパワー感であり、公道ではスポーツを語るにふさわしい力強さ。運転操作を学ぶためには最適に1台だ。
    2024.9.24
  • 専門家レビュー
    GRヤリスの心臓を持ったスポーツモデル「MORIZO RR」も登場
    レクサス LBX
    レクサス最小のSUVをうたった「LBX」。登場直後から高い人気を誇っているが、2024年7月にスポーツモデルである「LBX MORIZO RR」が加わった。GRヤリスの心臓部と基本コンポーネンツを共有しながら、LBX専用の足回りの特性を組み込んだ。国内レクサス初の6速MTの採用もトピックだ。
    2024.9.24
  • 専門家レビュー
    ベストサイズが支持される5〜7人乗りミニバン
    ホンダ フリード
    5〜7人乗りサイズのミニバンで、シリーズ式ハイブリッドのe:HEVと、1.5Lガソリンエンジンを搭載。それぞれにFFモデルと4WDモデルをラインアップする。全長4310mm、全幅1695〜1720mm、全高1755〜1780mmと短い全長と狭めな全幅で使い勝手や取りや回しの良さを実現しつつ、全高を高くすることで容積を稼いだ。3列目シートはボディ全長なりだがアレンジが豊富だ。
    2024.8.27
  • 専門家レビュー
    ノートをベースに3ナンバー化した上質コンパクト
    日産 オーラ e-POWER
    コンパクトモデル「ノート」をベースに、専用のワイドボディを与えた「ノートオーラ」。ノートに続いて行ったマイナーチェンジでは外観、内装に至るまで大きく意匠を変更した。装備も充実させ運転席の電動パワーシート化を全車標準装備とした。2024年の7月にはスポーツモデルである「ノート オーラ NISMO」もマイナーチェンジを実施。待望の4WDモデルが加わり走りに磨きをかけた。
    2024.8.27
  • 専門家レビュー
    初めてのBEVとして満足度の高い一台
    BYD ATTO3
    日本、ドイツ、イタリアの合作ともいえる技術が組み込まれた中国製のBEVだ。ボディサイズでは車幅が1875mmとやや広いため、駐車場環境では気を使う部分があるかもしれないが、最小回転半径は5.3mと小さく、取り回しそのものは良好な部類。バッテリー性能にも優れていて実用的な電費数値も6〜7km/kWh台と優秀。2024年は補助金の見直しを受けたが十分にリーズナブル。
    2024.8.27
  • 専門家レビュー
    “らしさ”を追求した初のBEV専用モデル
    レクサス RZ
    2023年3月に発売されたレクサスとしては初となるBEV専用モデルがRZ450e(前後ツインモーター仕様)だ。「BEV≒速さ」というわかりやすい立ち位置だけをセールスポイントとしてアピールするのではなく、感性に訴えかける走行性能を最大の特徴点に据えた。2023年11月には前モーター仕様のFFモデルとしてRZ300eを追加した。
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    フィットをベースにしたコンパクトSUVが2024年4月に初のMC
    ホンダ ヴェゼル
    2021年4月に登場したホンダを代表するSUVの一台。2代目の現行型となってシャープなデザインとなり、広大なラゲッジルームはそのまま継承された。2024年4月には初のマイナーチェンジを実施し、デザイン、走行性能、そしてグレード構成を見直して商品性の強化を図っている。e:HEVシステムもエネ・マネをはじめとしたソフトウェア側の変更が加わった。
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    2024年4月の初MCでe:HEVシステムのソフトウェアが進化
    ホンダ ヴェゼルハイブリッド
    2021年4月に登場したホンダを代表するSUVの一台。2代目の現行型となってシャープなデザインとなり、広大なラゲッジルームはそのまま継承された。2024年4月には初のマイナーチェンジを実施し、デザイン、走行性能、そしてグレード構成を見直して商品性の強化を図っている。e:HEVシステムもエネ・マネをはじめとしたソフトウェア側の変更が加わった。
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    中国BYDのフラッグシップBEV
    BYD シール
    中国の自動車メーカーBYDが送り出したDセグメントクラスのBEVセダン。Dセグメントは2022年と2023年の輸入車販売台数において過半数を占める売れ筋ゾーンだ。後輪駆動シングルモーター仕様と、前/後輪駆動ツインモーター仕様の2グレードを用意。セールスポイントは高い次元での安全性能、スポーティな走行性能、シーンを選ばない快適性能の3点だ。
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    BYDが送り込んだ小型のBEV
    BYD ドルフィン
    手頃なサイズ、安価な車両価格、そつのない外観デザインなど要素としては売れ筋真っ只中なのだが、走行性能が話題に追いついていない。前輪を駆動するシングルモーターモデルで、バッテリー容量は44.9kWhと58.56kWhの2種類が用意される。58.56kWhモデルは後輪サスペンションが独立型のマルチリンク式となるが、それでも乗り味や走行性能は大味。
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    インドで生まれたスタイリッシュなSUV
    スズキ フロンクス
    スズキのインド・グジャラート工場で生産し世界に輸出する世界戦略車だ。2024年7月、日本市場に導入されることがスズキから発表されたが、すでにインド、中南米、中近東、アフリカでは販売が行われている。日本市場向けとして先進安全技術群をフル装備しつつ、4WDモデルも追加する。発売開始は2024年秋頃か?
    2024.7.27
  • 専門家レビュー
    販売トップクラスに君臨する軽スーパーハイトワゴン
    ホンダ N-BOX
    2023年10月、3代目となったN-BOXが発売された。外観こそ2代目のイメージを踏襲するが、技術は一層熟成され走行性能や安全性能も高められた。初代N-BOXは30代のママさん世代に支持され、2代目からは20代の独身女性が加わり、50代の子離れ男性、60代のシニア男性など老若男女にユーザー層が広がるも、23ヶ月連続販売首位の座をスペーシアに奪われた。
    2024.6.25
  • 専門家レビュー
    ターボエンジンは低回転域から実用的なトルクを発揮
    ホンダ N-BOXカスタム
    2023年10月、3代目となったN-BOXが発売された。外観こそ2代目のイメージを踏襲するが、技術は一層熟成され走行性能や安全性能も高められた。初代N-BOXは30代のママさん世代に支持され、2代目からは20代の独身女性が加わり、50代の子離れ男性、60代のシニア男性など老若男女にユーザー層が広がるも、23ヶ月連続販売首位の座をスペーシアに奪われた。
    2024.6.25
  • 専門家レビュー
    BEVも揃えるコンパクトなSUV
    BMW X1
    日本市場に導入されているBMWの中でコンパクト部門を受け持つのがX1だ。いわゆるSUVとして認識されるボディ形状ながら、BMWではSAV(スポーツアクティビティビークル)としての立ち位置を設けた。見た目こそSUV然としているが、乗り込むと随所にシンプルながらも機能的なインテリアデザインと、物理スイッチを意図的に残したHMIが好印象だ。ボディサイズも日本市場向き。
    2024.6.25
  • 専門家レビュー
    トヨタとの協業で誕生したFRスポーツモデル
    スバル BRZ
    トヨタ「GR86」とスバル「BRZ」は両社の協業で作り上げたスポーツカーだ。初代(2012年発売)から続く協業もこれで2代目。GR86とはエンジン特性(出力やトルクなどカタログスペックは同一)、足回り、車体各部の結合方法が異なる。初代でも乗り味の違いは設けられていたが、新型となってその範囲が拡げられた。2023年9月にはMTモデルにもアイサイトを装着した。
    2024.6.25
  • 専門家レビュー
    現行モデルは2004年からのロングセラー
    トヨタ ハイエースバン
    日本の、そして世界の経済を下支えする商用車「ハイエース」のバンモデルだ。初代は1967年に誕生し、以来、日本だけでなくシビアコンディションの国々で活躍してきた。現行モデルは当時の小型商用4ナンバートップの荷室長3000mmを実現。また、トヨタが得意とする衝突安全ボディを採用しつつ、衝突時にステアリングやペダルの後退を抑えドライバーを守る構造を採用した。
    2024.6.25
  • 専門家レビュー
    タフなイメージそのままに走行性能を大幅強化
    トヨタ ハイラックス
    5名乗車&荷物が積めるピックアップトラック。その歴史を支えている一台がハイラックスだ。初代は1968年に誕生し、現行モデルは2017年9月(タイ導入は2015年5月)に登場した8代目。1969年に初代がアメリカへ輸出されてから、現在では180カ国以上の国と地域で販売。ビジネスユースで重宝され、またアウトドア派からも支持されている。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    ヒョンデが提案する多様性のあるBEV
    ヒョンデ コナ
    2023年11月より販売を開始したヒョンデのBEV(電気自動車)だ。前輪駆動のみの導入で、ボディタイプは5ドアハッチバック。グレードにより、48.6kWhと64.8kWhの二次バッテリー容量にわかれる。AC/DC充電に対応し、充電一回あたりのWLTC値は456〜625kmを記録する。本国では前衛的なデザインへの評価も高い。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    スズキらしいギア感を全面に打ち出した軽
    スズキ ハスラー
    同社の軽自動車「ワゴンR」の利便性と、「ジムニー」をイメージさせる4WD性能を掛け合わせ、さらにわかりやすいアイコン的なデザインが評価され好調なセールスを記録している。現行の2代目は初代の利便性や走行性能を正常進化させ、軽SUVとしての存在感を一回りも二回りも大きくした。こうしたキャラクターだからオーナーは男女を問わない。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    ミニバンの枠を超えたオフロード性能で唯一無二
    三菱 デリカD:5
    車名の「D:5」とは、5代目のデリカであることを示す。さまざまな走行環境下で、多くの乗員を安全に目的地まで運ぶというデリカがこれまで培ってきたブランド力を発展させた。「ミニバンの優しさ」と「SUV の力強さ」の融合を開発テーマに、走行性能、ボディ構造、室内環境を新設計。現行モデルは2019年2月にマイナーチェンジを敢行した。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    フラッグシップの威厳と最先端技術の融合
