現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

ここから本文です

安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

掲載 更新
安くて楽しい クルマ好きも納得? スポーティな格安中古車、不人気車ねらい目

もくじ

ー 安さ重視 不人気車か大量流通車がねらい目
ー 運転が楽しい 低価格中古車の真打ち
ー 30万円が上限 楽しいクルマを探せる?
ー 自己責任で選ぶ!? 格安輸入車をチェック

登録済み未使用中古車、なぜ安い? 格安になるカラクリ 購入/下取りの注意点

安さ重視 不人気車か大量流通車がねらい目

新車の価格は全車共通だが、中古車は個々の車両によって金額が異なる。人気の車種やボディカラーは価格も高く、不人気車は販売しにくいから安くなる。

従って年式や走行距離の割に、価格の安い中古車を買いたいなら、不人気な条件の多い車両を選べば良い。

別の要素として、中古車市場の流通台数も影響する。多くのユーザーが欲しがる人気車でも、それ以上に流通台数が多ければ、供給が需要を上まわって価格を下げる。

逆に新車の販売台数が少ない個性的な車種でも、中古車の流通量が限られ、価格を高めることもある。

例えば中古車販売店によると「トヨタ・ランドクルーザーは、新車の販売台数が多いとはいえません。それなのに海外で人気が高く、中古車輸出も活発です。その結果、中古車の流通台数が需要に追い付かず、価格を押し上げています」という。

また「これに伴い、ランドクルーザーはお客様が売却する時の金額も高いです。3年後の売却額が、新車価格の60%以上に達することもあります」という。こういうクルマは、中古車を安く買いたいユーザーには不向きだ。

そこで運転を楽しめて、なおかつ中古車価格の安い車種を探してみたい。ランドクルーザーのような高値で売れる車種は話題になるが、逆のパターンは地味で、あまり取り上げられないのが実情だ。

運転が楽しい 低価格中古車の真打ち

先代トヨタ・ヴィッツ1.5RS(2010年式/50万円前後)

トヨタ・ヴィッツは現行型が3代目だが、最も商品力が高いのは、先代型の2代目になる。

2代目は初代の特徴を受け継ぎながら、内装、走行性能、さらに乗り心地やノイズまで、質感をミドルサイズ並みに高めた。

逆に注意したいのは現行型だ。2010年の登場だから、開発中にリーマンショックの影響を受けてしまい、コストを低減したから内外装やノイズに質の低さを感じる。

現行型の発売当初、販売店のセールスマンは「これでは2代目のお客様に、乗り替えの提案ができない」と頭を抱えていた。その後に数回の改良を行い、今の新車はどうにかマトモになったが、中古車には質の低い車両も残っている。特に3気筒の1ℓは、動力性能、ノイズ、さらに乗り心地も良くない。

この点を含めると、先代ヴィッツ1.5RSに注目したい。パワフルで機敏に良く曲がる。現行型が発売される直前の2010年に初度登録を受けた車両が良い。9年落ちで、走行距離が5~6万kmの車両が50万円前後で販売される。1.3ℓのRSなら35~40万円だ。

1990年頃までに製造されたクルマは、10年を経過すると劣化が目立ったが、2000年代以降は輸入車を含めて耐久性を高めた。2010年式のヴィッツも安心して使えるだろう。

スズキ・スイフト1.2RS(2012年式/60~70万円)

走りの良さで選ぶならスズキ・スイフトスポーツだが、中古車価格が高い。先代型の7年落ちで、走行距離が7万kmくらいの車両が90~100万円だ。

そこで1.2ℓのノーマルエンジンを搭載したRSを検討したい。RSは元々欧州仕様の足まわりを組み込んだ特別仕様車で、走りの素性は抜群に良い。5速MTも選べる。これなら7年落ちで走行距離が3万km前後の車両が60~70万円だ。

ベーシックなGなら、7年落ち/3万km前後で、40万円くらいに下がる。

スズキ・スプラッシュ(2012年式/50~60万円)

