現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産新型「エルグランド」発表へ!? 14年目の進化ある? 刷新で何が変わる? 元祖高級ミニバンはどうなのか

ここから本文です

日産新型「エルグランド」発表へ!? 14年目の進化ある? 刷新で何が変わる? 元祖高級ミニバンはどうなのか

掲載 18
日産新型「エルグランド」発表へ!? 14年目の進化ある? 刷新で何が変わる? 元祖高級ミニバンはどうなのか

■14年目を迎えるエルグランドに変化のウワサ

 日産の高級ミニバンである「エルグランド」が一部改良を控えているようです。
 
 2010年の登場から14年以上にわたって販売され続けている「ご長寿モデル」に、どのような変更がおこなわれるのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! 次期「エルグランド」の画像で見る(30枚以上)

 1997年に登場した日産「エルグランド」の初代モデルは、それまでのミニバンのイメージをくつがえす上質感を持つことなどから、当時のユーザーから大きな人気を集めました。

 ただ、3代目となる現行のエルグランドは、2010年の登場以来1度もフルモデルチェンジがおこなわれていません。

 ライバルのトヨタ「アルファード」は、その間に2度のフルモデルチェンジを果たしており、性能面や機能面の差は確実に開きつつあります。

 そんなエルグランドですが、まもなく一部改良がおこなわれるようです。

 14年目を迎えるエルグランドは、どのような点が変更されるのでしょうか。

 関東にある日産販売店の担当者は次のように話します。

「今回の一部改良は、あくまで法規対応がメインです。

 詳細については不明な部分も多いのですが、内外装のデザインやパワートレインに大きな変更はないと思われます。

 なお、オーダー開始は2024年4月以降になると見られます」

 ここでいう「法規対応」とは、2024年5月よりバックカメラやリアパーキングセンサーなどの「後退時車両直後確認装置」を、現在販売されているすべてのモデルに備えることが義務化されることを指しています。

 現在、多くのモデルがこれに対応するための改良を進めており、エルグランドにおける一部改良もそうした流れのなかにあると言えそうです。

 ただ、一部改良に対するユーザーの反応は少々鈍いようです。

 前出の日産販売店担当者は次のように続けます。

「正直なところ、高級ミニバンを検討されているお客様は、アルファードやヴェルファイアへと流れてしまっており、エルグランドに関心を示されるお客様はそれほど多くはありません。

 そのなかでエルグランドをお求めになるお客様は、上質な内外装や走りの良さをご評価いただいています。

 しかし14年ものあいだフルモデルチェンジがおこなわれていないため、ライバルと比べるとどうしても古さが目立ちます。

 やはり、フルモデルチェンジは不可欠だと思います」

■次期エルグランドの登場はいつ? どのようなカタチに?

 ただ、今回の一部改良により、エルグランドは2024年5月以降も現行モデルが継続して販売されることがほぼ確実となりました。

 実際、関東にある別の日産販売店担当者は「エルグランドについては、少なくとも2024内にフルモデルチェンジやマイナーチェンジがおこなわれる予定はない」と断言しています。

