29歳で、中古のフェラーリを購入したGQ JAPANライフスタイル・エディターのイナガキが、ひょんなことから35年落ちのシボレー「コルベット」を増車した! 第11回は、プロショップに持ち込んだお話。
気付いたらコルベットのお客さんが増えちゃった
俳優・永山絢斗の“ヤングタイマー”探訪記第2部「少年探偵団編」のVol.27──マツダ・ロードスター(2代目)
わがコルベットは盛大に白煙を噴いたり、「SERVICE ENGINE SOON」という警告灯が点灯したり、と、何らかのトラブルを抱えている。
5月28日に富士スピードウェイ(静岡県)でおこなわれた「CHEVROLET FAN DAY 2022」に参加したとき、わがコルベット見たベテランC4オーナーの方々から「このままではマズいことになるよ」とのアドバイスをいただいだ。
「ここに持っていけば直るから」と、埼玉県戸田市にある「PACIFIC COAST HWY(パシフィックコーストハイウェイ)」を紹介くださった。愛車の修理をどこに持ち込めば良いか悩んでいたので、まさに渡りに船だった。
6月上旬、自宅から「PACIFIC COAST HWY」を目指し、コルベットを走らせていると見覚えのある景色が……大学時代の4年間を過ごした、戸田ボートコースの近くだったのだ。まさか戸田で、“オール”ではなく“コルベット”のステアリングを握るなんて思いもよらなかった。
ショップに到着すると、コルベットのプロショップというだけあってさまざまなモデルがあった。
「コルベットの専門店というわけではないんだけどね。アメ車のショップとしてオープンしたんだけど、気がついたらコルベットのお客さんが増えちゃって……」
こう話すはショップの代表を務める大山崇さん。マツダのメカニックとしてキャリアをスタートしたあと、在日米軍基地内で車両整備に従事。その後、縁あって渡米し、アメリカで経験を積む。そして日本に戻り、「PACIFIC COAST HWY」をオープンした。
アメリカ車をアメリカで整備した経験を有するメカニックは、日本では、ほとんどいない。CHEVROLET FAN DAY 2022で、「大山さんのところに持っていけば間違いない」と何人もオーナーが口にしていた理由がわかった気がする。
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大山さんいわく、C4コルベットでも前期モデルはほとんど入庫しないそうで、ましてやヤナセの正規輸入物なんか“超希少”という。ちなみに、PACIFIC COAST HWYに駆け込むC4コルベットは高性能版の「ZR-1」が多いという。
ZR-1が搭載するエンジンは、当時GM傘下にあったロータス・カーズによって設計・開発されたもので、なかなか整備が大変らしい。日本で現在、まともに整備出来るショップはほとんどないそうだ。
とはいえ、わがコルベットのL98型はZR-1のエンジンに比べれば整備性はかなり良いという。とりあえず、白煙の状況を伝えると「それはおそらくオイル下がりだろうね」とのこと。
とりあえず、状況を確かめるべくわがコルベットを運転してもらう。
「思っていたよりも状態はイイね。正直、状態がヒドイかもしれないと思っていて、そのときは『もう廃車にしたほうがいいよ』と言うつもりだったんだよね。でも、それだと連載終わっちゃうから困るよね(笑)」
大山さんいわく、乗り心地の硬さもステアリング・フィールも「こんなもの」らしい。むしろ、1987年型の前期モデルで、これほどちゃんと走る個体は珍しいという。購入価格を伝えると「ま、そんなところだろうね。今、C4も相場が上昇しているし」とのこと。どうやら、現状販売の35年落ちコルベットは悪い買い物ではなかったようだ。
工場に戻ってから、今後の整備について訊くと「オイル下がりが原因だろうから、バルブステムシールなどを交換すれば直るでしょう」。ほかにもいくつか交換しなくてはならない部品があるそうだ。
となると、修理費用は結構な金額になるのかもしれない……。
「50万円ぐらい、みておけばいいでしょうかね……?」
「そんなに掛からないから大丈夫(笑)」
どうやらフェラーリの整備費用感覚が抜けていないらしい。大山さん曰く「予想の半額以下だと思うよ」との心強い言葉が。
35年落ちC4コルベットを維持していく勇気が湧いてきた!
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