ゴーン問題で大揺れになった2018年の日産。そもそもゴーン問題がなくても日産は2018年にブランニューの新型車を1台も出さないなど、国内市場を軽視しているという批判は強い。
そんななか奮闘しているのが日産と三菱の合弁会社NMKVが作る軽自動車「デイズ」シリーズ。日産を支える屋台骨になっているクルマだ。
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デイズはワゴンRなどのライバルであり、デイズルークスはN-BOXなどのライバルとなる。
そんなデイズのモデルチェンジについてベストカースクープ班が最新情報を入手。日産復活の起爆剤となるか?
文/写真(CG):ベストカー編集部
ベストカー2019年1月10日号
■日産が開発主体に!! 2019年春に発表か!?
ゴーンショックで揺れている日産だが、国内市場で堅調な軽自動車の要であるデイズの次期型モデルは順調に開発が進んでいるようだ。
次期型も現行モデル同様に三菱との合弁会社であるNMKVでの企画開発となる。ただし、現行モデルでは三菱主導で開発が進められていたのだが、次期型では日産側に主導権が移る。
三菱が日産ルノーアライアンスに組み込まれたこともあり、新たに日産が実質的な開発主体となって次期型デイズは誕生することになる。
この次期型デイズの「スモールカー革命」は、新開発プラットフォームとパワートレーンを全面的に刷新することだ。
現行型は三菱製の3B20型660ccMIVECのNA&ターボが設定されているが、次期型についてはモーターアシストによるマイルドハイブリッドでさらなる低燃費化を図る見込み。
さらにターボエンジンのブラッシュアップも実施される。
スズキワゴンRやダイハツムーヴといったライバル他社が誇るドライバビリティに優れるモデルに対抗するため、大幅に性能を底上げして登場することになる。
販売までのスケジュールはゴーンショックの影響もあってやや遅れる可能性もあるが、2018年度末に発表され、2019年4月にも販売をスタートするという。姉妹車のeKワゴンもほぼ同時に次期型に切り替わる。
また、次期型デイズ登場の約1年後には両側スライドドアを採用したデイズルークス/eKスペースもフルモデルチェンジを受ける。
また、注目したいのは2020年後半にもこの次期型デイズのボディをベースにしたEVが市場投入されるという。
次期型デイズ/eKワゴンのボディをベースに日産と三菱の両社が共同開発する形態に。実質的なi-MiEVの後継モデルとなり、日産、三菱の両ブランドで発売される予定。
日産と三菱にとってゴーンショックを吹き飛ばす会心作となるか、注目だ。
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