    レクサス LS
    1989年に初代が誕生。歴代モデルはいずれも滑らかでパワフルな走りや、圧倒的な静粛/快適性能で世界市場から支持されてきた。5代目となる現行のLSは、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングやエモーショナルな走りを実現。高度運転支援技術の領域も最先端のアイテムで揃えた。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    フラッグシップの威厳と最先端技術の融合
    レクサス LSハイブリッド
    1989年に初代が誕生。歴代モデルはいずれも滑らかでパワフルな走りや、圧倒的な静粛/快適性能で世界市場から支持されてきた。5代目となる現行のLSは、セダンとして十分な居住性を確保しながら、斬新なクーペシルエットを両立したスタイリングやエモーショナルな走りを実現。高度運転支援技術の領域も最先端のアイテムで揃えた。
    2024.5.28
  • 専門家レビュー
    3代目にして熟成したハイトワゴン
    スズキ スペーシア
    初代が誕生したのは2013年3月。いわゆる“スーパーハイト系ワゴン”として認知が進み、代を重ねるごとに台数は右肩上がりに。現行モデルは2023年11月に登場した3代目だ。標準モデルのスペーシアと、華やかさを添えたカスタムの2バリエーション手法は従来モデル通り。3代目は後席シート座面に工夫を加え使い勝手を向上させた。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    ラギッド感や華やかさが欲しい人はカスタムを
    スズキ スペーシアカスタム
    初代が誕生したのは2013年3月。いわゆる“スーパーハイト系ワゴン”として認知が進み、代を重ねるごとに台数は右肩上がりに。現行モデルは2023年11月に登場した3代目だ。標準モデルのスペーシアと、華やかさを添えたカスタムの2バリエーション手法は従来モデル通り。3代目は後席シート座面に工夫を加え使い勝手を向上させた。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    進化型e:HEVで燃費と走りを両立
    ホンダ アコード
    1976年5月に誕生したアコードは当初、ハッチバックモデルからスタート。その後、1977年10月にセダン(サルーンと命名)が追加された。現行モデルは11代目にあたる。SUV全盛のなかでクルマの基本であるセダンボディを見つめ直し、人と時代に調和するというアコードのコンセプトを現代技術で創り上げた。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    ピックアップトラックの新しいカタチ
    三菱 トライトン
    三菱は1978年に1t積みクラスのピックアップトラックとして「フォルテ」を発売し、2023年まで45年の間に約150カ国で約570万台を販売。「トライトン」はそのフォルテをルーツにもつ最新モデルで、同じく1t積みクラスのピックアップトラックに属する。登録区分は1ナンバーなので初回車検は2年、2回目以降の車検は1年ごとになる。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    オーソドックスなセダンに最新技術を
    BMW 5シリーズ セダン
    BMWの看板モデルである5シリーズ。すでに過去の7シリーズを超えるボディサイズになってきているが、それでも世界の各地域で強化される衝突安全基準をクリアしながら、可能な限り車両重量を抑えた(1760kg/日本仕様の523i)。同じプラットフォームでBEVモデルあるi5シリーズも用意する。多角的な電動化プランだ。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    電動アシストで往年の大排気量感を演出
    メルセデス・ベンツ Eクラス セダン
    Eクラスはセダンモデルのベンチマークとして長らく君臨してきた。今やセダンボディの優位性はSUVに押され気味ながら、まだまだ欧州市場ではベーシックなクルマとして不可欠な存在だ。電動化を大々的に掲げたメルセデス・ベンツながら、Eクラスは電動アシスト化された内燃機関を新型の主力に据えた。ガソリンとディーゼル、ともに4気筒だ。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    セダンより34万高価だが使い勝手に優れ広さも十分
    メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン
    Eクラスはセダンモデルのベンチマークとして長らく君臨してきた。今やセダンボディの優位性はSUVに押され気味ながら、まだまだ欧州市場ではベーシックなクルマとして不可欠な存在だ。電動化を大々的に掲げたメルセデス・ベンツながら、Eクラスは電動アシスト化された内燃機関を新型の主力に据えた。ガソリンとディーゼル、ともに4気筒だ。
    2024.4.30
  • 専門家レビュー
    唯一無二のロータリーを発電用にしたPHEV
    マツダ MX-30 EVモデル
    MX-30のPHEVモデル。エンジンで発電するが、その内燃機関がマツダらしくユニークでロータリーエンジン(1ローター)を発電用として活用している。新規開発した830ccのロータリーエンジン(72PS/112N・m)は発電時に最大効率を発揮するように設計された。シリーズハイブリッド方式なのでエンジンが直接タイヤを駆動することはないが、急加速時などはエンジンが4000回転以上回ることから、その存在がしっかり確認できる。
    2024.2.28
  • 専門家レビュー
    レクサス最小のコンパクトSUVモデル
    レクサス LBX
    スニーカーをイメージしたというレクサスの最小SUV。ただし、最小といってもサイズがものすごく小さいわけではなく4190×1825×1545mmのスリーサイズが与えられた。搭載エンジンからも想像がつくように、ベースとなったのはヤリスクロスだ。しかし単にボディを変更しただけではなく、プラットフォーム各部を補強し、前後のトレッドも拡大した。サスペンションはLBX専用にジオメトリーも変更され骨太に。乗り味はまったく別物だ。
    2024.2.28
  • 専門家レビュー
    全世界で900万台を売り上げたベストセラー
    スズキ スイフト
    これ一台でマルチに使える、そういったクルマは世界中で販売台数を伸ばしているが、歴代のスイフトは、さらに走行性能の高さと実用燃費性能の高さで定評がある。日本だけでなく欧州での人気も高い。今回4代目だが、初代からの年間販売台数をグラフにするときれいな右肩上がりで、世界累計販売台数は900万台を数える。5代目はエンジンを4気筒から3気筒にして、そこにマイルドハイブリッドシステムを組み合わせて高効率化。5速MTモデルもある。
    2024.2.28
  • 専門家レビュー
    モータスポーツ直結ブランドと世界の大衆車のタッグ
    トヨタ GRカローラ
    G'sに端を発するGRブランドの最新モデルがGRカローラだ。世界の100カ国以上で販売されているカローラだが、そのハッチバックモデルを大幅に改良しピュアスポーツモデルに仕立てた。搭載エンジンは直列3気筒1.6Lターボで、1Lあたりの出力は190PSにも達する。これに6速MTを組み合わせた。駆動方式にはGR-FOURと呼ばれる電子制御カップリングを用いた前後トルク配分機構を用い、前後にトルセンLSDをドッキング。3つの配分モードがある。
    2024.2.28
  • 専門家レビュー
    モデル末期ではなく完成形と呼びたい一台
    マツダ ロードスター
    ギネスブックにも販売記録が掲載されるオープンカー。現行モデルは4代目で2015年に登場。その後、改良が進められてきたが2023年秋に大幅な変更が加えられた。大きくは、電子プラットフォーム、走行性能の向上、質感の向上だ。電子プラットフォームはセキュリティ対策の一環として法規で求められた内容。走行性能ではアシンメトリックLSDを装備して、不安定な車両姿勢になりがちな減速旋回時に減速力を制御して安定方向へと導く。
    2024.2.28
  • 専門家レビュー
    4兄弟随一のスポーツ性能を誇示する特異モデル
    トヨタ クラウン(スポーツ)
    「クロスオーバー」を原点にして誕生した新生クラウン。このうち走行性能を高めたモデルとして「スポーツ」をデビューさせた。搭載するパワーユニットは直列4気筒2.5Lのハイブリッド(システム出力234ps)と、同PHEV(システム出力306ps)の2タイプで、いずれも後輪に独立型モーターを持つE-Four(4輪駆動)とした。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    新型ではなくあえて「進化型」と名乗る意欲作
    トヨタ GRヤリス
    コストパフォーマンスを度外視したかのような作り込み。これこそモータースポーツ直系のGRならではの策。コンパクトカーであるヤリスをベースにしながらも、実際は一クラス上のカローラのプラットフォームをボディ後半に活用しながら専用デザインの外板を開発した。また、アウターパネルの多くにアルミ素材を用い軽量化を実現。パワーユニットはWRCをはじめ大活躍の直列1.6L 3気筒ターボユニットだ。進化型では8速ATも加わった。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    セダンの王道をいくスタイルと独自のパワートレーン
    トヨタ クラウン(セダン)
    2.5Lハイブリッド+4速ATのマルチステージハイブリッドと、燃料電池システムを搭載するFCEVの2本立て。両パワートレーンともに、滑らかな乗り味が最大の特徴だ。それもちょっとやそっとのレベルではなく、700万円台で購入できる車両ではナンバーワンに位置するほど。とくにFCEVモデルはお抱え運転者付きのショーファードリブンとしても迎え入れられる出来映えだ。セダンこそ、新生クラウンの代名詞だと思う。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    BMWを代表するコンパクトスポーツセダン
    BMW 3シリーズ セダン
    直列4気筒2.0Lガソリンターボ/同ディーゼルターボ/ガソリンターボ+PHEVシステム/直列6気筒3.0Lガソリンターボと幅広いパワートレーンをもつ3シリーズセダン。このほかMシリーズも用意される。その最新モデルである「BMW M3 CS」がBMWオンラインストア専売として販売を行った(2023年5月)。メルセデス・ベンツCクラス、アウディA4と並ぶプレミアムセダンの代名詞だ。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    コンパクトハッチバックの主力モデル
