現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「往年のタミヤ電動RCのリアル版が乱舞!」そこは空冷FLAT4エンジンだらけだった!?【2010ボンネビルSPLレポート-前編-】

ここから本文です

「往年のタミヤ電動RCのリアル版が乱舞!」そこは空冷FLAT4エンジンだらけだった!?【2010ボンネビルSPLレポート-前編-】

掲載 更新
「往年のタミヤ電動RCのリアル版が乱舞!」そこは空冷FLAT4エンジンだらけだった!?【2010ボンネビルSPLレポート-前編-】

ワーゲンオフローダー型からバギーチャンプ型まで!

●実はオフィシャルの足グルマ!

「鮮やかなライトブルーで塗装されたFD3Sブラザーズ!」アリーナの技術力を示す2台のデモカーにズームイン

実際は実車があって電動RCカーが誕生したんだけど、感覚的にはその逆で「うおっ、タミヤのワーゲンオフローダーそのまんまじゃんかよ!!」と、えらく感動した1台。と同時に、小学生んときジイちゃんに買ってもらったオリジナル版が、いまは実家の押入れで眠ったままになってることも思い出した。サフェーサー吹きっぱふうのボディカラー、フロントフード両端に構えたシビエのフォグランプ、ルーフキャリアなどがイイ味出しまくり。

4本のEXマニが集合したあと、マフラーが下方向に取り回されてるからリヤビューはおとなしめ。「やっぱマフラーは上に向かって突き出しててほしいよね!」というのが勝手な感想だったりする。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●サイドストライプが70年代風?

ヘッドライト位置はノーマルのまま、フェンダー加工したタイプ。サスストロークが伸びてるようで、フロントのフェンダーアーチも上方向に拡大されてる。これまたフォグランプにフールキャリアを装備してて、オフロードマシン感を高めてる。色あせたイエローのボディに、ちょっとヤボったい(失礼!)黒&赤のサイドストライプがアメリカンな感じ!?

リヤ周りはフェンダーとエンジンフードの下半分をカット。ムリクリ装着した感のあるサイレンサーがほほえましい!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●ビートル=かぶと虫というよりフロッグ=カエルっぽい…

フェンダーを取っ払ったところにヘッドライトをステーで固定した、こんな個性的なフロントマスクもアリ! よく見ると、その下にクラクション、ナンバーの両脇にはちゃんとウインカーも取り付けられてたりする。ただ、ホイールもタイヤもノーマルっぽいから、オフロードマシンというよりカスタムマシンという方がシックリくるかも。

マフラーは上に突き出してるけど、なぜかエンド部にはフタがついてる!? 走りながらパカパカするのか? それともイタズラ防止?? その真意は不明…。

フロントマスク同様、リヤビューもかなり個性的。汎用だか他車種用だかのテールランプを移植して、リヤフェンダーを大胆にカットだ!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●なにげにワイドフェンダーか?

これまたヘッドライトを寄り目にしないでノーマルの雰囲気を残してる1台。というか、タミヤのワーゲンオフローダー的なスタイルの方が少数派ってことだ。それはともかく写真を見る限り、前後ともワイドフェンダーに交換されてる感じ。後ろ向きの写真をイエローの1台と見比べてみると、違いがわかるハズなんだけど…う~ん、微妙かも。

横長サイレンサーに細いテールエンドは、おそらくノーマルマフラー。気になるのは内側に向いちゃってるテールランプで、もしかして左右間違って装着してんのかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●機能を追求した究極のカタチ

飾りっ気がまるでなく、スパルタンな雰囲気が満点! ここまでバギーチャンプにクリソツな1台があるとは思ってもみなかった。実は肝心のエンジンを撮り忘れてたりするんだけど、空冷フラット4が搭載されてると信じたい。サスペンションはフロントがダンパー+トーションスプリング、リヤがダブルダンパー+ツインコイルスプリングという仕様。いま気がついたけど、よく見たらコレ、タミヤの“ワイルドワン”に似てなくもない…かも。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●小径タイヤがコミカル!

サスアームの細さから想像するにかなり軽く仕上がってるようで、イメージとしてはバギーチャンプというよりむしろ“グラスホッパー”か? サス形式はフロント・ダブルウィッシュボーン、リヤ・スイングアームで、ダンパーはアメリカのオフロード用専門メーカーとなるキング製だ。それよりコイルスプリングが見当たらず、トーションスプリングもどこに装着されてるのか、まったくわからないのが気になってしかたない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●アンテナで電動RCカー度がアップ

このテのバギーカーはスペースフレームが定番だけど、パネルがもうけられるのはフロア&サイドのみ…という超シンプルなつくり。なりゆき上、バギーチャンプ型に入れたけど、京商“ギャロップ”とかヒロボー“ゼルダ”とかって、たしかこんなカタチしてたハズ。いや、青いパイプフレームってことはチェーン駆動4WD+4WSという当時の最先端メカを搭載した無限精機の“ブルドッグ”が一番近いかも。

あれ? 肝心のエンジンが空冷フラット4じゃなくてV型だ! ミッションも後ろ側についてたりするし…。企画の趣旨からハズれてるけど、まぁ良しとしよう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●VWといえば、こんなのも!

