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トヨタ ロサンゼルスモーターショー2019「RAV4」プラグインハイブリッドを初公開

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トヨタ ロサンゼルスモーターショー2019「RAV4」プラグインハイブリッドを初公開

トヨタは2019年11月22日、ロサンゼルスモーターショー2019で、RAV4のプラグインハイブリッド(「RAV4プライム」アメリカ名・米国仕様)を初公開した。北米、日本で2020年夏頃、ヨーロッパでは2020年後半の発売を予定している。

カリフォルニアZEV規制対応モデル

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5代目となり、TNGA-Kプラットフォームを採用した現行のRAV4は、アメリカでは2018年末から、日本では2019年4月から発売している。新たに登場したRAV4プライムは、RAV4の基本性能をベースに、プラグインハイブリッドとして開発したRAV4の追加モデルとなる。

パワートレーンには新開発のプラグインハイブリッドシステムを採用し、クラストップレベルの加速性能を始めとするパワフルな走行を追求。電動車ならではの運転の楽しさに加えて、EV航続距離をはじめとする環境性能も両立させている。

アメリカ市場でのトヨタのプラグインハイブリッドは、プリウス・プライムに続く第2弾となり、カリフォルニア州のZEV規制に対応したモデルとなる。現在、カリフォルニア州を始め主要州が適用しているZEV規制は、トランプ大統領の意図を受けたアメリカ政府・環境保護局が無効だとして係争中であるが、自動車メーカー側はZEV規制対応モデルの開発、ラインアップは進行しつつある。

「RAV4プライム」は、RAV4のハイブリッド車と同様の2.5Lエンジンを搭載し、新開発のリチウムイオン電池やモーターの大容量化を行ない、高出力を可能にする新たなプラグインハイブリッドシステムとしている。

システム総合出力306ps

システム出力はRAV4ハイブリッド車を84ps(約62kw)上回るクラストップレベルのシステム総合出力306ps(約225kw)を達成し、加速性能は0-96km/h加速は5.8秒(RAV4のハイブリッド車は7.8秒)を達成するなど、パワフルな走行を実現。先行したプリウス・プライムを大幅に上回る性能としている。

また、大容量リチウムイオン電池は、床下搭載とすることでRAV4と同様の室内空間を確保しており、低重心化により走行安定性の向上に寄与している。駆動方式は、RAV4のハイブリッド車と同様にリヤ・アクスルに駆動モーターを配置する「E-Four」(電気式4WDシステム)だ。

パワフルな動力性能に加え、新開発のプラグインハイブリッド・システムにより、EV航続距離は39マイル(約62km)とし、燃費性能は90MPG(38km/L)を達成。またプリウスPHVと同様のヒートポンプオートエアコンをRAV4プライム向けに最適化して搭載し、高効率な電力消費を実現するなど、PHVに期待される高い環境性能も実現しているという。

さらにまた、大容量電池の利点を活かして災害時に役立てるよう、駆動用電池に蓄えた電力を最大1500Wの出力で家電などへ供給できる外部給電機能を搭載している。

デザイン

エクステリア・デザインは、ワイド感や低重心感を演出するため、専用フロント・グリルとロワバンパーを採用。また、19インチ専用アルミホイールに大径タイヤを設定し、SUVらしい力強さと安定感を表現。

ボディ色は、鮮やかで質感の高いスーパーソニックレッドを新設定している。ボディ下部をブラックに塗装し、ブラックルーフと合わせて、引き締まった印象としている。

インテリアは、視認性を高めるヘッドアップディスプレイや、大型9インチ・ディスプレイオーディオをRAV4として初採用。スポーティな走行のためのパドルシフトも設定している。

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