    トヨタ ヤリス
    2020年2月に「ヤリス」として登場したコンパクトハッチバックモデル。TNGA思想によるGA-Bプラットフォームに新開発の1.5L 3気筒エンジンを組み合わせ、WLTC値で36.0km/Lを記録する。そして2024年1月、ヤリスが小変更を受けた。グリルを中心に外観を変更し、先進安全技術のセンサー認識対象範囲を拡大。また、サブスクリプションサービス「KINTO UnLimited」の第2弾としてUグレードを設定した。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    コンパクトハッチバックの主力モデル
    トヨタ ヤリスハイブリッド
    2020年2月に「ヤリス」として登場したコンパクトハッチバックモデル。TNGA思想によるGA-Bプラットフォームに新開発の1.5L 3気筒エンジンを組み合わせ、WLTC値で36.0km/Lを記録する。そして2024年1月、ヤリスが小変更を受けた。グリルを中心に外観を変更し、先進安全技術のセンサー認識対象範囲を拡大。また、サブスクリプションサービス「KINTO UnLimited」の第2弾としてUグレードを設定した。
    2024.1.29
  • 専門家レビュー
    SUBARUを代表するハッチバックモデル
    スバル インプレッサ(ハッチバック)
    e-BOXERモデルのほか、ハイブリッドシステムのない素の2.0Lモデルも用意する。トランスミッションはCVTのみで、いずれもFFとAWDを用意する。初代から続く扱いやすいボディサイズに、時代が求める高い衝突安全性と先進安全技術「3眼式・新世代アイサイト」、そして229万9000円〜というリーズナブルな価格を両立。
    2023.12.20
  • 専門家レビュー
    全ドライバーが一度は憧れるスポーツカー
    ポルシェ 911
    リヤエンジン・リヤ駆動であるRR方式の「後輪で曲がる」感覚をつかみやすい。これがポルシェ911が取っつきやすいスポーツカーであると言われる原点。実際には数々のセオリーに則った運転が求められ、よって一定レベル以上の運転スキルを持ったドライバーでなければおすすめはできないが、だからこそ憧れの一台なのだ。
    2023.12.20
  • 専門家レビュー
    GR SPORTを持つ小型SUV
    トヨタ ヤリスクロス
    コンパクトモデルであるヤリスをベースにしたヤリスクロス。ガソリンモデルとハイブリッドがあり、駆動方式はFFモデルと後輪に独立した駆動モーターを持たせたE-Four(4WDモデル)を用意する。さらにGR SPORTとして外観、内装、走行性能を高めたモデルも用意する。専用サス設定にボディの高剛性化がメニューだ。
    2023.12.20
  • 専門家レビュー
    ミニバンではない3列シートでSUV
    マツダ CX-8
    2017年、マツダは「走りやデザインを諦めたくない。でも家族や友人ともドライブを楽しみたい」と考えるユーザーに対し、多人数乗用車の新たな選択肢としてCX-8を提案。スライドドアではなくヒンジ式で3列シートとし、ボディはCX-5をストレッチさせ成立させた。残念ながら2023年12月生産終了。後継モデルはCX-80となる。
    2023.12.20
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    骨格はカローラスポーツだが中身は別物
    トヨタ GRカローラ
    最後の適正価格ICE(内燃機関)スポーツモデルか? 1000万円以上の高額車としてなら可能性は続くが、500万円クラスでは排出ガス、騒音規制などの問題からも実現が難しい。その意味で、カローラスポーツをベースにしたGRカローラは注目の一台。走行性能で定評のあったモデルに直列3気筒1.6ターボ+6速MTをドッキングした。
    2023.12.20
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    日本にジャストサイズのステーションワゴン
    スバル レヴォーグ
    SUBARU=ステーションワゴンという図式を印象づけたレガシィ・ステーションワゴン。その後継モデルがレヴォーグだ。新開発の水平対向4気筒1.8Lターボ、改良型2.4LターボにシンメトリカルAWDによる優れた走行性能を加えた。先進安全技術群も「アイサイトX」へと進化させた。2023年10月、一部改良を実施。装備内容を見直した。
    2023.11.26
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    世界市場で評価される上級SUV
    レクサス NX
    初代は2014年に登場。2代目となり今やレクサスの中堅どころSUVに成長した。中堅といっても走行性能や装備の類いはレクサスの中でトップランクに位置する。日本の道路では上限に近いが、全長4660×全幅1865×全高1660mmとレクサスSUVの中では扱いやすいサイズに留まる。多彩なパワートレーンもセールスポイントだ。
    2023.11.26
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    ラダーフレーム採用の本格クロカン
    スズキ ジムニー
    ラダー(格子型)フレームによってキャビンと車体下部を分離することで、軽自動車規格の中ではトップランクに位置する悪路での走破性能を誇る。機械式副変速機を用い、ボディが小さく軽く、スムーズに動く足回りを持っていることから、標準装着タイヤのままでも泥濘地や雪道も突き進む。悪路での走破性能を第一に考えたモデルなので、用途を考え購入頂きたい。
    2023.11.26
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    日産を代表するスポーツセダン
    日産 スカイライン
    1957年の初代誕生から現在に至るまで販売を続けるスポーツセダン。13代目となる現行型は2013年11月に発表されたので、すでに丸10年を迎えた。V型6気筒3.5Lハイブリッド(1モーター2クラッチ方式)を基本に、2014年6月にはメルセデス・ベンツ製の直列4気筒2.0Lターボを追加。現在は、V型6気筒3.0ツインターボのみに整理された。
    2023.11.26
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    SUBARU初の都市型SUV
    スバル レイバック
    SUBARUはアウトドアフィールドで圧倒的な強さを誇っている。しかし、日本市場においては都市型SUV人気が根強い。そこで登場したのがレイバックだ。レヴォーグをベースに最低地上高を55mm高めて200mmを確保。一方で全高は1570mmに抑えて都市部での使い勝手を考慮した。全幅は1820mmとレヴォーグよりも25mm広いが、それは樹脂フェンダーの増加分。
    2023.11.26
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    4代目は法人需要をも強く意識
    トヨタ アルファード
    話題沸騰のミニバン、トヨタ「アルファード」&「ヴェルファイア」だが、ルーツは2002年に初代が登場したアルファードだ。今回、アルファードとしては4代目を名乗る。同じくトヨタの兄弟ミニバン「ノア&ヴォクシー」よりも一回り大きなボディにゆとりあるキャビン、快適な居住性能を確保した。3代目からは上級装備を携え法人需要にも応える。
    2023.9.16
  • 専門家レビュー
    走行性能を高めたフルサイズミニバン
    トヨタ ヴェルファイア
    初代アルファードは「アルファードG」として2002年に誕生していたが、同時期に「アルファードV」を兄弟車としてデビューさせ、販売チャンネルごとに区分けしていた。それを2008年の2代目アルファード登場時に、アルファードVから「ヴェルファイア」へと車名を変更し、デザインやイメージカラーについてもヴェルファイア専用とした。
    2023.9.16
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    唯一無二を目指した軽スーパーハイトワゴン
    三菱 デリカミニ
    車高を高くしたスーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーに誕生した軽自動車のSUVモデル。スズキ「スペーシアギア」、ダイハツ「タントファンクロス」など強力なライバル車がいる中、本格的な悪路での走破性能を持たせて差別化を図った。三菱といえばクロカンミニバン「デリカD:5」が大人気だが、こちらは優れた4WD性能+走破性能の高さが人気の秘密。このお膳立てをスーパーハイトワゴンクラスに採り入れたのがデリカミニだ。
    2023.8.14
  • 専門家レビュー
    ステーションワゴンでも最強を目指す8代目ゴルフ
    フォルクスワーゲン ゴルフ R ヴァリアント
    8代目ゴルフR(320PS/420N・m)のステーションワゴンモデル。ゴルフRの称号にふさわしい走行性能と、ステーションワゴン(ヴァリアント)としての実用性能を組み合わせた。8台目ゴルフ向けに専用設計が各所に施されたMQBプラットフォームは完成の域に達した。荷物を積載するシーンが多くなるであろう走行状況でも、ゴルフRならではの一体感あふれる走りが楽しめる。オプション装備の19インチタイヤをしっかり履きこなす電子制御可変ダンパーの働きも秀逸。
    2023.8.14
  • 専門家レビュー
    LCAでの環境負荷が低く、かつ楽しい
    スズキ アルトハイブリッド
    現代の軽自動車には大人4人がしっかり移動できる空間があり、その空間は衝撃吸収ボディや衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進安全技術で守られている。環境だけでなく人にも優しい。なかでもこのアルトは、初代誕生の1979年から「小・少・軽・短・美」を軸に、生活の足となる、使いやすい手頃な軽セダンを求めるユーザーの声に応え続ける。
    2023.7.20
  • 専門家レビュー
    エネチャージモデルも軽量ボディで走りは活発
    スズキ アルト
    現代の軽自動車には大人4人がしっかり移動できる空間があり、その空間は衝撃吸収ボディや衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進安全技術で守られている。環境だけでなく人にも優しい。なかでもこのアルトは、初代誕生の1979年から「小・少・軽・短・美」を軸に、生活の足となる、使いやすい手頃な軽セダンを求めるユーザーの声に応え続ける。
