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スバル新型「レヴォーグ」の全貌が明らかに! スペック・価格・燃費を徹底解説

掲載 更新 13
スバル新型「レヴォーグ」の全貌が明らかに! スペック・価格・燃費を徹底解説

■コクピットのような先進的な内装に進化する新型レヴォーグ

 スバルのステーションワゴン「レヴォーグ」がフルモデルチェンジして、2代目に生まれ変わります。

【画像】コクピットみたいな内装! 超進化した新型レヴォーグをチェック(34枚)

「レガシィ ツーリングワゴン」の後継モデルとして2014年にデビューした初代モデルから6年が経過し、2代目へと進化する新型レヴォーグはどのようなモデルなのでしょうか。

 新型レヴォーグは、これまでスバルに継承されてきた「グランドツーリング思想」に加え、「革新性」を超えて、さらなる高みを目指して開発されました。

 外観のデザインはキープコンセプトとしつつ、スバルのデザインフィロソフィー「ダイナミックソリッド」の進化系である「BOLDER(ボールダー)」を量産車として初めて採用しました。

 ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm(参考値)と、従来モデルに比べて全長は65mm、全幅は15mm拡大しています。

 フロントデザインは、ヘキサゴングリルをより明確な六角形とし、ボクサーエンジンのピストンをモチーフにした「コの字」のヘッドランプを小型化して外側に配置することでワイド&ローを実現。なお、ヘッドランプはポジションランプとターンランプを切り替える機構を採用しています。

 さらに、ヘキサゴングリルを起点とするキャラクターラインは、ボンネットフードやヘッドランプからサイドを通ってリアに回り、リアを絞り込むことで塊感のあるスタイルとしました。

 リアのコの字のコンビネーションランプもフロントと同様に車両外側に配置し、ブラックのパーツでつなげることでワイド感を強調しています。

 ボディカラーは、「クリスタルホワイトパール」「アイスシルバーメタリック」「マグネタイト・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」「クールグレーカーキ」「ラピスブルー・パール」「ピュアレッド」「WRブルー・パール(STIスポーツ専用)」の全8色が用意されました

 内装は先進的なデザインになり、12.3インチフル液晶メーターと11.6インチセンターインフォメーションディスプレイの採用により、スバル最先端のデジタルコクピットを実現しました(「アイサイトX」グレード)。

 インテリアは、横方向に伸びやかでスポーティなインパネとし、エアコンの吹き出し口などにも洗練されたデザインを採用することで質感を高めています。

 フロントシートは触り心地が良く、適度なクッション性で骨盤をしっかりと支えるとともに、体幹をまっすぐに維持することによって、疲れにくいシートを採用。横Gがかかるようなスポーティなドライビングでも、肩部とクッションがドライバーを支えて運転姿勢を崩さない形状となっています。

 ボディサイズの拡大により余裕のある後席空間を実現するとともに、従来モデルから装備されている後席リクライニングやアームレストに加え、USBポートや空調の吹き出し口も新たに採用することで、ロングドライブでの快適性を向上させました。

 荷室も広く確保し、従来モデル比で開口部は30mm、中央部は20mm拡大するとともに、サブトランクは1.7倍の大容量としました。

 リアゲートは、中間グレードと上級グレードに「ハンズフリーオープンパワーリアゲート」を採用。スバルエンブレムに手をかざすとリアゲートが自動でオープンし、荷物で手がふさがっているときなどに便利な機能を搭載しています。

■177馬力の1.8リッターターボエンジンは燃費も良好

 新型レヴォーグの走りは、次元が違うレベルに到達したといえるほど進化しました。

 新世代の走りを実現する「スバルグローバルプラットフォーム」にフルインナーフレーム構造を組み合せ、接着剤範囲拡大や樹脂リンフォース採用などにより、ボディ剛性が大幅に向上しました(ねじり剛性は従来モデル比+44%)。

