現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > アウディ 電動4ドア・クーペを開発中 ベースはポルシェと共同開発

ここから本文です

アウディ 電動4ドア・クーペを開発中 ベースはポルシェと共同開発

掲載 更新
アウディ 電動4ドア・クーペを開発中 ベースはポルシェと共同開発

ポルシェと共同開発したPPEを使用

アウディがポルシェと共同開発したプレミアム・エレクトリック・プラットフォーム(PPE)を使用する最初のモデルは、A5スポーツバックと同等サイズの背が低い4ドア・クーペになるようだ。

【画像】アウディのEV戦略 全137枚

アウディは2025年までに4種類のプラットフォームを使った20車種の電気自動車を発表するという計画を立てている。ドラマティックなニューモデルは、その1台となる。

アウディとポルシェが開発したPPEプラットフォームは、フルサイズのラグジュアリーカー向けで、伝統的な乗用車とSUVのどちらにも使用できる。全長やトレッド幅も調整可能だ。800Vの高電圧システムを採用し、350kWの超急速充電に対応。様々なサイズのバッテリーも搭載でき、最大容量なら一度の充電で500kmの距離を走れるという。

このプラットフォームは、リアに1基のモーターを搭載するレイアウトが標準だが、フロント・アクスルにもう1基のモーターを搭載して四輪駆動にすることも可能だ。トルクベクタリングや四輪操舵を組み込むこともできる。アウディはフォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを使ったEVも開発中だが、MEBにこれらの機能を搭載することはできない。

アウディはPPEプラットフォームのパフォーマンスに関する数値を明らかにしていないものの、「基本的にはMEBと同等」と述べている。

フロントはeトロンGTと似たデザインに

この新型電動4ドア・クーペは、アウディによれば大体A4と同サイズで、A7スポーツバックのようなクーペ風のスタイリングになるという。フロント・バンパーとグリルは、2018年に発表されたコンセプトカーのeトロンGTに似たデザインになるようだ。

アウディは公式にこのモデルがPPEプラットフォームを使って製品化されると認めたわけではないが、同社デザイナーのパリス・ツィブルスキは、概要を「述べる」ことができると語った。

ツィブルスキによれぱ、このモデルはまだデザインの初期段階にあり、「PPEプラットフォームを使った最も重要なモデルになるだろう」とのこと。なぜなら、将来その後に登場する様々なモデルの方向性を示すことになるからだ。

アウディはPPEを使ったモデルの生産を2020年代初めより始めると述べている。その先陣を切るスポーツバック・タイプのモデルは、「アッパーミドル・クラスからラグジュアリー・クラスまで」カバーするように開発されたPPEアーキテクチャのお披露目という役割を担うことになる。PPEは他に、クロスオーバーやSUV、セダン、ステーションワゴンのベースとしても使用される。これはつまり、現行ラインナップでいえばA6アヴァント、A7スポーツバック、A8、Q7、Q8に相当するEVモデルが登場する可能性を示唆する。

4種類のEVプラットフォームを使い分け

アウディではPPE以外にも3種類のEVプラットフォームを使用する。既に発表済みのeトロンには、 内燃エンジン搭載モデルと共有するMLB Evoプラットフォームを改変したものが使われている。間もなく発表予定のeトロン・スポーツバックと、それに続く3番目の派生モデルについては、どのプラットフォームが使われるか、まだ明らかにされていない。

そして現在市販化に向けて開発が進められているeトロンGTは、ポルシェ・タイカンの姉妹車となる。これはポルシェが高性能モデル向けに独自開発したJ1アーキテクチャが使われる。

アウディはまた、フォルクスワーゲン・グループのMEBプラットフォームを使った量販モデルも開発中だ。MEBはフォルクスワーゲンをはじめ同グループのセアトやスコダでも使用されている。アウディのMEBを使った最初のモデルは2020年、Q4 eトロンとして市場に投入される予定だ。

こんな記事も読まれています

レーシングドライバー前澤友作、フェラーリ・チャレンジのデビュー戦でクラス優勝&3位の活躍
レーシングドライバー前澤友作、フェラーリ・チャレンジのデビュー戦でクラス優勝&3位の活躍
AUTOSPORT web
テインは中国工場もすげーぞ!! 全数検査で品質は折り紙つき 世界に誇る日本のサスはどう作られる?
テインは中国工場もすげーぞ!! 全数検査で品質は折り紙つき 世界に誇る日本のサスはどう作られる?
ベストカーWeb
まるで三菱「ギャランGTO」のような「ミニカスキッパー」は360cc!「パーツはストックしてずっと維持していきます」
まるで三菱「ギャランGTO」のような「ミニカスキッパー」は360cc!「パーツはストックしてずっと維持していきます」
Auto Messe Web
赤旗後の“1時間44分”は「スポーツの公平性」のため。物議を醸すWEC第3戦の延長措置をFIAが説明
赤旗後の“1時間44分”は「スポーツの公平性」のため。物議を醸すWEC第3戦の延長措置をFIAが説明
AUTOSPORT web
中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
中古ではクラスの「コスパ1番」 ルノー・メガーヌ(4代目) UK中古車ガイド EDCの調子にご注意
AUTOCAR JAPAN
フェラーリ新型「12チリンドリ」を発表前にマラネッロで見た印象とは? 価格は6650万円から「デイトナ」オマージュに見えてもいいじゃない
フェラーリ新型「12チリンドリ」を発表前にマラネッロで見た印象とは? 価格は6650万円から「デイトナ」オマージュに見えてもいいじゃない
Auto Messe Web
グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か
グランプリのうわさ話:ニューウェイ、“感情的な相違”でアストンマーティンからの巨額オファーを拒否か
AUTOSPORT web
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
Auto Messe Web
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
AUTOCAR JAPAN
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
AUTOCAR JAPAN
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
乗りものニュース
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
グーネット
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
グーネット
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
レスポンス
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
GQ JAPAN
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1214.01836.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81380.0万円

中古車を検索
A8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1214.01836.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.81380.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村