    2023.7.20
  • 専門家レビュー
    フォルクスワーゲン最小のSUV
    フォルクスワーゲン Tクロス
    タフなSUVイメージがあるものの、実はオンロード向きで、車両構成はコンパクトハッチ「ポロ」の発展版だ。MQBプラットフォームによるゆとりの走行性能を持ち、パワートレーンはしっかり使い切るイメージで活発に走る。前席、後席とも小ぶりなシートながら正しい着座姿勢で快適。ボディサイズは小さいが後席も安楽で、ラゲッジルームは大きめで実用性が高い。
    2023.7.20
  • 専門家レビュー
    EV用プラットフォーム「MEB」を採用したBEVのSUV
    フォルクスワーゲン ID.4
    フォルクスワーゲンが社運をかけて開発したBEV第二弾。第一弾はハッチバックモデルの「ID.3」。次いで登場したこのID.4は安定した人気を誇るSUVボディをまとう。バッテリー容量52kWhの「ライト/AER435km」、77kWhの「プロ/同618km」を誇る。2022年秋の日本導入モデルは即完売し、2023年夏から本格的な販売をスタートさせる。
    2023.7.20
  • 専門家レビュー
    チータを起源とするランボのSUV
    ランボルギーニ ウルス
    電気でドーピングされたBEVはどこかつまらない。とうことで、世界中のスポーツカーメーカーは依然としてガソリンをバンバン燃やして走る劇速モデルの販売を継続する。ランボルギーニのSUV「ウルス」もそのひとつ。同社のプロトタイプ「チータ」から量産「LM002」の流れを汲む、スポーツSUVで666PSのV型8気筒ガソリンターボを搭載する。
    2023.7.20
  • 専門家レビュー
    3列目シートがあるテスラ
    テスラ モデルX
    BEV(電気自動車)といえばテスラを思い浮かべる人は多いだろうが、このモデルXをイメージする人は少ないはず。見た目こそずんぐりむっくりしているが、中身はテスラそのもので最新の電動化技術が満載だ。後部ドアが上方へと開く「ファルコンウィングドア」により3列目シートへのアクセスは見た目以上にスムーズ。国内最新モデルでは基本、6人乗りないしは7人乗り仕様が選べる。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    名実ともにBMWの中核モデル
    BMW 5シリーズ セダン
    いつの時代も5シリーズはBMWの中心的な存在だ。そしてメルセデス・ベンツやアウディとも比較されてきた。7代目に相当する5シリーズは2017年に日本に導入された。直列4気筒2.0Lターボから6気筒、8気筒モデルとハイパワーモデルが相次いで導入された。2023年5月、日本においても8代目が発表された。THE FIRST EDITIONは300台だ。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    キーンルックが似合うカローラ
    トヨタ カローラスポーツ
    150ヶ国以上で販売されているカローラ。そのスポーツモデルともいうべきハッチバックがカローラスポーツだ。今でこそGRカローラを擁するが、その原点はハッチバックにあり。導入時のプロトタイプ試乗会はミニサーキットだったが、優れたハンドリング性能はセダンを何倍も上回っていた。現在、ガソリンモデルは4気筒2.0Lになり、ハイブリッドは改良型の4気筒1.8L THS-Ⅱを搭載する。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    8代目ゴルフシリーズの最上スポーツモデル
    フォルクスワーゲン ゴルフ R
    8代目ゴルフの最強(320PS/420N・m)モデル。7代目ゴルフRのスポーツ走行性能はそのままに、快適性能を同時に手に入れた。その要となるのが熟成の域に達しているMQBプラットフォーム。電子制御サスペンションに始まる各種デバイスとの融合も高レベルだ。ゴルフを含めた同クラスを購入検討するなら是非とも試乗して頂きたい。BEVの「ID.3」や「ID.4」にはない魅力がある。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    ランクル300とはまったく異なる乗り味
    レクサス LX
    トヨタの本格的なオフロードモデル「ランドクルーザー」300系と共有部品は多いが、乗り味はしっかりレクサスだ。オンロードに限った試乗では、滑らかさや静粛性はランクル300から2段階向上していることが確認できた。定評のあるオフロード性能にレクサスの演出が加わることから、世界的に大ブレイク中。よって現在、受注停止中。再開の見通しもたっていない。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    NDロードスターのハードトップモデル
    マツダ ロードスターRF
    ロードスターの軽快感にメタル製のリトラクタブル(電動格納式)ハードトップを組み合わせた。電動のルーフは13秒で開閉可能。直列4気筒1.5Lエンジンを搭載するソフトトップのロードスターに対して、このRFでは2.0Lと排気量の拡大版を搭載する。車両重量は最軽量モデルの「S」で1100kgと、ソフトトップの同グレード比で110kg重い。その大部分がハードトップに起因する。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    高い走破性能と扱いやすいボディサイズ
    スバル XV
    日本の道路事情にぴったりなボディサイズ、全車AWDモデル&最低地上高200mm、アイサイト(バージョン3)標準装備。これら魅力的なパッケージを1.6Lと2.0Lの水平対向4気筒エンジンと組み合わせた。2018年10月にはe-BOXERと呼ぶマイルドハイブリッドシステムを追加。2019年10月にはアイサイトのツーリングアシスト機能を標準装備した。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    もっともベーシックな国民車
    トヨタ カローラハイブリッド
    日本の道路事情に最適化したカローラの王道であるセダンボディ。そのハイブリッドモデルは1.8Lの最新版THS-Ⅱシステムを搭載する。ベースグレード「X」で比較した場合、3気筒1.5Lの価格は39万円上がるが、走行/燃費/所有満足度、いずれをとってもハイブリッドが良い。市街地での実用燃費は掛け値なしで1.5Lの2倍良い。TCOの観点からもおすすめだ。
    2023.6.21
  • 専門家レビュー
    ハイブリッド専用のコンパクトハッチ
    トヨタ アクア
    ハイブリッド専用車として2代目となったアクア。コンパクトなサイズと、ハッチバックボディの使い勝手をそのままに、よりスタイリッシュになった。初代から受け継いだ優れた燃費数値は新しいハイブリッドユニットを得てさらに向上。「B」グレード以外の2次バッテリーにはバイポーラ型ニッケル水素電池を使う。従来比で約2倍の出力が特徴だ。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    SUVブームの火付け役となった一台
    スバル フォレスター
    2018年に登場した5代目。2.5Lと2.0L e-BOXER(マイルドハイブリッドシステム)を搭載していた。2020年10月には「レヴォーグ」と同じ1.8Lターボエンジンを2.5Lと入れ替える形で追加した。そして2021年8月には大幅改良モデルを投入する。内外デザインを変更しつつアイサイトの機能を強化した。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    e-POWERを初めて搭載した日産車
    日産 ノート e-POWER
    5ナンバーサイズのコンパクトハッチバック。「e-POWER」初搭載車は、2016年の初代「ノート」だ。2020年12月に発売を開始した2代目は、第二世代のe-POWERを搭載し走行性能を向上。同時に、日産各モデルからの乗り換えを受け持つ重責を担うが、見事2022年度電動車販売台数1位を獲得している。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    スバルを代表するAWDスポーツセダン
    スバル WRX S4
    従来型の2.0Lから排気量を増大させた水平対向2.4Lターボと専用設定となったスポーツリニアトロニック(CVT)を組み合わせたスポーツセダン。ドライブモードセレクトは、AWD駆動制御、電子制御ダンパー、電動パワステ、アイサイト制御内容、エアコンなどを統合制御する。SGP+フルインナーフレーム構造で優れた走行性能を発揮。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    カイエンに続くポルシェのドル箱SUV
    ポルシェ マカン
    マカン、マカンT、マカンS、マカンGTSと国内のラインアップは現在4タイプある。ベーシックなマカンでもポルシェが目指したSUV像がしっかりと伝わってくる。わかりやすくオンロードでの走行性能が高いからだ。ただ個人的には、純粋なスポーツカーブランドであるポルシェと、適度な緩さの許容が求められるSUVという性格はどことなくミスマッチ感が残る。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    熟成を重ねたコンパクトセダン
    レクサス ISハイブリッド
    レクサスを支えるコンパクトセダン。2020年の大幅なマイナーチェンジでは、外観のほか、シャーシは全般にわたり手が加えられた。そのハイブリッドモデルは直列4気筒2.5L+モーターで、FR(後輪駆動)のほかAWDも選べる。SUVを選択肢から外した場合、ボディサイズ、走り、使い勝手ともに、現レクサスではベストモデルといえる。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    熟成を重ねたコンパクトセダン
    レクサス IS
    レクサスを支えるコンパクトセダン。2020年の大幅なマイナーチェンジでは、外観のほか、シャーシは全般にわたり手が加えられた。そのハイブリッドモデルは直列4気筒2.5L+モーターで、FR(後輪駆動)のほかAWDも選べる。SUVを選択肢から外した場合、ボディサイズ、走り、使い勝手ともに、現レクサスではベストモデルといえる。
    2023.5.19
  • 専門家レビュー
    5代目は走りとデザインに特化
    トヨタ プリウス
    初代誕生から26年後に登場した5代目は、歴代プリウスの「優れた燃費数値」≒「エコカー」の領域から一歩、抜きん出た。真っ先に注目されるのはスタイリッシュなデザイン。実車を目の当たりにすると、「欲しいな……」と思わせる説得力がある。従来型から踏襲された1.8Lに加え、2.0Lが新設定。足りなかった走りのゆとりを得ている。