 さらに、滑らかかつダイレクトで、応答遅れのないステアフィールを実現する「2ピニオン電動パワーステアリング」をスバル初採用。

 ロングストローク化したサスペンションが乗り心地向上に寄与するとともに、マスオフセットを低減し、正確で応答性が高く、すっきりとしてステアフィールを実現しました。

 空力アイテムとして、高速安定性を向上させる「エアアウトレット」(スバル初)や、空気抵抗を下げる「マッドガードスリット」(スバル国内初)などを取り入れています。

 パワーユニットは、最高出力177馬力(従来モデル比+7馬力)、最大トルク300Nm(従来モデル比+50Nm)を発生する1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジン「CB18」と新型リニアトロニックCVTを採用。駆動方式はAWD(常時全輪駆動)です。

 低回転から発生する強大なトルクで、高速道路の合流や追い越しなどで気持ち良い加速を実現するとともに、ストップ&ゴーが多い街乗りでも軽快な走行性能としました。

 さらに、リーン燃焼技術で燃費性能を向上させ、WLTCモードは17インチ車が13.7km/L、18インチ車が13.6km/Lとレギュラーガソリン仕様とすることで、経済性にも優れています(いずれも参考値)。

 先進安全性能として新世代アイサイトを搭載し、広角化したステレオカメラや前側方レーダー、電動ブレーキブースターを標準装備し、幅広いシーンで衝突回避をサポートします。

 衝突回避の新機能として、「プリクラッシュステアリングアシスト」と「前側方プリクラッシュブレーキ・前側方軽快アシスト」や、車線変更・逸脱時に、隣接する車線の接近車両を検知し、警報とステアリング操作をアシストする「エマージェンシーレーンキープアシスト」をスバル国内初搭載しています。

 加えて、準天頂衛星やGPSからの情報と、3D高精度地図データを利用した自動車専用道路での先進運転支援システム「アイサイトX(エックス)」が新たに設定されました。

 高速域では、カーブ前や料金所前で減速制御したり、「アクティブレーンチェンジアシスト」、渋滞時は、「渋滞時ハンズオフアシスト」や「渋滞時発進アシスト」をスバル初搭載しています。

 さらに、「ドライバー異常時対応システム」といった最高峰の先進運転支援機能が装備されます。

 コネクティッドサービスもスバル初導入され、これまで以上に安心・安全なクルマに生まれ変わりました。

※ ※ ※

 新型レヴォーグのグレードは、エントリーグレーの「GT」、中間グレードの「GT-H」、最上級グレードの「STIスポーツ」という構成で、予定価格(消費税抜)はGTが280万円台、GT-Hが300万円台、STIスポーツが330万円台とされています。また、全グレードに「アイサイトX」搭載グレードが設定されます(35万円高)。

 STIスポーツには専用の内外装が与えられるとともに、電子制御ダンパーをスバル初採用し、上質な乗り味とスポーティな走りを両立。さらに、ボタン操作ひとつでクルマのキャラクターを変更できる「ドライブモードセレクト」も初めて搭載されました。

 ドライブモードセレクトは、これまでの「SIドライブ」の制御だけでなく、パワステやダンパー、AWD、アイサイト(ACC)、エアコンなどが、4つのモード「コンフォート/ノーマル/スポーツ/スポーツ+」で切り替えられます。

「コンフォート」モードでは、乗員の上下振動を従来比43%低減し、高級車並みの乗り心地と快適性を味わる一方「スポーツ+」モードは、スポーツカー並みの操縦安定性とトルク感、ダイレクト感のある走りを実現するなど、複数のクルマの性能を1台に併せ持った機能を搭載しました。

 新型レヴォーグは2020年8月20日から先行予約を開始し、発表は同年10月15日の予定です。なお、納車は年内となる見込みです。

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みんなのコメント

13件
  • スタイルとエンジンは良いのだから、もう少し燃費が良いともっと売れるんじゃないのかな?
  • サイズを大きくしてしまいましたね。
    吉と出るから凶と出るか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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