クルマ好きに注目して欲しいのがスズキ・スプラッシュだ。地味なコンパクトカーだが、ハンガリー製の輸入車で、足まわりも欧州仕様の設定になる。乗り心地は日本車では硬いが、機敏に曲がり、いかにも欧州のベーシックカーという印象だ。7年落ちで3万km前後の車両が50~60万円だから、あまり安くはないが商品力は高い。

ホンダ・フィット1.5RS(2012年式/80~100万円)

ホンダ・フィットは先代型でも1.5ℓのRSだと少し高い。先代型の7年落ちで、4万km程度の車両が80~100万円だ。スイフトスポーツに近い。またRSは全般的に走行距離が長いのも気になる。

ただしフィットはボディサイズの割に後席や荷室が広く、1.5ℓなら動力性能にも余裕がある。運転を楽しめて、なおかつファミリーカーとして使える実用性も備えるから、この価格でも割高ではないだろう。

30万円が上限 楽しいクルマを探せる?

ダイハツ7代目ミラ(2012年式/30万円以下)

ここでは中古車価格に30万円という上限価格を設定して、なるべく優れた中古車を探したい。究極的な格安中古車を考える。

2006年に発売された7代目ダイハツ・ミラは、2011年に初代ミラ・イースが発売された後も、5速MTを設定して販売を続けた。

ミラ・イースにMTがないためだが、ミラの運転感覚は抜群に優れている。操舵感と安定性を含めた車両の動きが素直で、走行安定性と乗り心地のバランスも良い。背景には設計上の狙いもあったが、一種の偶然も重なり、走りのレベルをさらに高めたようだ。

エンジンはあまり燃費を重視していないが、実用回転域の駆動力が高い。7年落ちのXやTXが30万円以下で販売され、隠れた逸品となっている。

スズキ・アルト・バン(2013年式/30万円以下)

30万円以下の中古車で面白いのが、先代スズキ・アルトのバンだ。6年落ちで、走行距離が1万kmに満たない車両を30万円以下で買える。5速MTも用意され、手を加えると楽しく遊べるクルマになりそうだ。

先代ミラ・イースXも、6年落ちで1万km以下の車両が同程度の価格になる。

マツダ・デミオ(2012年式/30万円以下)

先代マツダ・デミオは、中古車の流通台数が多く、新車時に大幅値引きで売られたこともあって中古車価格が安い。

走行距離が1~2万kmの車両なら、30万円以下で販売されている。この時代のマツダ車は、全般的に売却額が安く、中古車も低価格だ。安さの王様といえるだろう。

自己責任で選ぶ!? 格安輸入車をチェック

フォード・フィエスタ(2014年式/70万円前後)

輸入車でも、安さを重視するなら不人気車を選ぶのが鉄則だ。希少性が生じていない、明らかに安い車種を探す。

この条件に当てはまる車種は少ないが、皆無ともいえない。フォード・フィエスタ1.0エコブーストは、5年落ちで走行距離が3~4万kmの車両が70万円前後だ。

価格はフィットやヴィッツと同程度だが、欧州車だから走行安定性が優れ、操舵感も適度に機敏で峠道も活発に走る。欧州のベーシックカーの典型だから、運転していると欧州の道路環境が何となく分かる。これこそ輸入中古車の醍醐味で、フォード・フィエスタはクルマ好きの気持ちに刺さる買い得車だ。

ただし今はフォードが日本から撤退しているので、購入するならアフターサービスの現状と将来的な体制を確認しておきたい。

クライスラー・イプシロン(2014年式/50万円前後)

クライスラー・イプシロンは、格安中古車の主役といえるだろう。欧州ではランチア・イプシロンだが、日本ではクライスラーブランドで販売されていた。走行安定性や乗り心地が高いとはいえず、特徴のないコンパクトカーだが、外観のデザインは面白い。そして価格が際立って安い。

フィアット・パンダ(2013年式/70万円前後)

欧州車ではフィアット・パンダも安い。短いボディながら背を高くすることで、4名が快適に乗車できる。6年落ちが60~80万円だ。これも国産コンパクトカーに近い価格となる。