    2023.2.19
  • 専門家レビュー
    テスラの実質的な普及モデル
    テスラ モデル3
    表向きBEV(電気自動車)専売メーカーのテスラ。その中核にして販売実績の上からドル箱的存在なのが、世界的にこのモデル3だ。全長4694mmなので5ナンバーサイズ。全幅1849mm/全高1443mmだから立体駐車場に対しても制約がほぼない。乗ってもスマホ・ガジェット的なHMIと、とっつきやすい運転特性はドライバーを選ばない。
    2023.2.19
  • 専門家レビュー
    日本、欧州、中国の合作BEV
    BYD ATTO3
    群馬県館林市にある金型工場を活用し、欧州のデザイナーや走行性能担当者を起用。そしてBEVの要となるバッテリーは自社生産と徹底した高効率化と適材適所の販売戦略を推し進めるBYD。ATTO 3はその柱となるSUVモデルだ。執筆時現在、型式認定ではなく輸入自動車特別取扱制度を活用し日本で販売を行なっている。
    2023.2.19
  • 専門家レビュー
    シビッククラスのジャストサイズSUV
    ホンダ ZR-V
    ボディサイズからして現行型シビックがベースだ。日本市場にもジャストフィットする高いまとまり具合で、実際、混み合った都市部から高速道路まで手の内に収まる安心感がある。走行性能の高さをうたうSUVは多いが、ZR-Vは徹底的にオンロードに的を絞り、背の低いスポーツモデルのような俊敏さを持たせた。シビックタイプRを血筋に持つだけはある。4WDでは雪道での走破性能を高めている。
    2023.1.26
  • 専門家レビュー
    新世代プラットフォーム+新ハイブリッドシステム
    レクサス RX
    レクサスブランドの上位クラスSUV。トップに「LX」があるがオフロード性能を意識したクルマ造りであることから、事実上、多くのユーザーにはこの「RX」が選択肢としては最上位にくるだろう。残念ながらコロナ禍の部品不足のあおりを受け、初回は500台のみの抽選販売。すでにこの初回分は完売した。レクサスのWebサイト上では、「500台以外に一般販売を行う」とあるが、執筆時点、詳細は未公表。
    2023.1.26
  • 専門家レビュー
    ヤリスファミリーを支えるコンパクトSUV
    トヨタ ヤリスクロスハイブリッド
    SUVは販売すれば飛ぶように売れる、そう言われた時代もあったが、ヤリスクロスがリリースされた2020年8月になると競合車も多種多様で、ここぞといった特徴がないと販売台数はそれほど伸びない。そうしたなかヤリスクロスは安価なガソリンモデルのほかにハイブリッドを用意。FFモデルと後輪に独立した駆動モーターをもたせたE-Four(4WDモデル)による確かな走破性能が最大の武器だ。デザインもシリーズ一のまとまり具合だ。燃費数値も優秀。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    カローラの正統派ステーションワゴン
    トヨタ カローラツーリングハイブリッド
    カローラブランドのステーションワゴンとして幅広い層から支持されている。5ナンバーサイズで軽量ボディの「カローラフィールダー」も併売されており、こちらにも1.5Lのハイブリッドモデル(FFモデルのみで2,330,400円)がある。装備の違いを差し引いた価格差は大きくないが、ボディサイズに制約がないのであればカローラツーリングをおすすめする。フィールダーの燃費数値も27.8 km/Lと良好だが、走行性能が段違いだ。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    第6世代商品群の最小SUV
    マツダ CX-3
    ディーゼル専用車として誕生したマツダ最小サイズのSUVだ。1.5Lターボディーゼルは高回転域までスッと回り、トルクの落ち込みが少ない。このクラスにはレアな存在である6速MTも、積極的に回すと楽しいエンジン特性にはぴったりだった。デザインも良く、それでいて実用性が高い。これも第6世代商品群として新規開発したマツダ車ならではの利点だ。良いものは一つとする精神から改良を加えながら2022年12月現在も販売を続ける。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    スモールサイズのレクサスSUV
    レクサス UXハイブリッド
    レクサスも世代ごとにデザインや使い勝手、車内HMIが大きく異なる。その点、UXの外観は新世代そのもの。リヤゲートに真横へと伸びるLEDランプ処理など、2022年に国内で発売がスタートしたRXとの共通項も垣間見ることができる。こうしたレクサスらしさをもちながら、都市部で持て余すことのないボディサイズは重宝する。また、レクサスの各店舗ではスタッフの対応も素晴らしく、レクサスオーナーになりたいという声を押し上げている。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    S-AWCによる一体感の強い走り
    三菱 エクリプスクロス PHEV
    長年、ランサーエボリューションやレースシーンで培ってきた4輪制御技術こそ、エクリプスクロスPHEV最大の武器だ。SUVブームのなかで特別感をもったモデルである。ホンダ「CR-V」のe:HEV リアルタイムAWD、VCターボ×e-POWERに前後ツインモーターを組み合わせた日産「エクストレイル」など競合車があるなかで、三菱の強みはS-AWC技術。現在も次世代モデル向けに開発を継続しているという。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    独特な世界観をもつBEV
    日産 アリア
    本来であれば軽自動車の「サクラ」、汎用の「リーフ」、そして「アリア」という布陣でBEV戦略が作り込まれ、e-POWER軍団として「ノート&ノート・オーラ」、「エクストレイル」、「セレナ」がその横に並び、世界的な電動化車両メーカーとして名を馳せるはずだった。が、コロナ禍で計算通りにはいっていない。とはいえ日産には世界初の乗用車における量産型BEVを発売した意地があり、その象徴が今回のアリアである。早期の販売再開に期待したい。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    「NMKV」発の2代目ハイトワゴン
    三菱 eKクロス
    ekクロスは、三菱と日産の合弁会社である「NMKV」において企画・開発マネジメントが行なわれ、最先端の開発・生産プロセスのもと、プラットフォーム/エンジン/CVTといった主要コンポーネントを刷新して作られた軽ハイトワゴンだ。ACC機能と車線中央維持機能を組み合わせた運転支援技術「MI-PILOT」をはじめとした先進技術を搭載し登録車と肩を並べる快適性を有する。走行性能の高さも美点だ。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    実体はスライドドア化したekクロス
    三菱 eKクロススペース
    後席スライドドアの軽自動車は人気が高い。毎日の買い物や子供の送り迎えなど、ファミリーユースではスライドドアの使い勝手は外せないという。そこに三菱が得意とするRVテイストをふんだんに採り入れた。さらに、この内外装デザインに抵抗があるユーザー向けにekワゴンをベースをしたシンプルデザインの「eKスペース」を用意した。まさに取りこぼしなしといったところ。付け加えるならば、NAエンジンの動力性能に少しゆとりがほしい。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    スバルとの協業第一弾のスポーツカー
    トヨタ 86
    筆者は選考委員として、2012年のCOTYでは86/BRZに満点である10点を投じている。一般的にスポーツカーオーナーは速さとともに楽しさも追求しつつ、所有する歓びも同時に味わいたい、そんな意見が多い。当時の開発責任者であるトヨタの多田哲也氏(現在は退職)は、「86は売りっ放しにせず、中古車市場でも輝く存在としていく」と明言していたが、確かに新しいスポーカーオーナーは増え、そしてみんなが楽しむことができた。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    Cクラスをベースにした都市型SUV
    メルセデス・ベンツ GLCクラス
    「GLC」の前身は「GLK」。GLKは先代Cクラス(W204型)をベースに駆動方式をFR方式からフルタイム4WDである4MATIC方式へと改め、この最終型では先進安全技術群である「レーダーセーフティパッケージ」を装備するとともに、V型6気筒3.5L直噴エンジン(276型)を搭載していた。受け継いだGLCを狙うのであれば、後期型のディーゼルモデルがいい。エアサスペション仕様だと快適性もグンと向上する。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    5気筒エンジン搭載のモンスター
    アウディ RS3(セダン)
    このクラスのスポーツセダンはこの先、どんどん電動化が進む。さらにBEVへの早期移行も考えられる。事実、BMWではこのクラスをBEV化しラインアップを拡充しつつある。そうしたなか、RS3は性能、サイズ、実用性、どれをとっても日本市場にフィットする。確かに高額だが、所有満足度は高いはずだし、国内外の競合車と比較しても単に高価なだけでない。個人的には優れた走行性能と扱いやすい実用性を兼ね備えた貴重な一台だと考える。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    新世代レクサスの象徴でフラッグシップ
    レクサス LSハイブリッド
    LSは運転操作を楽しむドライバーズカーであると当時に、後席の居住性を重要視したショーファードリブンの性格も両立させなければならない。だから開発は困難を極めた。2017年当時、新規開発したGA-Lプラットフォームを使いこなすまでに至らなかったことから、乗り味では評価が分かれていた。マルチステージハイブリッドも目指す世界は素晴らしいが、初期型は制御に荒さがみえた。が、2022年モデルではすべてが解決している。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    地味だが実力派のハイトワゴン
    三菱 eKワゴン
    軽自動車の存在価値はこの後も高いまま推移するはずだが、電動化への対処も不可欠だ。そうした意味で、ekワゴンもいずれekクロスのハイブリッドシステムを搭載する可能性がある。BEVでは兄弟車である「eKクロスEV」の「ekワゴン」版があっても良い。ekクロスEVの押し出し感を苦手とするユーザーも一定数いるからだ。かつて行なっていたように軽自動車を世界市場へと送り出すことも、この先は考えなければならない。すでにアジア各国からの要望は高い。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    三菱が誇る最高峰の4輪制御技術
