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メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」何が凄いのか? 開発者に聞いてみた

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メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」何が凄いのか? 開発者に聞いてみた

■メルセデスベンツの主力スポーツコンパクト登場

 メルセデス・ベンツ新型「Aクラス」が発表されました。本日発表されたAクラスは、98年にコンパクトモデルとして鮮烈なデビューを飾ったのちに、2013年のフルモデルチェンジの際、新世代のスポーツコンパクトとして大幅な進化を遂げています。メルセデス・ベンツのエントリーモデルとして日本では、累計で45000台販売されています。

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 新型「Aクラス」は、フラッグシップモデルであるSクラスとほぼ同等の安全運転支援システム、そしてメルセデス初の対話型インフォテインメントシステム、MBUXを搭載した新しい時代を切り開くモデルとなっています。

 クルマへの自然な語りかけで車内の様々な設定が可能なのは、それ自体が安全性を高めています。通話などちょっとした操作のために進行方向から視線を外す必要がなくなり、クルマと接続することでスマートフォンを取り出す必要もありません。また、そのスマートフォン用にワイアレスチャージング機能を標準装備としています。

 AクラスのTVCMを9月28日より一部分放送をしたことについて上野社長は、「新型Aクラスを発表するにあたり1番の特徴ともいえる『話す』という機能をわかりやすく表現するために日本を代表する声優の方々にご登場いただきました。

 実は本日発表モデルではありますが、9月3日よりスピーディかつ特典付きの購入が可能なオンラインプログラム プレオーダーメルセデスにて新型Aクラスの予約を開始いたしました。おかげさまですでに約800台のご注文予約をいただいております」と語り注文予約も順調に伸びているようです。

 また、海外で発表されたAクラスのセダンモデル日本導入については、「弊社の社長からはドイツで販売しているクルマは可能な限り日本のお客様にお届けするようにと言われております」とメルセデスベンツ広報部よりコメントをいただきました。

■新型Aクラスは先代から全てを刷新し全く新しいモデルとして生まれた

 発表会には、ダイムラー社コンパクトカー開発プロジェクトリーダー オリバー ゾルゲ氏が来日し、新型「Aクラス」の特徴について、いくつか伺いました。

――新型Aクラスのエクステリアについて

「新型Aクラスは、全ての面で刷新されたモデルです。エクステリアは、スポーティ、ダイナミック、エモーションで強調されています。この先進的なフロントの設計は、低いボンネットやクロームをあしらったフッラットなLEDヘッドランプなどで心に響く魅力的な外観を表現しています。

 リア部分のデザインは、先代モデルより広くなった印象をもちますが、採用したモジュール型2分割リアバンパー内蔵のリフレクターの間隔が広くなったことによる印象です」

――テールゲート、リアの構造について

「リアボディやテールゲートの構造は、長年にわたりEクラスステーションワゴンを作り続けた経験値により、新型「Aクラス」の車体後部2箇所の刷新につながりました。

 刷新された2つの場所は、リアフロアの下に配置するCリング(Cピラー)下部と、テールゲート開口部を取り巻くDリングです。この形状によりDリング、低い部分にあるCリングを刷新することでリア部分は、先代に比べ合成も強くなり積載容量も増えフラットなフロアも実現しています」

――新型「Aクラス」車内からの視認性について

「視認性向上のために最新の注意が払われて車体は設計されました。例えば車線の変更や曲がり角、駐車時に対向車や後方車を見落とす可能性がかなり軽減されています。ピラーによる視認性の阻害を先代に比べ10%縮小しました。非常に良い数字が出ているわけですが、Aピラー、Bピラー、Cピラーをスリム化することによってこの数字を達成できました。各ピラーをスリム化できた理由は、新設された車両安全技術センターで初めて開発、設計され、事故調査などで得られたデータから、幾何学形状や材料品質なども開発し、そのことで安全性や静粛性も向上しました」

――Aクラスに搭載された新エンジンについて

「1.4リットル4気筒ガソリンエンジンは、非常に効率も良く先代と比べ重量も削減され、パフォーマンスも向上し、エンジン内のパーツにコーティングを施し摩擦や摩耗などの防止につながり、CO2排出量も15%削減されています」

 新型「Aクラス」は、全て新しくデザイン・設計されたメルセデス・ベンツのコンパクトモデルです。他社に新たなインパクトを与えるモデルに成長するのでしょうか。

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