こんな記事も読まれています

サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
サインツ予選2番手「マクラーレンに勝ってタイトルをつかむため、最大限のポイントを獲得する」フェラーリ/F1第22戦
AUTOSPORT web
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
Auto Messe Web
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
【カワサキ×IXON】初コラボでジャケットを設定!2024秋冬から販売中!緑がチラチラ、かっこいい!  
モーサイ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
残す? それともクビ? レッドブル、ラスベガスでも大苦戦セルジオ・ペレス処遇を最終戦後の会議で決定へ
motorsport.com 日本版
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
4K映像 × EIS手ブレ補正機能搭載のバイク用ドライブレコーダー「AKY-710Pro」の予約販売が12月末スタート!
バイクブロス
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
悲願の「全固体電池」が実現間近! ホンダが2020年代後半の量産開始を目標にしたパイロットラインを初公開
THE EV TIMES
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
ホンダ『N-BOX JOY』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が登場
レスポンス
「えっ…ホント!?」マイ自転車に取り付ければ“電動アシスト化”! フル充電で約50kg走行する「P.Wheel」って何?
「えっ…ホント!?」マイ自転車に取り付ければ“電動アシスト化”! フル充電で約50kg走行する「P.Wheel」って何?
VAGUE
究極の新型「爆速ラグジュアリーSUV」実車公開! 史上最もパワフルな「新型ディフェンダーオクタ」が置かれたイベントとは
究極の新型「爆速ラグジュアリーSUV」実車公開! 史上最もパワフルな「新型ディフェンダーオクタ」が置かれたイベントとは
くるまのニュース
全長3.4m切り! ダイハツ「車中泊“特化型”軽バン」がスゴい! 超デカい2段ベッド×ちょうどいい感じの「シンプル仕様」! カスタムセレクト「コンパクトAS」どんなモデル?
全長3.4m切り! ダイハツ「車中泊“特化型”軽バン」がスゴい! 超デカい2段ベッド×ちょうどいい感じの「シンプル仕様」! カスタムセレクト「コンパクトAS」どんなモデル?
くるまのニュース
茨城県唯一の本格的石垣城砦「笠間城」に昂る!
茨城県唯一の本格的石垣城砦「笠間城」に昂る!
バイクのニュース
【ハーレー】カタルーニャサーキットでレース仕様ロードグライドのテスト走行を実施
【ハーレー】カタルーニャサーキットでレース仕様ロードグライドのテスト走行を実施
バイクブロス
えぇぇぇ!? 三菱製[軽スポーツ]が今めちゃくちゃ[アツい]って知ってた??
えぇぇぇ!? 三菱製[軽スポーツ]が今めちゃくちゃ[アツい]って知ってた??
ベストカーWeb
ダサカッコいいトヨタ「ハイラックス」はレトロ風味に味付け! ナンバープレート「1985」は自身の誕生年のほかにもうひとつ意味がありました
ダサカッコいいトヨタ「ハイラックス」はレトロ風味に味付け! ナンバープレート「1985」は自身の誕生年のほかにもうひとつ意味がありました
Auto Messe Web
緊急避難なら駐車違反が罰せられないなら「腹痛で路駐してトイレに駆け込んだ」ってあり? 違反が免除されるケースとは
緊急避難なら駐車違反が罰せられないなら「腹痛で路駐してトイレに駆け込んだ」ってあり? 違反が免除されるケースとは
WEB CARTOP
スズキ「スイフトスポーツ」生産終了!? 貴重な「めちゃ安いMTハッチ」今後どうなる! 最後を飾る「特別なスイスポ」12月登場も「次期型」のウワサは?
スズキ「スイフトスポーツ」生産終了!? 貴重な「めちゃ安いMTハッチ」今後どうなる! 最後を飾る「特別なスイスポ」12月登場も「次期型」のウワサは?
くるまのニュース
一体なぜ? 自賠責保険への加入が必須の理由とは
一体なぜ? 自賠責保険への加入が必須の理由とは
バイクのニュース
これはリアビューカメラ? ジャガー、次世代EVコンセプトの新たな画像を公開
これはリアビューカメラ? ジャガー、次世代EVコンセプトの新たな画像を公開
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

211.5233.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9318.8万円

中古車を検索
ヴィッツの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

211.5233.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.9318.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村