    三菱 アウトランダーPHEV
    走り出しから実感する滑らかな乗り心地。ここは従来型アウトランダーPHEVから受け継いだ利点だ。電動駆動の強みであるスルッと前に出る滑らかな駆動フィーリングにはじまり、アクセルペダルをじんわり踏み込んだ際には出力が高められた前後駆動モーターにより、2tを超える車両重量を感じさせない力強さがある。20インチの大径タイヤを履くが乗り心地は上質だ。三菱が培ってきた4輪制御技術の集大成がアウトランダーPHEVの真の姿だ。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    新世代e-POWERとProPILOT2.0
    日産 セレナ
    「私たちは子供に何が残せるだろう。モノより思い出、始めよう、新セレナで。」(2代目/1999年の日産TVCM)というキャッチコピーのもと歴代セレナは販売台数を順調に伸ばしてきた。事実、日産の販売比率の約15%をセレナが占める。5代目ではe-POWERを投入し、これまでの「家族の楽しめる」というイメージに先進技術というモデルイメージが定着。そこに6代目だ。e-POWER増強、ProPILOT全車標準装備と独走態勢を狙う。
    2022.12.21
  • 専門家レビュー
    プラットフォームから一新した国民的ミニバン
    トヨタ ノア
    容積型ミニバンで先進安全技術がふんだんに搭載され、しかも実用領域での燃費数値に優れる、そういった選択方法でいけばノアのガソリンモデルは非常に魅力的だ。たしかに上級グレードの快適/先進装備は大いに魅力的だが、ミニバンはランニングコストありきのカテゴリー。よって、車両価格はなるべく低く抑え、メンテナンスコスト含めた総合評価で選びたい。納車待ちが長期にわたるが、待って損はない一台だ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    新たなハイブリッドモデルで魅力を倍増
    トヨタ ノア ハイブリッド
    容積型ミニバンは、常用する乗車人数と走行するシーンによってパワートレーンを選択する方法がもっとも賢い選択のように思える。2.0Lガソリンの総合得点も高いが、やはり4人 ラゲッジルーム活用が前提となるならばハイブリッドモデルが走行性能だけでなく、燃費数値の上でも有利になる。高負荷時に車内へと透過するエンジン音にしても、ハイブリッドモデルが全体的に抑えられている。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    ノアとの兄弟車でエアロモデルのみ設定
    トヨタ ヴォクシー
    容積型ミニバンのもっとも優れた点はスペース効率にある。だから、多人数乗車や荷物をたくさん積み込み移動する際にその真価を発揮する。ただ、ヴォクシーのように個性を大切にするモデルでは、よりパーソナルな移動のために使うというユーザーも多くなる。この先、人ひとりあたりが移動する際のCO2排出量云々がさらに問われる時代に、果たして能力の半分も使わない容積型のミニバンのパーソナルユースがどれだけ求められるのか。冷静な検証も大切だ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    よりアグレッシブなスタイルの容積型ミニバン
    トヨタ ヴォクシー ハイブリッド
    ユーザーが求める性能を全方位で高めながら、とりわけ従来型の弱点だった走行性能をグッと向上させたことで競合他車にとって驚異の存在になった。とりわけ先進安全技術を日常走行にも活用するPDAは秀逸だ。ノアにも装着されるこの装備は、先進安全技術のセンサーからの判断を受け、危険に近づく前からゆっくり減速したり、ステアリング制御を行なったりする。事故を未然に防ぐから一歩進み、危険から遠ざかるための先進安全技術として、この先の普及が見込まれる。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    VCターボにe-POWERの最強タッグ
    日産 エクストレイル
    ホンダ「CR-V」、SUBARU「フォレスター」、トヨタ「ハリアー」と並び、日本の、いや世界のSUVとして認知されているエクストレイルだが、4代目となって技術面で頭ひとつ突き抜けた。VCターボにe-POWERを組み合わせて燃費性能と突き詰めつつ、e-4ORCEで日常走行からスポーツ/悪路走行に至るまで安心して楽しめる。さすが技術の日産といえる一台だ。価格にしても中間グレードのXであれば十分に納得がいく。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    赤バッジ30年目に登場したピュアスポーツモデル
    ホンダ シビックタイプR
    1972年のシビック生誕から50周年、そして1992年の初代タイプRであるNSXタイプRの誕生から30周年にあたる2022年に誕生したのがFL5型シビックタイプRだ。歴代のタイプRのなかでもっとも美しく、そして上品で速いピュアスポーツモデル。初代NSXのキャッチフレーズである「解放するスポーツ」をそのまま現代に蘇らせたのが、FL型シビックタイプRだ。コロナ禍の影響から、手放しで喜べない状況が続くなか、人に夢と希望を与えてくれるホンダのレッドバッジは、この先、語り継がれるだろう。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    SUBARUのAWD魂をもつBEV
    スバル ソルテラ
    トヨタとSUBARUの協業第二弾として誕生したBEV。走行性能ではダンパーの減衰力違いによる乗り味変化はあるものの、バッテリー、モーター、インバーターのいわゆる三種の神器に関しては変化がない。協業初のBEVだから失敗は許されず、さらにいえば、bZシリーズとして「bZ3」としてセダン、「bZ Compact SUV」 として小型SUVなどが控えており、そのトップバッターとしての重責もある。だからこそ、bZシリーズに通ずる華があると、この先の展開がおもしろくなるように思う。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    奇をてらうことのない韓国生まれのBEV
    ヒョンデ アイオニック5
    BEV含めた電動化の本格的な普及期を迎えた日本では、国内外のさまざまな電動化モデルの増加が結果的に良い方向に働く。車両の性能だけに留まらず、充電環境などインフラ面でも普及が一層進むからだ。一方、BEVがライフスタイルに合わない、自身の時間の使い方に合わない、そういった人たちの存在も明らかになるだろう。その場合は無理にBEVに合わせずとも性能の見合うHVを購入すべき。大切なことは電動化の普及で、BEVだけの普及でもなければ内燃機関排除でもない。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    軽自動車枠で上質を目指したBEV
    日産 サクラ
    軽自動車のBEVはやはり相当の需要があったということ。一方で、補助金ありきでの強気の価格設定では、この先は先細りしていくだろう。補助金は税金なので、未来永劫、補助は続かない。大切なことは充電一回あたりの実質的な走行距離120km程度に留まるBEVの軽自動車を、どのようにガソリンの軽自動車と共存させていくのか。スズキ「アルト」は実用燃費数値で30km/L。車両重量はわずか680kgだからLCA換算でのCO2排出量が少ない。両車とも脱炭素社会への強い味方だ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    タフで力強いイメージを抱かせるBEV
    三菱 eKクロス EV
    2009年に「i-MiEV」を世に送り出した三菱だからこそ、軽BEVの優れた点とマイナス点を熟知した上で、今回のekクロスEVへとつなげた。MNKVによるリリースだが、電動パワートレーンの設計思想には同じく2010年の「リーフ」以降、電動化技術を着実に培っている日産の色も濃い。それだけに安心して使える点がekクロスEV(SAKURA)最大のメリットだ。ただ、補助金ありきの車両価格設定はいかにも高価だ。2024年にはホンダも軽BEV試乗に参入するが、より安価だろう。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    16代目を大きな変換点としたトヨタのトップモデル
    トヨタ クラウン(クロスオーバー)
    クラウンはこの先、セダン、エステート、スポーツと3つのボディタイプが加わることがすでに発表されている。パワートレーンにしても、クロスオーバーの2つのハイブリッドシステムに加えて、FCV(燃料電池車)、BEVなど複数の電動パワートレーンを用いる可能性が高い。いずれにしろ、トヨタのフラッグシップモデルが存続し、しかも時代に合わせた電動化が織り込まれることは喜ばしいことだ。内装デザインにしてもこの先、各国のユーザー評価を採り入れていくのではないか。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    ガソリン 大容量バッテリーで別次元の走り
    マツダ CX-60 PHEV
    CX-60ではディーゼルのマイルドハイブリッドシステムと、このガソリンでのプラグインハイブリッドシステムで電動化を進める。この先にはBEVの増強プランがあることも2022年11月の「2030経営方針説明会」のなかで明かされた。ラージ商品群として内燃機関の可能性を、最先端のマツダ技術で具現化したのがCX-60の存在意義だ。電動化/進化型内燃機関という2つの戦略は、この先も続く。ロータリーエンジンを発電用とするBEVの実用化にも期待したい。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    ジャストサイズの本格派マルチSUV
    スバル クロストレック
    扱いやすいボディサイズ、スバル伝統のAWD技術、最低地上高200mmと基本はしっかりと抑えた。XVユーザーからクロストレックへの乗り換えも予想できる。先進安全技術のうち新世代アイサイトとなり3つの光学式カメラで車両前方を認識することで、これまで以上に事故の抑制効果がえられるはずだ。個人的に惜しいなと思うのは、全高が1575mm〜となっていること。従来型はルーフレールなしの場合でルーフアンテナを倒すと都市部の立体駐車場でも許容可能な1550mmだった。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    スタイリッシュな正統派セダン
    ホンダ アコードハイブリッド
