■500万円級の「高級“本格四駆”」登場!
2024年2月の発売開始以来、三菱自動車工業(以下、三菱)の新型ピックアップトラック「トライトン」が好調な立ち上がりとなっています。
12年ぶりの復活となったトライトンをさっそく手に入れたオーナーたちに、その印象についてたずねてみました。
【画像】めちゃカッコいい! 三菱の「本格四駆」を画像で見る(30枚以上)
三菱のピックアップトラックの歴史は長く、1978年に「フォルテ」のネーミングで登場し、「ストラーダ」「トライトン」と名前を変えながらおよそ45年以上、5世代にわたり世代を重ね続けています。
世界の約150の国や地域で販売を展開し、シリーズ累計で約570万台を生産する三菱にとっても重要な世界戦略モデルです。
そして現行モデルは初代フォルテから数えて6代目。2023年7月にタイで世界初公開されました。生産もタイの三菱工場でおこなわれ、世界各国へ輸出されます。
約9年ぶりに全面刷新され、ボディやラダーフレーム、パワートレインまで全てを新たに開発しています。
国内仕様のボディサイズは、全長5320-5360mm×全幅1865-1930mm×全高1795-1815mm、ホイールベース3130mm。
4ドア・5人乗りの「ダブルキャブ」ボディと4WDを組み合わせたモデルが導入されますが、海外市場ではほかにも複数のボディタイプや駆動方式が用意されます。
パワートレインは、新開発の2.4リッター直列4気筒 2ステージターボ付きクリーンディーゼルを搭載。最高出力204ps(150kW)、最大トルク470Nmを発揮し、トランスミッションは、6速スポーツモード付ATです。
三菱独自の本格的な四輪駆動システム「スーパーセレクト4WD-II」と組み合わされ、後輪駆動、フルタイム4WD、センターデフ直結、ローギアの4種類が選択でき、それぞれの4WDモードに対応する7つのドライブモードも用意します。
旋回性を向上させる「AYC(アクティブヨーコントロール)」を新採用したほか、ブレーキ制御タイプのアクティブLSDも搭載し、意のままの走行性能を実現しました。
またヒルディセントコントロールやヒルスタートアシストの採用で、悪路でのドライバーの負担を軽減します。
そんな新型トライトンの外観は全体に力強いデザインで、1ナンバーの“商用トラック”から想起される簡素な雰囲気などはゼロです。
内装は水平基調で力強い造形のインパネ。悪路走行時も車体の姿勢変化を把握しやすいよう配慮を加えました。
またソフトパッドを要所に多用し質感向上と乗員保護も図るほか、手袋をしていても確実な操作が可能なダイヤルやスイッチ類を配し実用性も高めています。
装備面でも乗用車と変わらない快適な機能がフルに揃います。
先進運転支援機能「e-Assist」やコネクティッド機能「三菱コネクト」も採用され、安全性や利便性も大幅に向上しました。
ラインナップは、上級仕様の「GSR」(540万1000円/消費税込み、以下同)と普及グレード「GLS」(498万100円)の2グレード構成です。
■「トライトン」オーナーの多くは「サイズは意外と気にならない」
三菱は2024年9月6日から8日まで、オートキャンプイベント「スターキャンプ2024 in 朝霧高原」を開催しました。
富士山のふもとに広がる草原の大きなキャンプ場「ふもとっぱら」(静岡県富士宮市)の会場には、前年の倍となるおよそ600組の参加者が集まり、例年以上に盛況なイベントとなりました。
そんなスターキャンプ来場者のなかには、まだデビュー間もない新型トライトンの姿も複数ありました。
首都圏から4人家族で訪れたGLSグレードのオーナーは、3月に納車されたといいます。
「(クロスオーバーミニバン)デリカD:5からの乗り換えです。
純正アクセサリーのホイールモールやサードパーティ製の荷台用キャリア、アルミホイールなどでさっそくカスタマイズしています」
関西から来場したGSRのオーナーは、マツダ「CX-5」からの乗り換え。こちらも早くもカスタマイズの手が入っています。
「100点満点です。満足度は高いです。来年はトライトン専用のテント区画ができることを期待しています」といい、オーナー同士の交流にも期待している様子。
そして、8月に納車されたばかりで「これから孫とのキャンプを楽しみたいです」と語る東京都内のGLSオーナーは、13万キロ乗ったデリカD:5からの乗り換えです。
「(荷台に載せる純正アクセサリーの)キャノピーを注文して届くのを待っています」とのこと。
キャノピーを搭載することで、荷台が屋根付きの空間となり、荷物を雨や盗難から守ることができるアイテムですが、現在納品待ちだといいます。
他のオーナーも荷台にトノカバーを装着したり、養生シートをかけるなど、積載物を保護している人が多いようです。
なお全長5.3mという新型トライトンの巨大サイズについては、どのオーナーも「乗ってみるとそんなには気にならない」といった主旨の回答が返って来ました。
「駐車は苦労することもあるものの、見晴らしも良く運転はカンタン」というのが共通の認識です。
筆者(くるまのニュース編集部 記者T)も実際に新型トライトンで街乗りや郊外路、高速道路などを運転してみましたが、視界の良さや自然なシートポジションが奏功し、良好な取り回しを実感しました。
ただし街中でのUターンでは大きな全長を意識させられるほか、全長5m以下に制限される駐車場には停められない点などは注意が必要そうです。
ラダーフレームとリーフリジッドサスペンションという本格派ながら、乗り心地や直進性も上々で、静粛性も高いことと相まって、高級SUV同等の乗り味といえます。
※ ※ ※
2023年12月21日の正式発表からおよそ半年が経過した2024年7月、三菱は新型トライトンの販売状況を発表しました。
6月末の時点での累計受注台数は2900台以上。目標に対し約2.4倍の受注が集まったといいます。
人気グレードはGSRが約87%を占め、人気ボディカラーは1位が「ホワイトダイヤモンド」(31%)、2位がテーマカラーの「ヤマブキオレンジメタリック」(24%)、3位が「グラファイトグレーメタリック」(22%)と続きます。
前述の三菱スターキャンプ会場では、ヤマブキオレンジメタリックとグラファイトグレーメタリックが二大勢力となっていました。
まだまだ納車待ちというオーナーも多く、次回のスターキャンプ会場では新型トライトンの姿もさらに増えることが期待できそうです。
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実際に赤は1回しか見たことがありません。