 一方、「ジャパン・モビリティ・ショー2023」では、次期エルグランドを示唆していると見られる「ハイパー・ツアラー」と呼ばれるコンセプトモデルが出展されています。

 また、2024年3月25日に開催された日産の中期経営計画発表記者会見では、エルグランドのような大型のミニバンのシルエットが映し出される場面も見られました。

 こうした点を総合すると、日産がエルグランドのフルモデルチェンジをまったく検討していないわけではないようです。

 しかし、ハイパー・ツアラーは全固体電池を搭載したBEVであるとされていますが、日産は全固体電池を搭載した市販車の登場を「2028年度以降」と説明しています。

 仮にハイパー・ツアラーの市販版が次期エルグランドになるのであれば、その登場までにまだ数年の時間を要する可能性があります。

 そうなると、少なくとも2028年度までは現行モデルを「延命」させるということも考えられます。

 もちろん、ハイパー・ツアラーとは別のモデルとして、次期エルグランドが数年内に登場する可能性も否定できません。

 このように、次期エルグランドについての詳細はほとんど明らかになっていない状況です。

 ただ、かつて一世を風靡した「元祖高級ミニバン」のフルモデルチェンジを心待ちにしているユーザーは決して少なくないようです。

※ ※ ※

 エルグランドと並んで「ご長寿モデル」となっている日産「GT-R」は、2025年モデルをもって現行モデルの生産を終了することが明らかとなっています。

 電動化を積極的に進める日産にとって、電動車ではないエルグランドやGT-Rの生産を続けることは容易ではありません。

 しかし、エルグランドやGT-Rが非常に強いブランドであることも事実です。

 そのため、これらのモデルが将来電動車としては登場するのかどうか日産の選択に多くのユーザーが注目しています。

こんな記事も読まれています

日産の「“次期型”スカイライン」どうなる!? 超美麗な“新型スポーティセダン”「V Qe」は何を示すのか
日産の「“次期型”スカイライン」どうなる!? 超美麗な“新型スポーティセダン”「V Qe」は何を示すのか
くるまのニュース
日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超オシャレ! 日本市場“復活”期待の「新型コンパクト」どんなクルマになる?
日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超オシャレ! 日本市場“復活”期待の「新型コンパクト」どんなクルマになる?
くるまのニュース
日産が新型「和製スーパーカー」初公開へ! 1300馬力超えの「“R36型”GT-R!?」! “匂わせ”デザイン採用の「Hフォース」中国登場へ
日産が新型「和製スーパーカー」初公開へ! 1300馬力超えの「“R36型”GT-R!?」! “匂わせ”デザイン採用の「Hフォース」中国登場へ
くるまのニュース
日産「新型高級ミニバン」初公開! 全ドア「スライドドア」&フルフラットフロア採用! 次期型「エルグランド」と呼び声高い「Hツアラー」タイに登場
日産「新型高級ミニバン」初公開! 全ドア「スライドドア」&フルフラットフロア採用! 次期型「エルグランド」と呼び声高い「Hツアラー」タイに登場
くるまのニュース
日産が新型車「5車種」投入(日本市場へ2026年度まで)の中身全部予想と注文
日産が新型車「5車種」投入(日本市場へ2026年度まで)の中身全部予想と注文
ベストカーWeb
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
マツダが新型「ロータリースポーツ」登場へ!? 美しすぎる「和製スポーツカー」のスペックは?価格は? 期待高まる「アイコニックSP」どうなるのか
くるまのニュース
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
新型エルグランド大胆妄想!! アルファードに勝つために必要な性能と価格とは?
ベストカーWeb
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
日産「最後のGT-R」発売へ “R35型” 17年の歴史に幕… 再び消える「GT-R」はまだ「新車購入」できるのか
くるまのニュース
次期型「ステップワゴン」!? ホンダ「新型ミニバン」公開! “窓なし”「丸テール」が斬新すぎる! 新型「スペースハブ」にユーザーの反応は?
次期型「ステップワゴン」!? ホンダ「新型ミニバン」公開! “窓なし”「丸テール」が斬新すぎる! 新型「スペースハブ」にユーザーの反応は?
くるまのニュース
マツダ「ロータリーエンジン搭載ミニバン」がスゴい! 「RX-8」と“ほぼ一緒”の画期的モデルが存在! 実際に販売した超高性能車とは
マツダ「ロータリーエンジン搭載ミニバン」がスゴい! 「RX-8」と“ほぼ一緒”の画期的モデルが存在! 実際に販売した超高性能車とは
くるまのニュース
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
三菱「新型パジェロ」!? 登場“2026年”か!? 復活待望の「本格SUV」はタフ顔&高級感アゲアゲに? 大胆デザインの予想CG登場
くるまのニュース
マツダ新型「最大・最上級セダン」世界初公開へ!? “流麗”ボディがカッコイイ! 噂の新型「マツダ6」どんなクルマになる!? 中国で近日発表か
マツダ新型「最大・最上級セダン」世界初公開へ!? “流麗”ボディがカッコイイ! 噂の新型「マツダ6」どんなクルマになる!? 中国で近日発表か
くるまのニュース
ボディカラーに「ベージュ」採用するクルマが増加中! 「アースカラー」ブームの現状は?
ボディカラーに「ベージュ」採用するクルマが増加中! 「アースカラー」ブームの現状は?
くるまのニュース
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
トヨタが「新型モデル」世界初公開! クロスオーバー&SUV 2台同時に! 25年半ばまでに発売!? 「bZ3C」と「bZ3X」中国で登場
くるまのニュース
斬新“レッド内装”採用! ホンダ新型「“スポーティ”セダン」世界初公開! 異形ハンドル&特殊モニターに「カッコイイ」の声も!「GT」登場
斬新“レッド内装”採用! ホンダ新型「“スポーティ”セダン」世界初公開! 異形ハンドル&特殊モニターに「カッコイイ」の声も!「GT」登場
くるまのニュース
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
マツダ「新型“最上級”ステーションワゴン」!? まさかの「復活」に期待の声も! 次期「MAZDA6“ワゴン”」予想CGが「カッコイイ」と反響集まる
くるまのニュース
次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
次期「ハチロク」登場か 「新GR86」お披露目!? 1.6Lターボ&新MT採用で進化がヤバい! 既販&次期見据えた開発状況は?
くるまのニュース
「マジでカッコいい!」トヨタの大型SUV「新型フォーランナー」に高評価の声! 超タフな「次期型ハイラックスサーフ」のデザインに寄せられた反響とは
「マジでカッコいい!」トヨタの大型SUV「新型フォーランナー」に高評価の声! 超タフな「次期型ハイラックスサーフ」のデザインに寄せられた反響とは
くるまのニュース

みんなのコメント

18件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0560.0万円

中古車を検索
エルグランドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

408.2837.9万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.0560.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村