AMG、エンジン組み立ての模様を公開

メルセデス-AMGは、同ブランド製エンジンの組み立てを行うアッファルターバッハ工場の作業の様子を紹介する映像を公開した。

よく知られるように、メルセデス-AMGのエンジンはひとつひとつを、熟練した1人の職人が組み上げる。このワンエンジン-ワンマン体制により、すべてに目が行き届き、作業ミスを防ぎながら高精度なエンジンを完成させているのだ。

今回の映像に登場するパトリック・フォーゲル氏も、そうした熟練工の1人。カメラに向かって「C63」のエンジンが組み上がるまでの様子を紹介してくれている。

エンジンを組み上げる前に、まずシリンダーやピストンにオイルを塗りつけ、部品同士が干渉する部位に適切な潤滑効果が得られているかを確認する。その後、ヘッドやシリンダーを中までじっくりと見回して異常がないか確認する。

問題がないのを確認したあとシリンダーヘッドからバルブカバーを取り外してクランクシャフトを入念にチェック。確認のあとシリンダーヘッドをボルトで締め付けていく。最後に組み上げを担当した人間のネームプレートを取り付ける、という具合だ。

C63は、AMG製の4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し、最高出力476hpを発生。さらなるハイチューン版のC63 Sは510hpに達する。