所有歴は26年、総走行距離は33万km強
そのボディカラーから「水色号」と呼んでいる1974年式のアルファロメオ GT1600ジュニアは、1998年8月21日に購入し、いまでも取材および日常の足としてフル活用。親しみを込め、旧車ではなく「働くクルマ」と呼んでくれる人までいる。現在の総走行距離は33万km強なので、今後の目標は地球から月までの距離となる38万kmだ。
7年前の夏までは、ただ単に所有しているだけで、取材の足として使う機会が少なかったが、いつも旧車の撮影でお世話になっている趣味車専門店の社長さんにクラシックカーラリーに参戦してみないか? と誘われ、水色号で北海道に遠征。この機会によって旧いアルファロメオの走りのよさを再確認し、もうそこからはクルマ旅の面白さに心酔してしまって、酷暑の日も豪雨の日も強風の日も50年前に生産されたエアコンの無いイタリア車で走り続けている。
水色号を1998年に購入したので、すでに所有歴が26年になるが、アルファロメオという名のイタリアのクルマのことが好きになったのはもっと前のことで、高校生になって原付の免許を取り、ヤマハの50ccをいろいろ買った頃から4輪で乗るならカロッツェリア・ザガートがデザインしたジュニアZだな、と思っていた。
高校を卒業し、大学生になってからもジュニアZへの想いが消えることはなく、ずっと憧れ続けていたが、18歳で普通自動車の第一種運転免許を取り、クルマを運転できるようになったものの、いきなり、わずか1510台しか生産されていない稀少かつ高価なアルファロメオを買えるだけの軍資金が手元にあるはずもなく、まず、中古の日産マーチターボを買って、それにしばらくのあいだ乗っていた。
「子供の頃に憧れていたことを叶えてあげる」──フォトグラファー澤村洋兵の生き方と愛車グロリアワゴンの関係【フォトエッセイ】
かつて若者といまの若者
大学卒業後、家の近くの個人商店(高校時代の友人の父親が経営)でアルバイトをしながら自動車雑誌のエディター/ライターになるチャンスを窺い、27歳のときに趣味系雑誌をたくさんリリースしている出版社の契約社員になることに成功。
アルバイトで貯めたアルファロメオ貯金と出版社の給料と合わせたら軍資金が200万円ほどになったので、すぐさまアルファロメオを購入したが、稀少なジュニアZは維持するのが大変そうなのでGT1600ジュニアをチョイス。このときに買った1974年式のクルマのボディカラーを赤→白→水色にチェンジし、いまでも乗っているのであった。
マーチターボを売って、GT1600ジュニアを買ったので、オンタイムもオフタイムも旧いアルファロメオに乗るというカーライフが27歳のときにスタートしたが、あれから26年という月日が経過し、かつては若者だった筆者も53歳になってしまった。
現在、ウレシイことに息子・娘世代の旧車オーナーが増えているので、水色号で訪問し、27歳のときの気持ちを思い出しながら彼ら彼女らのリアルな声をお伝えすることにしよう。
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