やはり、一番人気は中級グレードの234万9600円なのね! カクカクと四角いデザインで個性あり&超コスパよしのホンダWR-V。2023年12月21日の発表から「SUV界の主役に躍り出るのでは?」的な勢いのまま2カ月が経過。驚きの低価格をウリにするこのクルマ、グレード別の売れゆきが気になりますよね? なので、ホンダ広報部へ直撃取材してみたッ!
文・写真:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
標準装備だけで充分!! 一番人気グレードでわかったWR-Vの「爆安」ぶりに参りました!
■N-BOX上級モデルより安い209万8800円。それがWR-V!
四角い塊感あるスタイルが、ヴェゼルと異なるテイストを放っているWR-V。あ、価格帯もヴェゼルとは違いますね(Zグレード)
国産車、輸入車問わず、最近は出るクルマ出るクルマ、デカいクルマばかり。そんななか、ホンダ久しぶりの新規投入モデルは小さめSUV。ボンネットフードの厚みをはじめ、全体的に塊感漂うカクカクなスタイルが、このクルマの個性なんですよ。
全長4325×全幅1790×全高1650mmで、ヴェゼル(e:HEV プレイ)より全長が5 mm短く、全高が60mm高いというサイズ。
ヴェゼルとほぼ同じサイズだが、ホイールベースはヴェゼルより40mm長い2650mm。ここがWR-Vが格好よく見える理由! タイヤが四隅に備わり、どんと地に足(タイヤ)をつけて踏ん張っている感が漂うんです。
パワートレーンは1.5L、直4ガソリンのみで、FFのみだが、内装の質感は悪くなく、室内広々はホンダの得意技。
そのパワートレーンの部分もあり、価格設定は「激安」と言っていい。全部で3グレードあり、X=209万8800円、Z=234万9600円、Z+=248万9300円という価格。最も高いグレードでも250万円切り。やはり……、「激安」ですね。
■「受注台数ですか? 好調に推移しております」
手前が最上級のZ+グレードで、奥が中級のZグレード。ルーフレールガーニッシュなどの形状や色合いが違う
……という感じでWR-Vの横顔をお届けしたが、正式発表から2カ月以上経過の今。まずは受注台数がどんなものか、気になりますよね~。ホンダ広報部さん、そこんとこ、どうなんでしょ?
「そこはですね……。発売開始が2024年3月22日ですので、具体的な受注台数は今お答えできません。でも、好調に推移しております!」
おぉ。好調という言葉、いただきました~。そして、3グレードのなかでどれが一番人気なのか、受注数のなかでの割合を知りたいところ。
「Z(234万9600円)が55%で半分以上です。次いでZ+(248万9300円)が30%、X(209万8800円)が15%という順です」
おおおおぉ~。やっぱり、中級のZグレードが断トツ人気! 約210万円の「爆安」廉価グレードのXは確かに目を引くけど、タイヤが16インチでスチールホイール。このクルマの逞しさをやや削ぐ感じがするんスよ。
だから、本物に触れた筆者が「これしかない!」とイチ押ししたいのが中級のZグレード。標準装備を知れば、それもナットクです!
■オプション要らずの完璧さ。それがZグレード(234万9600円)
おおおお! これが標準装備をまとった中級のZグレード。これならオプション必要なしだね。この色はゴールドブラウン・メタリック。なんかシブい色合い
コスパ抜群を体感できる、Zグレードの標準装備。それの主なところをご紹介していこう。
上写真のとおり、格好よさが増すルーフレールガーニッシュ、フロント&サイドのアンダーガーニッシュが備わっており、LEDフォグライトも標準。タイヤは17インチで、アルミホイールは切削タイプ。「足元」をキメることは重要!
パドルシフトが装着され(これはXグレードも標準!)、本革巻ステアリングホイールに本革巻セレクトレバー。さらにはフロントドアアームレストがソフトパッドと、室内の質感がアップ!
加えて、Xグレードにも標準装備だが、マルチインフォメーション・ディスプレーと7インチ・デジタルグラフィックメーターが備わる。
どうですか。これらが標準装備で234万9600円なら……、とってもいいじゃないか! オプションなんか付けなくても充分。「WR-Vが超コスパよし」と言い放っているワケはここにあるんですよ!
ちなみに最上級のZ+グレードは何が違うかというと、グリルの色調と、ルーフレールガーニッシュやサイドアンダーガーニッシュなどのデザインと色合いが違う。それが主な相違部分なんです。
■一番の人気色も一番似合うと感じる色も、ホワイトパールなんじゃ
ひゅ~! 筆者が叫びたいほど推したいホワイトパールのWR-V。リア・ブリスターフェンダーの膨らみ具合もいいですね!
最後にホンダ広報部から、受注数のなかでのボディカー別割合も教えてもらったので紹介したい(ボディカラーの正式名称は割愛します)。
ホワイトパール:35%、ブラックパール:28%、グレーメタリック:18%、レッドメタリック:11%、ブラウンメタリック:8%……という割合。
やはり白、キター! 愛車を売る際、一般的に高値がつくとされるホワイトとブラックが1~2位というのはある意味想定内の結果だが、このクルマがステキに格好よく見える色は、奇しくもこの2色なんですよ。「WR-V好きを自認する」筆者が日頃からそう思っているから間違いなし!(←言い過ぎですかね)
そんなわけで、WR-Vとのカーライフを送るなら、Zグレード(234万9600円)のホワイトパールボディを購入するのがオススメ! と、アツく伝えたいです。と言いつつも、ま、ボディカラーは自分好みがいいですよね……。
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みんなのコメント
1500㏄と2000㏄の違いを考慮すれば、カローラクロスの方がむしろ割安というのも確かに頷ける。
ただ、カローラクロスは全幅が1800㎜を超える。この全幅が(車庫や駐車場・周辺道路事情の関係で)気がかりという人が結構いるのでは。
あと、トヨタよりもホンダが好きなホンダファンも一定割合存在するかと。
そういう自分は、車体サイズの割に車高も高く居住性が良さそうなWR-V派です。