北米SUBARUが悪路での走破性を強化した「フォレスター・ウィルダネス」を公開。タフに使える専用パーツを豊富に装備
SUBARUの北米部門は2021年9月2日(現地時間)、人気SUVのフォレスターをベースにオフロード性能を強化した新グレードの「フォレスター・ウィルダネス(Forester Wilderness)」を2022年モデルとして発表した。
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今回発表されたフォレスター・ウィルダネスは、本年3月にデビューした「アウトバック・ウィルダネス」に続く、ウィルダネス・シリーズの第2弾となるモデルで、安心感や走りの愉しさといった、フォレスターが従来から提供し続ける価値はそのままに、タフでラギッドなキャラクターに磨きをかけたデザインと、走破性や機能性の強化により、SUVとしての個性をいっそう際立たせたことが特徴である。
まず外装では、ボディ全周に渡ってブラックカラーのプロテクションパーツを装備。立体的な造形でたくましさを表現するとともに、車体を保護する役割も兼ね備える。また、標準仕様に対して幅を約20mm拡大したルーフレールを装着。最大積載量を増やすとともに、片側3カ所のレッグ部分にそれぞれロープ穴を設けて機能性を強化し、合わせてレッグ部分にアナダイズドイエローのアクセントカラーを配してファッショナブル性を強調した。
内包するインテリアは、キャビン全体をブラックとグレーのダークトーンでシックにコーディネートすると同時に、アナダイズドイエローのアクセントを施してウィルダネスならではの個性を主張。また、シート表皮には撥水性のある素材のStarTexを採用し、アウトドアでも気兼ねなく使える機能性を確保する。さらに、前ヘッドヘッドレストにはエンボス加工で“SUBARU WILDERNESS”ロゴを配した。
パワーユニットには、FB25型2457cc水平対向4気筒DOHC直噴ガソリンエンジン(182hp/176lb-ft)を搭載。トランスミッションにはレシオカバレージを拡大し、ファイナルギア比をローギア化したリニアトロニック(フル電子制御CVT)を組み合わせ、標準モデルに対して低速時のトラクション性能を強化する。また、空冷オイルクーラーを追加することで、標準モデルの2倍に当たる3000lbs(約1360kg)の牽引能力を実現した。
足回りに関しては、サスペンションに専用コイルスプリングを採用することで最低地上高を9.2インチ(約233mm)にまでアップして、悪路での走破性を向上。また、コーナリング時のロール角を抑制するセッティングを施し、オンロードでのスポーティな走りも両立する。さらに、シューズには不安定な路面でも高いグリップ力を発揮するオールテレーンタイヤ(Yokohama GEOLANDAR)を装着した。
なお、フォレスター・ウィルダネスの日本への導入に関しては、現在のところ正式なアナウンスはない。
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