ビートルから派生したワンボックスモデルのタイプII、俗にいう“ワーゲンバス”。愛嬌あるフロントマスクを持つクラシカルなスタイルやスペース効率に優れたパッケージングなど、日本でも根強いファンが多い。ボディは塗装が色あせるどころか、サビによって侵食されまくり。ただ、タイプIIだと、それさえもビンテージ感を高める演出のひとつに思えてしまうから不思議だ。

●PHOTO&TEXT:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)

こんな記事も読まれています

「NSX-GTよりもストレートは速い」 スーパーGTに新規参戦するシビックタイプR-GTの開発陣&ドライバーを直撃した
「NSX-GTよりもストレートは速い」 スーパーGTに新規参戦するシビックタイプR-GTの開発陣&ドライバーを直撃した
WEB CARTOP
ヤマハ:母国GPのクアルタラロがQ2ダイレクト進出。リンスは新しいタイヤ戦略をテスト/第5戦フランスGP初日
ヤマハ:母国GPのクアルタラロがQ2ダイレクト進出。リンスは新しいタイヤ戦略をテスト/第5戦フランスGP初日
AUTOSPORT web
F1からeVTOLへ……ふたつのプロジェクトの共通点は「失敗を恐れてはいけない」ということ
F1からeVTOLへ……ふたつのプロジェクトの共通点は「失敗を恐れてはいけない」ということ
motorsport.com 日本版
「走り屋」「アウトドア派」「サーフ&スノー派」全部に愛された! 初代セリカ・リフトバックのカッコ良さがいま見てもヤバい
「走り屋」「アウトドア派」「サーフ&スノー派」全部に愛された! 初代セリカ・リフトバックのカッコ良さがいま見てもヤバい
WEB CARTOP
「スバ川立」「ターャジス」… 救急車はもはや何かの暗号? なぜ“読みにくい”のか
「スバ川立」「ターャジス」… 救急車はもはや何かの暗号? なぜ“読みにくい”のか
乗りものニュース
高速道路だけじゃない!「一般道」から気軽に入れる「人気のSA/PA」5選! 名物&グルメが「小旅行」にピッタリ!
高速道路だけじゃない!「一般道」から気軽に入れる「人気のSA/PA」5選! 名物&グルメが「小旅行」にピッタリ!
くるまのニュース
ロールスロイス『カリナン』改良新型に「ブラック・バッジ」、V12ツインターボは600馬力
ロールスロイス『カリナン』改良新型に「ブラック・バッジ」、V12ツインターボは600馬力
レスポンス
【試乗】オールシーズンタイヤってどんな感じ? 初体験でウエットも雪道も走ってみたらかなり「アリ」な選択だった
【試乗】オールシーズンタイヤってどんな感じ? 初体験でウエットも雪道も走ってみたらかなり「アリ」な選択だった
WEB CARTOP
ヨーコと別居していた18カ月間、ジョンがどこで何をしていたのか明らかになるドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』
ヨーコと別居していた18カ月間、ジョンがどこで何をしていたのか明らかになるドキュメンタリー『ジョン・レノン 失われた週末』
バイクのニュース
三菱電機の宇宙用LIB、月周回有人拠点向けにJAXAから受注 納入実績と高い信頼性で
三菱電機の宇宙用LIB、月周回有人拠点向けにJAXAから受注 納入実績と高い信頼性で
日刊自動車新聞
【スクープ】400万円以下の価格設定もあるか!? テスラの新型コンパクトハッチバックEVを大予想!
【スクープ】400万円以下の価格設定もあるか!? テスラの新型コンパクトハッチバックEVを大予想!
LE VOLANT CARSMEET WEB
【MotoGP】カンペキじゃなくても表彰台はグッド! ビニャーレス「守りのレースだった。ドゥカティがレベチ」
【MotoGP】カンペキじゃなくても表彰台はグッド! ビニャーレス「守りのレースだった。ドゥカティがレベチ」
motorsport.com 日本版
トヨタのアドバンテージ消滅/エンジン交換が必要か/2台同時にブレーキロック etc.【WECスパ予選日Topics】
トヨタのアドバンテージ消滅/エンジン交換が必要か/2台同時にブレーキロック etc.【WECスパ予選日Topics】
AUTOSPORT web
「日本には1台入るかどうか」3億円超のハイパーカーが日本に上陸した理由とは
「日本には1台入るかどうか」3億円超のハイパーカーが日本に上陸した理由とは
レスポンス
美しいボディラインが魅力のレンジローバースポーツを展示するとともにヴェラールに試乗できます! レンジローバー出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
美しいボディラインが魅力のレンジローバースポーツを展示するとともにヴェラールに試乗できます! レンジローバー出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
FIAの初代CEOナタリー・ロビンが退任を発表。組織改革に貢献……今後は自動車業界に復帰
FIAの初代CEOナタリー・ロビンが退任を発表。組織改革に貢献……今後は自動車業界に復帰
motorsport.com 日本版
ヒョンデのEVを体験できる拠点をスーパーオートバックスに設置
ヒョンデのEVを体験できる拠点をスーパーオートバックスに設置
Auto Prove
WECスパ6時間レースが“7時間54分レース”に!? まさかの延長に大損のフェラーリが抗議も却下……審査委員は「公平性」を重視
WECスパ6時間レースが“7時間54分レース”に!? まさかの延長に大損のフェラーリが抗議も却下……審査委員は「公平性」を重視
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

581.4735.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

185.0569.0万円

中古車を検索
RCの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

581.4735.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

185.0569.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村