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【自動車博物館へ行こう】20年もの間、なぜスバル レックスが愛され続けたかわかる気がした

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【自動車博物館へ行こう】20年もの間、なぜスバル レックスが愛され続けたかわかる気がした

水平対向シンメトリカル4WDとともに、スバルの柱となってきた軽自動車。様々な苦難にさらされながら改良を重ねてきた歴史が「スバル レックス」から見てとれる。(Motor Magazine 2018年5月号より)

スバル 360から続く伝統とスバル レックス

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軽自動車販売がピークを迎えたのが1970年代前半。スバルは1972年7月にウエッジシェイプへと転換を図ったレックスへスイッチ。R-2の後期モデルに投入されていた水冷エンジンを採用し、時流に乗った豪華な内装を備えていた。

さらに1981年9月、レックスは2代目へ進化。ついに伝統のRRと決別し、FFとなって登場している。当時主流となっていた商用車たるボンネットバンの「コンビ」でデビュー。10月にはすぐに乗用車の5ドアセダンを追加。1983年8月に3ドアセダンを、10月にパートタイム方式の4WDを追加。さらに、1984年9月のマイチェンでコンビ4WDターボと、5速MT搭載のスポーティ版3ドアSJを設定するなど、レックスは次々と新しい魅力を加え、1986年には3代目へと受け継がれていく。

レックスはシンプルなデザインとオーソドックスな商品構成が特徴で、オイルショック、排出ガス規制、軽自動車の規格改正などの様々な苦難を受けながらも、時代に応じた技術でエンジン形式や駆動方法など様々な改良を重ね、1972年から1992年まで20年、3代にわたって愛され続けた。

スバルビジターセンターには1981年に登場した2代目レックス コンビが展示されている。

スバル レックス コンビ(1981年)主要諸元

●全長×全幅×全高=3195×1395×1370mm
●エンジン= 2気筒
●排気量=544cc
●最高出力=31ps/6000rpm
●最大トルク=4.4kgm/3500rpm
●車両重量=550kg

スバルビジターセンター

群馬県太田市のスバル矢島工場敷地内にあるミュージマム。工場正門を入ってすぐ右側にある。その名のとおり、工場を訪れた人に、スバルのモノ作り、歴史、哲学を広く理解してもらうための施設で、入場は無料。見学の際には担当者が丁寧に案内してくれるので、事前に予約が必要となっている。

●住所:群馬県太田市庄屋町1-1 
●入館料:無料(電話にて要予約/見学可能人数1名~200名) 
●開館時間(見学時間):9:00~/11:00~/13:00~ (1日3回/所要時間約2時間) 
●休館日:スバルビジターセンター ホームページの開館カレンダー参照 
●駐車場:あり(無料、事前申し込みが必要) 
●問い合わせ先:☎0276-48-3101 
●クルマでのアクセス:東北道那須 館林ICより約70分、北関東自動車道 太田桐生ICより約30分 
●電車でのアクセス:東武鉄道「太田駅」より車で約20分、同駅南口より朝日バス「熊谷駅」行き乗車、「マリエール太田前」下車、徒歩約10分、JR「熊谷駅」より車で約50分
●展示車両は入れ替わる場合あり。

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