    主な市場である北米では、アコードのような正統派セダンはまだまだ需要が高い。その北米ではアコードは決して大きなボディサイズではないことから、高級モデルというより庶民派的な位置付けで、事実、トヨタ「カムリ」と並びベストセラーだ。ちなみに、アコードの累計生産台数は1300万台を超える。この先もアコードは息長く販売されるだろうが、セダンボディを手放すことはしないのではないか。国内では見かけなくなったセダンだが、愛車の選択肢としては十分にアリ。アコードはその注目株だ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    マルチに使える元祖トールコンパクト
    トヨタ シエンタ
    1999年のファンカーゴに端を発するトヨタのトールコンパクトモデルは、ラクティス→2世代に渡る従来型シエンタときて、3代目の新型となった。デザインは紆余曲折あったが、結果的に元祖であるファンカーゴの色を随所に感じさせる。デザインにはよく黄金比があるといわれるが、トヨタのなかではこれがトールコンパクトの王道なのだろう。まとまりよく、5ナンバーサイズなので使い勝手もいい。パワートレーンにしても最新世代のハイブリッド&ガソリンエンジンは走行性能と燃費性能を高い次元で両立。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    1.5Lのガソリンモデルでも十分な走り
    ホンダ フィット
    コンパクトカーは難しい時代になった。競合モデルが増えたこともそうだし、軽自動車がより豪華で快適に、そして安全になってきたことから、価格面での追い上げも食らっている。ただ、フィットは初代からMM思想(N360から貫かれている居住空間を広く、メカ部分を最小にする)を武器に、時代とともに進化してきた。センタータンクレイアウトによる空間の活用もそのひとつだ。コンパクトカーに道具としての高い実用性を求めるならフィットのガソリンモデルは十分な性能。価格面でも満足できるはずだ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    e:HEVを初めて名乗ったハイブリッド
    ホンダ フィットハイブリッド
    3代目フィットのハイブリッドはi-DCDと呼ばれるデュルアルクラッチトランスミッションに駆動モーターを内蔵したシステムだった。インナー&アウタークラッチと結合する、7速化された有段ギヤと電動モーターのダイレクトな走行フィールは高い評価を受けたが、機構が複雑であったためリコールを繰り返した。e:HEVは考え方を180度変更したシリーズ式。電動駆動モーターを高出力化してスムースで力強い走りを実現している。コンパクトカーながら静粛性はワンランク上。燃費数値も良好だ。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    ターボモデルを加えてユーザー層を拡大
    ダイハツ ムーヴキャンバス
    ムーヴキャンバスが築いたジャンルは若い女性ユーザー層だった。それを2代目では男性ユーザー層も狙いつつ、大人世代(若い世代の親たち)を新たなターゲットにした。ストライプスでは従来のほんわかしたムードを大切にしつつ、新しいセオリーでは男性や大人世代を狙った。その方針転換は見事にヒット。発表後約1ヶ月時点で、月販目標台数(6,500台)の4倍となる約26,000台を受注している。コロナ禍の部品不足の影響を受け、半年ほどの納車待ちが発生しているという。
    2022.11.28
  • 専門家レビュー
    純内燃機関としての最終モデルか
    日産 フェアレディZ
    本来であれば日本市場への導入はもっと早かった。コロナ禍などで延期となったわけだが、その余波で日本では購入できなくなった。筆者は受注停止前に注文できたが納期は3〜4年とも噂されるほど。注文時には「メーカー都合で注文がキャンセルされる」旨の用紙にサインした。Zは夢を与えてくれる車だから、気長に待ちたい。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    3列目シートまで快適な全方位ミニバン
    ホンダ ステップワゴン
    96年の初代登場時、一世を風靡していたオデッセイと並んでホンダの看板商品であった。ツインリンクもてぎ(現モビリティリゾートもてぎ)の総工費を支えるほど売れたという。6代目となる新型は3列目シートでの実用性を大いに考えた。2列目→3列目となるにつれ高くなるシート座面(シアターシート)は視界が広く好評だ。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    3列目シートまで快適な全方位ミニバン
    ホンダ ステップワゴンスパーダ
    96年の初代登場時、一世を風靡していたオデッセイと並んでホンダの看板商品であった。ツインリンクもてぎ(現モビリティリゾートもてぎ)の総工費を支えるほど売れたという。6代目となる新型は3列目シートでの実用性を大いに考えた。2列目→3列目となるにつれ高くなるシート座面(シアターシート)は視界が広く好評だ。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    ホンダ電動化の一翼を担うハイブリッドモデル
    ホンダ シビック (ハッチバック)
    2022年、誕生から50周年を迎えたシビック。1.5Lターボと追加されたe:HEVに、3本目の柱としてホンダ生粋のスポーツグレード「タイプR」が2022年9月に発売される。ホンダ初のハイブリッドモデルは1999年の発売だから今年で23年が経過。e:HEVが示す走行性能と燃費性能の両立はすばらしく、シビックで完熟した。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    すべて新規開発した世界戦略SUV
    マツダ CX-60
    良い物への考え方は一つであるとするマツダの信念から生み出されたCX-60。この先、10年〜20年かけて真価が問われるのだろう。個人的にはBEVへの対応やロータリーエンジンを活用したシリーズハイブリッドにも興味津々だが、CX-5がマツダを支えたように、今度はCX-60がマツダの躍進をもたらす存在になってほしい。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    BEVにおけるカローラ的存在を目指す
    トヨタ bZ4X
    GR86とBRZはトヨタとスバルで共同開発を行った。bZ4Xとソルテラの開発プロセスはさらに一歩進み、両社から開発陣を選抜してひとつの組織で作り上げたから、開発プロセスがうまくブレンドされた。乗り比べると違いは歴然。ソルテラはスバルお得意の走行性能を特化させ、トヨタは多くのユーザーに馴染む特性が与えられた。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    世界的ヒットとなったマツダの主力SUV
    マツダ CX-5
    マツダ渾身の第6世代商品群トップバッターとして誕生したCX-5(初代は2012年登場)。現行モデルは2代目だが、年次改良ごとに見た目以外、大きく進化させてきた。わかりやすく乗り心地、各種装備、所有満足度が高められた。先頃、発表された第7世代のCX-60へとバトンタッチされるが、当面は併売。今が最後の買い時だ。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    レクサス初となるBEV専用モデル
    レクサス RZ
    電動化を目指すレクサス初のBEVとして世界中から注目された。発表前はbZ4Xのレクサス版との予想があったが、実車の質感はその予想を遙かに超えた高いものだった。手に触れる各部の素材、スイッチ類の操作フィールはこれまで培ってきたレクサスそのもの。スピンドルグリルをBEV化に適合させるなどアイコンも進化させた。
    2022.8.9
  • 専門家レビュー
    3列シート7人乗りが標準仕様となった第4世代
    メルセデス・ベンツ GLEクラス
    メルセデス・ベンツのブランドは確固たるもので、その意味でSUV、3列7人乗りとなると必然的にGLEという選択肢に。ただ、デザインは古典的なSUVルックだ。デザイン性を求めるのであれば5人乗りとなるがGLEクーペがいい。見た目だけでなく乗り心地や操縦安定性がオンロード寄りだから、市街地ユースメインであればGLEクーペの評価が高まる。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    基礎は同じながらRAV4の双璧となるSUV
    トヨタ ハリアー
    日本市場におけるSUVを定着させたモデルとして、この先も長きにわたってラインアップされるだろう。しかしながら、初代から一貫した上質SUVというキープコンセプトがどこまで通用するのか……。電動化社会が叫ばれて久しいが、本来であればハリアーのようなネームバリューと実力があるモデルこそ、少数販売モデルとしてBEVの存在があっても良いように思う。その布石としてプラグインハイブリッドの設定を強く望みたい。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    世界でもっとも愛されるハイブリッドカー
    トヨタ プリウス
    そろそろ5代目プリウスの存在が噂されはじめた。電動化システムの飛躍的な進歩、2次バッテリーの充放電性能の進化、そしてボディの軽量化が相まって、次なるモデルは燃費数値だけでない、次世代にふさわしいモデルになるだろう。また、車内の操作系には強化型のボイスコントロールが入るとも言われている。日本語の認識能力を高めることで、物理スイッチを配した環境が提供されるようだ。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    4代目となったオン/オフ問わないクロカンモデル
    トヨタ ランドクルーザープラド
    ランドクルーザーブランドの強みは絶対的な信頼性にある。世界中、どんな場面を走行しても走り切ることを主眼に開発された車体設計がなされているからだ。2022年現在のフラッグシップである300系ランドクルーザーにも通ずる安心感だが、2009年当時は「安価で良い性能」が目指すべき目標の優先順位であったことから、たとえばSUVのような快適性はない。一定の割り切りが必要だ。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    新世代の通信技術と走行性能を融合させた15代目
    トヨタ クラウン
    日本市場での使い勝手を真剣に考えた15代目クラウン。ボディサイズ、パワートレーンともに申し分ない性能を持つ。一方で、セダンユーザーの高齢化に伴い、これまでのクラウン像だけではトヨタのフラッグシップであり続けることが難しくなってきた。2022年7月に発表となった16代目クラウンでは、40を数える国と地域への本格的な輸出と年間20万台に及ぶ生産計画が明らかにされた。クラウンは世界に羽ばたき、この先も輝き続ける。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    マイルドハイブリッドシステムを得た8代目
    フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
    ゴルフ伝統の広いキャビンとボディのコンパクト化、シンプルな内外装デザイン、優れた先進安全技術と内燃機関における電動化がトピックだ。また、日本市場でも優れた実用燃費によるランニングコストの安さも魅力だ。一転、ロジックコントロール式やタッチ式に改められたエアコンやオーディオ関連のスイッチに戸惑いを覚えるかもしれないが、運転中のブラインドタッチが考慮された設計だけに、次第に慣れる。やはりゴルフは最高の移動手段である。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    2018年の大幅改良ではオンロード性能が向上
    メルセデス・ベンツ Gクラス
    ステアリング形式、フロントサスペンションの大幅改良によって、満足できる走行シーンが増えたGクラス。衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進安全技術の集合体であるプレセーフの数々もこのモデルから搭載された。とはいえ電子プラットフォームは最新のメルセデス・ベンツからすれば2世代前のもの。やはりGクラスはオフロード性能に特化したモデルとして乗ると所有満足度が高まる。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    ボルボの強みであるステーションワゴンの進化形
    ボルボ V60
    ボルボはSPAと呼ぶ新世代プラットフォームにより現在のラインアップをそろえる。大きなボディから中間のV60/S60、そして小さなXC40までを包括する。また、プラグインハイブリッドやBEVモデルへの対応もプラットフォームを部分的に変更することで対応可能。こうしたマルチなパワートレーンへの対応がボルボのブランドイメージを高めている。V60は日本に最適な一台だ。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    コンパクトなボディに詰まった上質なSUV要素
    レクサス UX
    自身、最初のレクサスとして中古モデルから所有する、そんな付き合い方が似合う。できればガソリンモデルの上位グレードであるとさらに良い。彫りの深いエクステリアデザインを際立たせるオレンジ系や深いグリーン系などが用意されているので、ぜひカラーリングにもチャレンジ頂きたい。レクサスの皮を被ったトヨタではないことがおわかり頂けるはずだ。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    高い実力をもつ5代目Eクラスにして中核モデル
    メルセデス・ベンツ Eクラス セダン
    メルセデス・ベンツは最新モデルが最良かと問われればNOといえる。筆者自身、歴代のメルセデス・ベンツCクラスを4台に渡り購入してきたこともあり自信を持っていえる。ただ、メルセデス・ベンツにしても車造りの根幹に変化が訪れた。先進安全技術や電動化技術については、最新モデルが最良と言わざるを得ない。その意味で、2016年モデルのEクラスは新旧の良さを併せ持つ貴重な一台である。
    2022.7.21
  • 専門家レビュー
    極限状態でも確実にたどり着くためのクルマ
    トヨタ ランドクルーザー300
    筆者も昔、80系ユーザーの一人だったので、ランクルの目指すべき走行性能、求めるユーザーの声などは承知しているつもりだ。その上で、300系はこれまでのユーザーにしてみれば夢のクルマであり、最新モデルに惹かれる新たなユーザーにとってみれば、手元に早くおきたい一台。一方、メルセデス・ベンツGクラスにしてもそうだが、ファッション性だけを求めて購入するにはハードルが高い。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    上級クロスオーバーモデルの先駆け的存在
    トヨタ ハリアーハイブリッド
    SUV、しかもフォーマルからアウトドアフィールドまで高い満足度を得たいというユーザーにはうってつけのモデルだ。ハイブリッドモデルは実用燃費数値に優れる。リチウムイオンバッテリーにより流れの安定した道路環境ではEV走行時間が長いからだ。乗り心地もE-Fourモデルはとくに上質で、大人4名 荷物のロングドライブも苦にならない。中古車市場でも人気の車種だから手放す際も有利だ。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    人気のコンパクトSUVのシリーズハイブリッド
    トヨタ ライズハイブリッド
    コンパクトクラスSUVとして従兄弟分にあたるのがヤリス・クロスだ。エンジン1.5Lとなり価格も12万円ほど上がるから一クラス上。ライズそのものの完成度は高いが、ヤリスも相当な実力派。よって、ユーザーからすれば大いに悩ましい。ライズの強みは気軽に乗れて、燃費数値、走行性能とも満足度が高いところある。デザインにしても若々しく、万人に受け入れやすい。ここが利点だ。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    電動車の中核となる可能性を秘めた一台
    トヨタ RAV4 PHV
    電動化社会に対するひとつの案がPHVだ。大容量の2次バッテリー(RAV4PHVは18.1kWhのリチウムイオン)を搭載して、エンジンを停止させたEVモードでの走行可能距離や、ハイブリッド走行時の電動駆動時間を増やすことに使う。ユーザーのライフスタイルから、必要な要素を取り込めば良い。BEV(電気自動車)か内燃機関車かの二者択一論に対する最高の回答である。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    フルサイズハイブリッドミニバンの最高峰
    トヨタ アルファードハイブリッド
    純粋に多人数乗車が多く、一度に走行する距離が多いユーザーにはおすすめだ。しかも、エントリーグレードで十分な快適性をもつ。具体的には2列目シートにも乗員がいて、荷物がたくさんある場合には、最高の移動手段となるはず。コロナ禍でクルマ移動が見直されたが、アルファード・ハイブリッドは貴重な存在。繰り返しになるが、グリルを中心とした顔付きがもう少し柔和になれば良いと思う。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    日本を代表するフォーマルセダン
    トヨタ クラウンハイブリッド
    15代にも及ぶ歴代クラウンのなかで、現行モデルはもっともパワフルなエンジン(システム出力359PSの3.5Lハイブリッド)を搭載しながら、日本の道路事情で最適な足回りをニュルブルクリンクにまで遠征して作り上げた。素晴らしい車両なのだが、販売現場での扱われ方は、14代までのクラウン同様だった。よって、技術者の想いがユーザーに伝わり切らなかった。ここがとても残念だ。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    各国で人気を博す日本風クロスオーバー
    トヨタ RAV4ハイブリッド
    クロスオーバー要素をもったSUVのうち、国産モデルとしてはホンダ「CR-V」、SUBARU「フォレスター」、そして上位に「ハリアー」などが25年以上にわたり支持されている。RAV4もその一台だ。各モデルが独自のSUVらしさを装備やスタイルで演出するなか、3つの4WD方式を導入するなど走行性能で勝負する、じつに硬派な一台だ。ベースモデルの作り込みが素晴らしく価格にも納得。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    世界市場に通用する美しいハッチバックボディ
    トヨタ カローラスポーツハイブリッド
    ハッチバックモデルを好むユーザー、もくしは過去に所有していたユーザーが乗れば、実車の良さがすぐにわかると思う。具体的には、走行性能はセダンと遜色なく、ワゴンに肩を並べる積載性があること。そしてなにより美しいハッチバックボディをまとっている。1.2Lターボモデル(FF)には6速MTがあり、4WD(CVT)もラインアップするなど、トヨタらしい幅の広さにも注目だ。地味派手な一台である。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    軽さとしなやかさにこだわった小型スポーツ
    スズキ スイフトスポーツ
    このままのボディサイズと乗り味を活かしながら、少し大人のスポーツテイストが盛り込まれたらさらに良い思う。マツダのオープンスポーツカー「ロードスター」は歴代、内装色やボディカラーを特別に仕立てた限定車があったが、スイフトスポーツでもそうしたファンを飽きさせないプランがこの先、用意されると良いと感じた。また、時流に合わせ電動化されたスイフトスポーツの姿も見てみたい。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    150を超える国と地域で販売される国民車
    トヨタ カローラ
    以前、カローラの開発担当者に話を伺ったことがある。世界中で販売するカローラの開発にはものすごく神経を使うらしい。どのクルマでも完成までには神経を使うが、「車両価格が安くて良い物を、長く使っても壊れないように」、となるとカローラがその筆頭になるというのだ。たしかに30年以上前のカローラが、未だに中東地域で元気よく走っている姿を報道番組などで見ると納得させられる。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    4代目となり大きく開眼したコンパクトハッチ
    ホンダ フィットハイブリッド
    21世紀にふさわしいコンパクトモデルとして誕生した初代から、4代目ではグッと落ち着いたグレード構成で勝負に出た。しかし、ホンダらしさをユーザーが実感するのは楽しい走りができること。4代目も十分よく走るが、RSグレードなど歴代のスポーツグレードが消滅したことから、地味な印象ばかりが目立ってしまう。搭載技術は走り、安全性ともにトップクラス。際立つ個性が欲しくなる。
    2022.6.24
  • 専門家レビュー
    クーペとSUVの融合から新境地へ
    ホンダ ヴェゼルハイブリッド
    e:HEVを選ぶなら「リアルタイムAWD」を名乗る4WDがおすすめだ。e:HEVユニットから後輪へはプロペラシャフトを通じて駆動トルクを伝達するため力強い後輪の駆動力が感じられるからだ。瞬間的には500N・mまでのトルクが伝えられる。VSAをカットすれば滑りやすい路面でもアクセルコントロールで姿勢が変えられるから安全性も高まる。
    2022.6.24

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